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私の冒険追憶記録  作者: 玻璃花綴浬
第一章 旅の始まり
3/10

魔法使い

 私はこのパーティーの魔法使いだ。それ以前にしても、である。魔法使いとは、魔法を意のままに操り、物を浮かせたり、何かを作り出したり、時には戦う者の事をいう。

 その魔法を操る為に必要なのは、魔力だ。魔力は、体の中を巡る様にして流れている。魔法は、頭ではなく身体で扱うものだ。魔法は身体に染み込ませるものなのだ。

 だからだろうか、魔法だけは鮮明に憶えていた。

 不幸中の幸いという物だろうか。

 仲間との大切な記憶を失ったのに、これだけは憶えているというのは皮肉なのだろうか。

======================


 「そういえば、この旅の目的地とかってあるんだっけ?」


「特に無いよ。でも、そのうち目的地を決めれればいいなとは思ってる。」


 私の質問には、キルトが答えてくれた。


「そっか。それなら、この馬車は今何処に向かってるの?」


「ここから近くの町ね。そこで旅の物資を買う予定。」


リーフが言う。


「ふーん。そっか。」


「……………………………………」


 少しの間、沈黙が流れる。

 何か話した方がいいのだろうか。


「これってなにか喋った方が良い?」


「いや、無理に話さなくて大丈夫だよ。」


 キルトが言う。

 暖かな春の陽気に、のどかな平原。なにか分かりそうな気もしたけど、ただあくびが出てきただけだった。少し眠ろうと思い、目を閉じる。

 前もこんな感じだったのかな。

 そんな事を思いながら、私は眠りについた。

======================


 「フィーリュ、寝ちゃったねー」


 無理して喋らなくていいと言われ、すやすやと眠ってしまったフィーリュを見て、リーフが言った。


「前もこんな感じだったっけ?」


「そうだな。何も変わってないんだな。」 


 カゼットに、キルトが言う。


「さて、町では何買うかな〜」


「変なもん買うんじゃないぞー」


 そんな呑気な会話を乗せて、馬車は平原を進んで行く。


読んでいただきありがとうございました。

質問や感想等あればコメント頂けると幸いです。

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