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虹の彼方へ  作者: みかん
9/11

彼方

パーティーの後はみんなで片付けをして部屋に戻った。


神楽と如月はbossとミーティングがあるからって隣の部屋へ。


アタシと璃音はベランダに出て神楽コーヒーを飲みながら星空を眺めていた。


話す内容はいつもと変わらず至って他愛も無いコト。


だけど今夜は特別だった。


もう最後なんだなって、どうしようもなく感慨深いモノがあって。


ココで星空を眺めるってのも何だかモーレツに切なく思えてきて。


どさくさに紛れて上を見てるのをイイコトに、ちょっと涙を堪えてマス。


話は全く尽きず、気が付くと夜が明け始めていた。


日の出をみるなりなぜか2人で大あくび。


2人で笑い合い、璃音の一言でベッドに入った。


「寝よっか?」


よっぽど璃音には日の出が睡眠導入剤になったのか、すぐに眠ってしまった。


アタシはコーフンしていて、なかなか眠れない。


璃音の寝顔を見ていた。


ウルウルしながら…。


ぬっっっっっ?????


ペンダントが激しく点滅している。


一瞬にして緊張が全身に駆け巡る。


静かにベッドを抜けて、音を立てないようにベランダ経由で隣の部屋に急いで向かう。


途中だった。


突然周りのモノ全てが歪み始めて、地震でも起きてるのかってくらいに足元がおぼつかなくなっちゃって。


気付いた神楽が駆けつけてきてくれた。


神楽が差し出した腕に掴まろうとするんだけど届かなくて。


伸ばした手の指先がまた透けてきて。


「妃杏様!!」


わずか数cmのハズの神楽の指先が全然届かない。


どうして?


次第に神楽の姿まで歪んでいく。


『神楽!?』


呼んでもムダだった。


視界の歪みはいつの間にか真っ黒な空間に変わっていた。


『神楽?』


言い知れない恐怖感。


喉はカラカラ、心臓は驚異的にバクバク、全身ガクガク、息も出来ないほど苦しい。


ストーンは激しく点滅したまま。


でも、必死に握り締めて神楽の名前を呼ぶ。


【妃杏様!PPに触れて下さい!!】


神楽!?


神楽の声が聞こえる?。


幻聴??


何でもイイ!!


藁にもすがる思いでPPに触れた。


するとPPから光がまっすぐに真上に延びていった。


光が天高く延びると、ブレスレットからも光が放たれた。


その光が周りを照らして、周りの景色がはっきり見えた。


その瞬間、アタシは愕然とした。


アタシは“あの服装”のレジスタニアにぐるり一周取り囲まれていたのだ。


全身の血の気が引いた。


恐怖で体が凍り付いた気すらした。


どうしたらいいの??


「なぜあの地下室のコトを知っていたんだ!!あの地下室が消えて無くなってしまったせいで、琉雅様が壊れてしまったではないか!!」


マスクで隠れていて分からないけど、レジスタニアの中から声が聞こえた。


“サーッ”って音が聞こえるくらい、アタマが真っ白になった。


『ふざけないで!!お兄様はアナタ達やデッドストーンに操られているだけなのよ?壊れたのはアタシのせいじゃなく、操っていたアナタ達のせいじゃないの!!!!!』


口が勝手に動いていた。


自分が一番仰天した。


こんなコト、本人達を目の前にして言えちゃうなんて…。


「琉雅様は我々に操られてなどいない。琉雅様はデッドストーンに導かれた御方なのだ。我々は琉雅様をお支えしているだけだ」


何かでアタマを物凄いスピードで殴られたみたいだった。


首がガクンてなるかのようなダメージ。


“デッドストーンに導かれた”


ショックでショックで仕方無かった。


言い様のない、余りにも強烈過ぎる、怒りすら覚える感情。


「ふざけないで!!何が“導かれた”よ。冗談じゃないわ!!!お兄様を返して!」


力の限り叫んだ。


レジスタニアの1人が腕を振り下ろした瞬間、何かが空から降ってきた。


デッドストーン??


え゛ぇぇぇ?????


アタシの指先が再び透け始めてきた。


物凄いスピード!


足元も透けてきている。


いゃぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!


あっという間に手も足も透けていく。


ストーンを掴んでいる感覚はまだある。


お願い!!!アタシはお兄様を助けたいの!!!!!


ただそれだけなのぉぉぉ!!


【妃杏様!!!!!】


神楽?????


神楽の声がしたと思ったら、降り続けていたデッドストーンが急に消えて、アタシのストーンが眩い光を放ち、辺り一面をその光で覆い尽くした。


あまりの眩しさに、目を閉じてしまった。


光が収まったような気がして目を開けると、またベランダに戻っていた。


『妃杏様?』


がぐら゛だぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!!


