岸田増税メガネ不出馬! 次期総裁・首相の「ご祝儀勝利」を許すな!
筆者:
本日は当エッセイをご覧いただき誠にありがとうございます。
今回は岸田増税メガネ氏が不出馬を宣言されたことについて、
どうしてなのか? 次期総裁選の行方、「ご祝儀勝利を許すな」と言う3点について個人的に語っていこうと思います。
◇岸田増税メガネ不出馬はアメリカ大統領選の「構図変化」が影響
質問者:
以前から筆者さんは、岸田さんが再選される可能性が高いことについて、
何度も述べられていたのですが、見事に外れてしまいましたね……。
筆者:
憲法改正後の緊急事態宣言を組み合わせれれば「岸田無限政権」になるとまで言ったのを、真に受けてしまった方がいらっしゃったのでしたら本当に謝罪したいです。
僕のリサーチ不足だったと言わざるを得ないです。本当に申し訳ありませんでした。
そもそもどうして岸田増税メガネ氏が再選する可能性が高いと思っていたかと言いますと、「政権内に有力候補がいる」「派閥解散」「安倍派5人衆凋落」の3点が大きな理由でした。
特に「派閥解散」に関しては出馬そのものを阻む力、そして会合すら阻止するものとしてかなり力を発揮していることから、「既得権益者である岸田氏有利」と言うのが僕の考察の大きな根拠でした。
質問者:
それならどうしてこのタイミングなんでしょうか?
政権支持率の低下は今に始まったことでは無いですし、
総選挙でも意外と野党が伸びないので過半数維持ぐらいはできると思うのですが……。
筆者:
国会末時点まではご本人も再選する気満々だったと思います。
”それより後に起きた事象”のほうが影響が大きかったですね。
僕は「後ろ盾の変化」と言うのが大きいのではないかと思います。
岸田政権と言うのはLGBT理解増進法案をはじめ、バイデン政権の言うがままに政策を実行していたという節があります。
しかしながら、バイデン氏からハリス氏に変わったことでちょっとした力関係に変化が生じたのでしょう。
また、岸田氏がアメリカ・中国との「両属」状態と言うのも実はトランプ氏からは評価としては低かった可能性があります。
質問者:
党内の中では何かあったという可能性はあるんですか?
筆者:
どちらかというと、「選挙で連敗続き」と言うのが大きいと思います。
やはり衆参補欠選挙や都議補欠選挙で大敗が続いていましたから、
有力候補を内閣内に多く入れていたとしても石破氏や小泉氏などが出てきた際には敗北する可能性は高かったというのはあると思います。
現在の世論調査では内閣支持率よりも自民党支持率の方が高いという「自民党支持層からも見放されている岸田政権」と言う実情がありますからね。
総裁選の投票の世論調査においても思わしい結果が岸田氏本人の調査でも出なかったのでしょう。
もしかしたら「決選投票」にも残れないと見込んだのかもしれません。
現役総理・総裁が「決選投票」にも残れずに敗れたとなれば名声がガタ落ちとなりますが、ここで引き際を見極められれば「フィクサー」として今後も党内で一定の力を保つことが出来ます。
岸田増税メガネ氏はその辺りを考慮しての「身を引いた」という事なのだと思います。
これからは今の麻生氏のような「長老」のポジションを目指していくのだと思いますね。
本当に責任を取るのでしたら議員辞職までする必要があると思いますけど。所詮は建前だけでしょう。
◇冴えない「ポスト岸田」の陣容
質問者:
今回は比較的新顔の総裁選になると思うのですが、どのような展望が予想されますか?
筆者:
目下最も重要な課題としては経済対策と安全保障だと思います。
しかしながら、「小石川洋子」と言われる有力な方々は経済に疎く「財務省の言いなり」になってしまう可能性が非常に高いです。
彼らは経済に関して「増税メガネ路線」を引き継ぐ可能性が非常に高いと思っています。
質問者:
高市さんが保守層から非常に注目されているのですがそれについてはどうなのですか?
筆者:
正直なところ岸田増税メガネ氏は「総裁選公約」の時点では良かったわけです。
しかし所得倍増は金融資産倍増、増税はしないと言ってインボイス続行、防衛増税、子育て支援金など「ふざけた政策」を相次いで決定しました。
高市氏も掲げている政策についてはインフラ投資などの積極財政などは良いです。
しかし、根本の問題であるPB黒字化について「残念」としながらも容認されていたり、財政法4条の問題点、社会保障負担の低所得者の負担減や消費減税・廃止、インボイス廃止についての根本問題については全く触れないわけです。
むしろ過去の発言では「消費増税は法人減税のためにやっていない」と言い訳をしたり、「インフレ2%達成後には金融所得課税」など増税発言もしているぐらいです。
結局のところ高市氏の”師匠”とも言える安倍元首相もそうでしたが、「利権に積極財政」と言った形になる可能性が高いです。
そのことから、「約束を反故」されたり経済を立て直すことに関しては期待できないというのが僕の考え・分析としてあります。
質問者:
な、なるほど……安全保障については皆さんどうなんでしょうか?
