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遅少年と早少女  作者: 粉巻 まひる
ゲーム開始
10/25

その少年、危機一髪。

「くっ」

避けられない。そう思った俺は、止むを得ずガードすることに。

ガンッ、という音と共に身体中に衝撃が走る。骨がきしむ音が聞こえる。

なんて、力だ。人間かよ本当に。あ、ゲームか。ってか、人間とは限らねぇし。ゲームだから。

「おらおらおらぁ!」

またもや、連続攻撃を仕掛けてきたので、咄嗟に避ける。

「ちょこまかしやがって。これでシメーだ」

拳を上に向ける門番。必殺技がくるな、こりゃ。

「俺の最大魔法、ファイアフレイムでしめてやる」

ま、魔法使えんのかー!?そんなのありか!?んー、ありだな。というか、よくありそうな必殺技だな!

ブワッと門番の拳を真っ赤な炎が包む。熱くねぇのかな?って、俺何考えてんだ!

「行くぜぇ!」

スピードはさっきの速さのままで、威力は上がっている。避けられなかったら、ゲームオーバーだな。

身を翻して、避ける。さすがにきつくなってきた。そして、何回かよけた頃、足を滑らしてしまった。体勢が崩れる。

「ヤバッ」

ニヤッと門番が笑った。

あーあ。最初からやり直しか。やり直しなんて、数年ぶりだぜ。くっそ!悔しい!諦めて、瞼を閉じようとした途端、


「効力解除っ!」


後ろから何やら可愛らしい声が聞こえた。

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