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遅少年と早少女  作者: 粉巻 まひる
プロローグ
4/25

その相談、不可解。

私こと「仲里遊菜」は、ゲームシナリオライターとして働いている。まぁ、主にだが。最近は、自分でもゲームを作っている。

何かと私の友達は、ゲーム関係の仕事に就く人が多い。特に、ゲー代になる人が飛び抜けている。最近出来た仕事らしく、ゲーム好きにはたまらなく嬉しい仕事みたいだ。私もゲー代になりたかったのだが、友達に「遊ちゃんはゲーム作る方が向いてるよー」と言われたため、変更。最初は、「ゲームにしかとりえがないから」と思い心配していたのだが、それは違ったみたいで、「ゲーム関係にしかとりえがない」らしい。だから、シナリオライターでも、大丈夫なわけだ。



ある日、ゲー代の友達が相談してきた。

「遊ちゃん!私の代わりに、ゲー代の仕事してくれない?」

「な、何故だ?」

「ちょ、ちょっと用事がねー」

「怪しいー?」

「ま、ま、ま。一つやってくれればいいからさっ!」

一つのゲームソフトを置いて、その場からそそくさと逃げていく友。

「ちょっと、待てぇ!」

「じゃね!」

バタン!とドアが閉められた。

「きっと、デートとかなんだろうな」

はぁ、と溜息をつく。置かれたゲームソフトを手に取る。どうやら、最新のゲーム機器「ダイル」を使うらしい。

「アレ苦手なんだが」

そう言いつつも、ソフトを入れて頭に装着する。

「戦闘ゲームじゃないことを祈る!」

そう願って、電源を入れた。

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