筆者:
安全保障と言うと大抵皆さん「アメリカにべったり」という事で終わっちゃってるんですよね。
特に資源と農業に関してもっと日本での安全な生産力を確保すると言ったビジョンが全く見えません。
政府が農作物買い取るといった方策について誰も提示していないので僕は誰も評価できないというのが結論です。
分かりやすく言うのであれば「どんぐりの背比べ」と言った様相でしょうか?
誰が総理・総裁になっても日本にとって良いビジョンが描けない意味では変わりません。
質問者:
筆者さんはかねがね自民党の中では憲法改正と「緊急事態条項」が問題だとおっしゃっていましたがその方向性が変わるという事はあるのでしょうか?
筆者:
基本的にはその路線は岸田増税メガネ氏から誰が引き継いでも変わらないでしょう。
むしろ「保守派」を引き付けるための憲法改正論議を前面に打ち出す可能性が高いです。
また、「保守派」は緊急事態条項賛成の方がこれまでの調査では多く出ていますからね。
その点も懸念点は大きいです。
僕は「緊急事態の定義あやふや」、「憲法裁判所など事後審査機関無し」ことが緊急事態条項が危険だと考えています。
そして、国民は決して政府に財産・権限をたやすく委譲してはいけないと確信しています。
◇今のままでは誰が総裁でも総選挙は「自民党ご祝儀勝利」になる
質問者:
こんな風に与党の時期総裁候補が誰もダメとなると、野党が総選挙で勝つ可能性は高いのでしょうか?
筆者:
非常に残念なことに野党が勝つ可能性は極めて低いです。
増税メガネ氏退陣により政権交代の可能性は限りなくゼロになりました。
特に東京都知事選挙後の世論調査においては「内閣支持率は低いものの野党支持率ももっと低い」と言う結果が顕著に出てきています。
こうなると世の中の皆さんとしては「岸田増税メガネがいなくなった! これで日本は良くなった!」といつも通りの「消極的選択による自民党勝利」になってしまうのです。
質問者:
いわゆる「ご祝儀勝利」というやつですね……。
岸田さんも首相就任直後に解散をして勝利したことが、支持率10%台が長期間続いた不人気だったにも関わらず3年も政権が続いた最大の理由でしたものね……。
筆者:
その通りです。「選挙で勝つ」ことが最大の党内での権力維持にも繋がりますからね。
確かに岸田氏は様々な問題政策を連発し、国民を裏切り続けました。
しかしながら、自民党トップが替わったからと言って「自民党の政策が良くなる保証」と言うのはゼロですし、むしろ利権強化に邁進するでしょう。
そして「総選挙前に総理を変えれば勝ち続けられる」とまた自民党は国民を馬鹿にして、「ふざけた政策」を連発し続けるに違いないのです。
所詮は「自民党が良くなる可能性がゼロよりは上がった」程度で、これまでの傾向から「より悪くなる可能性」も高いです。
質問者:
確かに政治資金規正法も有耶無耶にされて「ほとんど変わっていないレベル」でしたからね……利権を守る集団であることに何ら変わりないですよね。
筆者:
しかしながら、主要野党に「消費減税派」がいないのが致命的過ぎます。
政権交代をしたところで「日本の良いビジョン」が全く見えないのは大きすぎます。
野党が「夢」の一つも国民に見せることが出来ないのがかつての民主党の政権交代前とは全く違う様相だと言えると思います。
ただ、それを考慮したとしても「自民党の暴走」を防ぐ意味でも政権交代をするべきだと思います。
質問者:
それぐらい今の日本政治が重篤な状況なんですね……。
筆者:
投票で日本政治をかえることはできないというのが僕の感覚としてあるので、
こうして地道な言論活動を通じて国民レベルで意識を変える一助になればと思っているという事です。
世論の声が大きくなれば極端に反する行動と言うのはやりにくくなるとは思います。
特に経済政策と安全保障に関しては国の浮沈と国民の生死にすらも関わりますからね。
ここを中心にこれからも言論活動をしていきたいと思います。
質問者:
今回予想を大きく外したのに頑張られるんですね……。
筆者:
権力者VS一般国民 という構図は変わっていないと思うのでめげずに今後も政治の予測をしていき、少しでも日本が良い方向に変われば良いなと思ってやり続けようと思います。
今日は僕にとっては「新たな門出」と言う感じですね。
心を新たにして政治・経済エッセイをこれからも書いていこうと思います。
質問者:
(めげないんだ……)
筆者:
という事でここまでご覧いただきありがとうございました。
今回は岸田政権の退陣理由についてと、総裁選の顔ぶれ、政権交代の可能性についてと、国民の行動について個人的な解説をしました。
今後もこのような政治・経済、マスコミの問題点について個人的な解説をしていきますのでどうぞご覧ください。
「増税メガネ」と呼べなくなるのはちょっとだけ残念です。
そして、あのまま居座ってくれて自民党を破壊し尽くしてくれて総選挙で大敗と言うのが日本国にとって理想的でした。
自民党と立憲民主党の「新しい顔」が決まり次第またこの手のエッセイを書こうと思います。