全身の力が一気に抜け、思わずその場にヘタり込む。


あまりにも安心し過ぎて泣くことすら出来なかった。


きっと人間、感情のメーターを振り切り過ぎると逆に何も出来なくなるんだと思うな。


神楽が肩を掴んでくれた。


「大丈夫ですか?」


涙、出たいけど出ない何だか気持ち悪い状態。


アタシは小さく頷く。


『レジスタニアに囲まれた。デッドストーンが降ってきた』


声は涙声。


おどろおどろしい面持ちのアタシ。


アタシはあるコトを思い出して、ついつい取り乱してしまう。


『お兄様が壊れたって!地下室が無くなったからって。レジスタニアが言ってた!!助けなきゃ!早く』


お兄様のコトになった途端、涙が勝手に出てきた。


『bossに…、お祖父様に言わなきゃ!!御父様やお母様もお護りしなきゃ』


ダメだアタシ、かなり錯乱してる。


「落ち着いて下さい妃杏様!今bossにコンタクトを取りますから。とりあえず璃音様が起きると行けませんので、お休み下さい」


険しい顔の神楽に促され、アタシは部屋に戻った。


心臓はまだバクバク、アタマの中もお兄様のコトでいっぱい。


璃音の寝顔に、少し癒される。


璃音のパパママじゃないけど璃音が愛おしく思えてきて、無性に胸に熱いモノが込み上げてきて、肩を震わせてグズってしまった。


ダメダメ、璃音を起こしちゃうよ。


枕を顔に押し当てる。


もう外は完全に明るくなっていた。


洗濯回してこよう。


コレが最後だね。


お風呂掃除もするか。


涙は出なかった。


不思議と、清々しい程に。


さっきは泣いちゃったのに、ホントに不思議だね。


やっぱり、人間覚悟を決めると強いって言うのはそう言うコトなんだね。


もう、時間が無い。


お兄様を助けなきゃ。


満月、最後にココでもう一度見たかったけど、さすがに満月までは待てないな。


パパママの寝顔、見てくるか。


もう見れないからね。


時間が時間なだけにそろそろ起きる時間だから、起こさない様にそぉ〜っと入室。


ありがとう、パパ。


ありがとう、ママ。


10数年、ホントにありがとう。


あ゛っっっっっ!!そうだ!


部屋に戻って璃音の様子を確認した後隣の神楽達の部屋に入った。


「妃杏様、起きてらしたんですか?」


呆れ半ばなのか、失笑気味に神楽が言った。


『パパママにも何か残したいんだけどぉぉぉ』


ご機嫌を伺うように、そぉ〜っと上目遣いで言ってみる。


「もちろんご用意致しております。いつでもお出し出来るように準備致しておりました」


ため息をつくしかないよ。


人間業とは思えない気の回りっプリに。


時々神楽は人間じゃ無いんじゃないかって思うよ。


『ありがとう』






パパママが起きてきて、リビングから聞こえる物音や匂いにつられた璃音が7時過ぎに目覚めた。


『おはよう』


自然な笑顔で。


「おはよー」


寝ぼけ気味の璃音はいつもと変わらない璃音のままだった。



リビングに下りると如月がもうソファーでゆったりしていた。


神楽もキッチンでコーヒーを淹れていて。


いつもと全く変わらない朝の光景。


ソレが今のアタシにはとても胸に染みる。


込み上げる涙が辛い。


涙を我慢しながらモノを食べるのって、吐きそうになるね。


ちょっと学習。




パパママを見送り、璃音たってのリクエストで璃音は如月のバイクで部活へ向かった。


ホントは最後に璃音の家までの道を2人で歩きたかったけど、いい加減璃音に疑われても困るから諦めたよ。


璃音が見えなくなるまでいつまでも手を振り続けた。


“ありがとう”


って何度も呟きながら。


やっぱり肩は震えていた。


「妃杏様」


神楽の手がアタシの肩に掛かった。


ヤメてよ、こんな時に声を掛けられたら泣いちゃうじゃない。


『泣くからヤメて!』


精一杯の笑顔で言った。


ちょっと目には涙が浮かんだ状態で。


「妃杏様、皇王様方の周囲のSPを増員して厳重警備を開始致しております。現在のトコロはどなた様もご無事とのコトです。ご安心下さい」


ドキン!!


そんな場合じゃないのに、久々には聞いた神楽の“ご安心下さい”にドキンとしちゃったじゃないのよ!!


