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第一幕 アルバイト後の異世界は草原のようで

はじめましてです。


 御年21歳の俺こと、辻堂 晴翔はアルバイトに勤しんでいた。


 とある日の今日、都内は猛暑日だというのに大勢の人がひしめいていた。


 イチャイチャしているカップルを多く見るため「クソがぁ」とため息交じりに言いたくなるほど。


 苦学生兼ボッチ大学生である俺には、もちろん出会いもないし予定がないので毎日バイトをして時間をつぶす毎日を過ごしていた。


 いつものバイトを終えると外は、真っ暗で少し冷え込んでいた。


 しかし、昼間と変わらず都内の歩く人々は多く、カップルも昼間より密着した人たちが多かった。


「…くそがぁ。なぜ………なぜ? 俺には彼女どころか友達すらできないんだよ。リア充爆発しろよ」


 溜息交じりにネガティブを吐いて、帰路に向かう。交差点に差し掛かって、赤信号を待つとなぜか今日は、いつもより不思議と時間を長く感じた。


「こんな人生なら異世界に転生させてくれないかな?」


 カップルを帰り際に多く見てしまったからか、いつもよりネガティブ感が増してしまい憂鬱になっているんだろうか。


 そんな現実から目を逸らしたいがために非現実的な事にあこがれを抱いてしまう。


 しかし、言霊というのは本当にすごいと、この後思ってしまった。


 言葉を言い切った後に、俺の体に衝撃が走った。


 体が妙な浮遊感を感じ、その後何かにぶつかり意識が遠のいた体験をした。


(……あれ?……熱い……痛い痛い痛いイタイイタイイタイイタイ)


 意識が薄れる。状況が理解できない。


 周りでは人が集まり、トラックが横転しているように見える。事故か?


 ていうか、あれ?俺轢かれたのか?


 体が痛い…目がもうろうとする


 もしかして、俺死ぬ?彼女作れずに、ましてや友達すら作れずに死ぬの?俺?


 というか、家の貯金、全く手つかずになってしまったんですけど?5年間苦労して貯めた金が無駄なんですけど?ああ、もう無理っぽいね。


(…ああ、神様、次に生まれるときは……彼女と友達とお金があるとうれしいな……)


 最後に願望が過り、俺の意識は遠のいていった。




 ……と思っていた時期が俺にはありました。


 —何故だろうか?トラックに轢かれたはずの俺は、目が開くのは?


 —何故だろうか?目の前に広がるのは高層ビルなんかじゃなくて青々とした草原というのは?


 —何故だろうか?俺の体に傷はない、あるのは一通の手紙と小包のみ


 結論 #異世界転生したんだな、俺wひゃっほー


 辻堂 晴翔の異世界生活はここからはじまるのだった。



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