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その少女、弱気。
気がつくと、森の中だった。
「なぁー!?何故ー!?」
このゲームのシナリオを考えた奴、ぶん殴りたい。そう思った。
普通、街や村から始まるであろう!?そこで装備とかアイテムを購入して、ダンジョンに出るだろだろ?それなのにそれなのにぃー!
「うぅっ」
ただでさえ、戦闘ゲーム苦手なのにぃー。
そう思いつつも、何処かに向かって歩き始める私。道が全くないため、勘で歩いている。
ふと、メニュー画面を開いてみた。武具が装備されていない。魔法使いを選んだからだろうか?使える魔法は何かを探してみる。
「ない……だと!?」
一つも無かった。これ、死ぬんじゃないか?すると、目の前に矢印が現れる。矢印に従って歩いていくと、本が落ちていた。
表紙はボロボロで紙の色も黄ばんでいる。恐る恐る拾い上げてみる。すると、目の前に画面が現れる。
「魔法の能力を手に入れました」
は?メニュー画面を確認。あ、魔法が使えるようになってる。これ、もしかして魔法の書とか?魔法の使い方を確認する。どれどれ、したいことを叫ぶだけ……。え?これだけですか?え、じゃあ、私……。
「最強ではないか?」
ボソッと呟いた。