何て不謹慎な…。


神楽に肩を抱かれアタシは家の中に入った。


部屋に戻る間、ずっとあるコトを考えていた。


この前“決意”した、“あのコト”


アタシが思い悩んでいるコトは、神楽にはお見通しだった。


「何かお考えですね?」


そりゃそうか。


顔に出てるだろうからな。


迂闊に考え事が出来ないな。


ましてや好きな人なんか・・・


んんん?????


今、アタシ、尋常じゃナイ程に動揺してないか?


“好きな人”って。


ここのトコロ、今までずっと周囲がジェットコースター並に忙しくて、モーレツに波乱万丈でずっと考えてなかった。


昨日は昨日で璃音やパパママのコトしかアタマに無くて。


ぼんやりしているアタシを神楽はずっと心配そうに見ている。


神楽。


神楽の顔をじぃ〜っと見つめてしまっていた。


「妃杏様?」


はぁぁぁっっっ!!!!!


いけないいけない!!


ゴーインに引き戻された。


『神楽、御父様とお母様にコンタクト取って?』


アタシの突然の申し出にさすがの神楽も戸惑いを見せた。


“「かしこまりました」”


ってシレ〜っと言いそうだけど。


アタシは続けた。


『実はおとといから考えてたの。璃音を見送ったらサヨナラしようって。だから神楽も準備して』


目を細める神楽。


「まだリミットまではありますがよろしいですか?」


こんな情けない神楽の顔、見たコトがないよ。


何だかあまりの神楽らしく無さに、思わずプッと吹き出しちゃう。


「妃杏様はお強いですね。ホントに感服致します」


弱々しいけど、笑顔に変わった。


自分のPPに手をかざし、モニターを出した。


「おはようございます妃杏様」


boss登場。


『おはよう』


大きく深呼吸。


目に力を入れて毅然とした態度でbossに告げた。


『戻ります。お父様とお母様とお話し出来ますか?』


bossは一瞬息を呑んだ。


「お待ち下さい」


そう言うと画面が切り替わり、お父様の姿が現れた。


胸がギュッと苦しくなる。


お父様・・・。


不思議だった。


10数年も会っていないハズなのに時間の溝が全然感じられない。


コレが血の繋がりなのかな。


お父様は唇を噛み締め、言葉を詰まらせているように見えた。


「話はゆっくり戻って来てからしよう」


声が震えていた。


「もうイイのか?」


涙を堪えてるように見えるお父様。


アタシはそんなお父様を見て、感情が昂っている。


顔が歪みそうになるのを必死で堪えて頷く。


お母様も現れて、お母様ひたすらは号泣している。


逆に“しっかりしなきゃ”って気が沸き起こってくるよ。


「妃杏!」


泣き声で何度もアタシの名前を呼ぶお母様。


お母様の涙を見て、アタシは心臓が捻り潰されそうだった。


胸が“痛い”とか、“苦しい”とか、“締め付けられる”なんて在り来たりな感情では言い表せない感情に今、襲われていた。


泣き続けるお母様を見ていたら自分の身勝手さが痛い程に感じて。


“いきなり自分が2世紀先の未来の人間で1ヶ月後には帰らなきゃいけない???バカ言わないでよ、アタシのこの10数年は何だったのよ!!!”


そう思っていた最初の頃のアタシ、どれだけ自分勝手だったんだろう。


アタシは孤児とは言えパパママの愛情に包まれて育ってきた。


だけど、お母様は自分の娘(しかも後継者)が失踪して、この10数年どれだけの思いをしてきたかを想像したら。


この泣き姿が全てを物語っているように見えた。


“お母様ごめんなさい”


口に出さずに、心の中で繰り返した。


口に出したら泣いちゃいそうだから。


胸に詰まされるような感情が拭えないまま、お父様とお母様とのコンタクトを終えた。


如月が帰宅していた。


『ありがとう』


涙声のアタシ。


「この部屋のモノは、PPにデータを取り込み済みです。あちらで再生出来ます。いつでも発てますよ」


そんなコトも出来ちゃうの?


何とイリュージョンな。


良く見ると如月があの“エナメルツナギ”に着替えていた。


久し振りに見たなぁ、コレ。


初めて2人と会った時のコトを思い出してついついぼんやりしてしまう。


ちょっと失笑。


「ワタクシは先に引き継ぎなどしておきますのでお2人で少しのんびりなさって来て下さい。」


へっ???


続けて如月はアタシの耳元で囁いた。


「璃音様と一緒の時はあくまでもアニキでしたからね」


あぁぁぁ?


