此の世界
どうも、更新が遅れてすみませんなんとか時間作って更新してくので見ていてください!
次に目を覚ますと薄暗い部屋のベッドに居た。
どうやらここはさっきの人の家の中らしい
「そういやなんで俺気絶なんて…っ!そうだ!俺の首に!」
俺は気絶の原因を思い出し慌てて首を触る。
「良かった。首、なんともない」
しかし考えてみると俺の首に剣を突き出すなんてあの女どうかしてる。
そもそもなんでソウサクシャと言っただけで手荒な事をされたのか全く見に覚えがない。
こんなの命が幾つあっても足りないな
「まっ、俺はもう死んでるんだけどな」
ボソっとつぶやいたあと俺は自嘲気味に笑った。
「で?あんたの目的は何なの?」
「どわぁぁ!!」
突然横から聞こえた声に俺は悲鳴を上げる。
「そっ村長!可哀想っすよ!」
見ると先ほどの門番のナイトと俺を気絶させた張本人が居た。
「ふんっ!ソウサクシャってんだから最初からあたしのこと気付いてたはずだろ!驚いた振りなんでしちゃってさ!わざとらしい!」
普通に驚いただけなのに酷い言われようだな。
「村長ぉ〜、こいつはさっきも言ったけどあいつらとは違うって!こっちに来たばっかでなんも知らないんすよ!」
ナイトが俺の事をかばってくれている。
「…で?あんたホントにソウサクシャなのかい?」
急に真剣になって聞いてきた。
「えっと、はい。書いてあってんで多分ソウサクシャで合ってます。」
頭の中に書いてあったからこれは間違いないだろう。
「というか、ソウサクシャって一体なんなんですか?」
すると女性ははぁ〜とため息を着いてからしばらく考える素振りを見せた。
聞いちゃいけないことだったか?
「あっムリにとは「わかった、あんたは悪いやつじゃなさそうだね。」」
なんか見事にかぶされたな。
「まずは自己紹介からね。あたしは、シオリ=ミズシマ。えっと18歳よ。…死んだ歳はね」
んっ?最後聞こえなかった。ってちょっと待て!
「18歳って一個上!?」
俺の一個上で村長って…
よくよく見ると綺麗な女性だ。茶色のがかった長い髪を後ろで束ねていて、少し切れ目な眼は凛とした雰囲気を出している。身長は163センチと平均より高い感じだった。
「んじゃ。俺はナイト=メルイン。27歳だな。」
ナイトは、27歳の割に好青年な印象を持つがっちりしたガタイしている。それに一番のチャームポイントはその赤い髪だろう。
最初は染めているのだろうと思ったが、地毛らしい。
こっちは俺よりもはるかに上だったか。でもその年齢で18歳に敬語使うのって…
「えっと俺は如月秋斗。17歳。って言っても死んだ時の年齢だけど」
「んっ、アキトだな。それとこの世界では漢字なんて使うやついないからあんたの名前アキト=キサラギにしたほうがいいよ。」
どうやらこの世界には世界中の死んだ人がいるから漢字なんてマイナーな文字らしい。
「…ところでアキト。ここがどういう場所か知ってるの?」
突然シオリさんはそんな質問をしてきた。
「どういう場所?えっと天国かなんかですか?」
ストレートに言ってみる。
「あながち間違ってないけど違う。…ここは無くした物を取り戻す場所。」
無くした物を?それってどういう…
「なら君はどうして人の体は死ぬと動かなくなると思う?」