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その少女、不運。
最強、と思ったのだが、やはり、そう簡単にはいかないのだった。
よく見ると、下に小さな米印があり、「レベルによって威力が全く違います」と書かれていた。全くって、それほどまで変わるのか!試しに叫んでみた。
「炎出る!」
ポッ。マッチくらいの威力の炎が指先から地面へ飛んだ。うわー。絶対使えないじゃん。
どうしようか、と悩んでいたら、木が少なくなってきた。街か?街がくるのか?
「……。」
崖だった。下の方を覗く。おおお!海か。うん、落ちたら確実に死ぬな。こっちの方向は間違ってたのか。
私は逆方向を向いて歩き出した。
数分後、辿り着いたのはまたもや崖だった。
「……。」
きっと、そういう地形に設定してたんだろうな。
次は右に向かって歩き出した。
崖だった。
「おらぁぁ!ゲーム作った奴、出てこい!殴り飛ばしてやる!」
私の声が、森に響いた。