アタシ、かなりのマヌケ顔で如月を凝視。


でも如月はそんなアタシを無視するかのように、一瞬にして姿を消した。


・・・・・・・・・・


神楽と2人きり。


考えてみれば完全に2人きりってのは、最初に会った時だけだったね。


必ず誰か他にいたもんな。


だけど・・・、


気まずくないか?


「どうぞ」


神楽が箱を差し出した。


パパママへのプレゼント。


『ありがとう』


微妙な雰囲気だわぁ。


ちょっと今ビクッとしちゃったじゃないのよ。


気を取り直して箱を受け取ると、中は璃音に渡したモノと同じブレスレットだった。


『黙って置いてって、分かってくれるかなぁ』


かなり弱気なアタシ。


でもしっかりアタシのストーンにくっつけて念じてみる。


ドキ-------------ン!!!!!


神楽の大きな手がアタシの両手を包んだ。


「大丈夫です。ご安心下さい。」


ひゃっっっっっ!


ま、ぶ、し、いぃぃぃ。


神楽の笑顔が眩しかった。


それにしても何なんだろ、神楽のこの“ご安心下さい”の、神通力がかったパワー。


ブレスレットは、さりげなくパパママの部屋のベッドのサイドテーブルに置いてきた。


ありったけの想いを込めて。


『それにしても如月、2人でゆっくりって言ってもねぇ』


気まずさ爆裂!


「本当に思い残すコトは無いですか?行き残したトコロなど御座いませんか?」


ドキドキしちゃう神楽の笑顔につられ、アタシはちょっと考えてみた。


『ドライブ』


神楽の顔が見れず、うつ向いて答える。


「かしこまりました。参りましょう。その後はそのままお戻りになりますか?」


うつ向いたままで、小さく頷いた。


「では、こちらにお着替え下さい」


あっ、エナメルツナギだ。


いやぁ、まさかアタシがコレを着るなんて。


着替えが終わり、ドアを開けると、モデル立ちのような神楽が立っていた。


ドキドキドキ----------------ン!!!!!


スッと神楽の手がアタシの手元に来た。


ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ


心臓、殺人的にドキドキしてるでしょうがぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!


最近してたドキドキって、こんなドキドキじゃなく、良くないドキドキだったから免疫ナイよぉぉぉぉぉ。


差し出してきた神楽の手にアタシの手を重ねた。


手、汗ばんでない?


大丈夫???


でも神楽はこんなコトでさえもきっと、任務の延長線でしかないんだろうな。


アタシ切なっ。




家に鍵を掛けた。


鍵を抜く手が震える。


鍵をポストに隠して、門を閉めて、小さくアタマを下げた。


泣かないように、大きく深呼吸。


いつの間にか“かゆいトコロに手が届くオトコ神楽”は門の前に車を横付けにしてくれていた。


しかも助手席側に廻ってきて颯爽とドアを開けて待ってくれたりなんかして。


何なんだよコイツは!!!


任務だって分かっててもドキドキするアタシの気持ち、読み取れよぉぉぉぉぉ。


・・・それも気まずいか。


初めてだよ?ココまで異性にときめくのって。


それがよりによって任務上やってるコトだなんて、アタシ、可哀想過ぎるワ。


でも、ツラいコト全部、忘れちゃいそう。


戻ったら戻ったで大変なコトがラッシュのようにやってくるだろうから、今だけ、ちょっとの時間だけ許してね。


でもやっぱりお兄様のコトは気がかりだな。


ついついぼんやりしてしまう。


エッ?PPが光ってる。


ちょっと緊張が走る。


手をかざしてモニターを出すと、見たコトの無い程の険しい顔の如月が現れた。


「申し訳ありません、今すぐお戻り下さい!」


鬼気迫る如月の声に、神楽も顔が強張る。


何やら騒がしい。


「どうした如月!」


車を止めて神楽が問い詰める。


「皇子様が!」


??????????


神楽と顔を見合わせる。


『神楽!』


アタシも神楽も緊迫感全開!!。


神楽は大きく力強く頷いて、何やらステレオ部分に組み込んでいたモニターを操作して車を走らせた。


「宜しいですか?このまま参ります」


『うん。お願い!』


一瞬にして外の景色が変わり、周りが歪んだ。


サヨナラ、アタシが過ごした街。


10数年ありがとう。


ずっと忘れないよ。




アタシの胸中は、“無我夢中”だった。


形振り構ってなんかいられなくて。


ストーンを握り締めて“お兄様”ってひたすら叫び続けて。


「着きました」


神楽に言われ目を開けると目の前には険しすぎる程の、やつれてるようにすら見える如月がいた。


「妃杏様、こちらへ!」


如月は車のドアを開けてくれた。


アタシは如月の後をダッシュで追い掛けた。





















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