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遅少年と早少女  作者: 粉巻 まひる
ゲーム開始
12/25

その少女、不運。

最強、と思ったのだが、やはり、そう簡単にはいかないのだった。

よく見ると、下に小さな米印があり、「レベルによって威力が全く違います」と書かれていた。全くって、それほどまで変わるのか!試しに叫んでみた。

「炎出る!」

ポッ。マッチくらいの威力の炎が指先から地面へ飛んだ。うわー。絶対使えないじゃん。

どうしようか、と悩んでいたら、木が少なくなってきた。街か?街がくるのか?

「……。」

崖だった。下の方を覗く。おおお!海か。うん、落ちたら確実に死ぬな。こっちの方向は間違ってたのか。

私は逆方向を向いて歩き出した。




数分後、辿り着いたのはまたもや崖だった。

「……。」

きっと、そういう地形に設定してたんだろうな。

次は右に向かって歩き出した。




崖だった。

「おらぁぁ!ゲーム作った奴、出てこい!殴り飛ばしてやる!」

私の声が、森に響いた。

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