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帝国設立編~最終回:帝国設立

 父さんや狂が暴れてから一月が経った。復旧作業は順調に進んでいる。

 問題は特になし。


 隣国の支援など問題は山積みだけど、幸いシギュン国に被害は無い。古の森にも被害は無い。

 母さんたちも生きてる。

 なら大丈夫。少しずつ、時間をかければ、元に戻る。


「やったよ……シギュン母さん」

 シギュン母さんの墓の前で手を合わせる。名前が分かって良かった。

「シギュン母さん。しばらくしたら、今度は海に出ようと思う。大陸の外には、別の大陸がある。何か面白いのを見つけたら、報告するね」

 大陸を統一し、帝国も作れた。だけどまだまだ終わらない。今度は海の向こう側だ!


「シギュン母さん……僕は、父さんと母さんに愛されて生まれたんだね。ありがとう」

 手を合わせて、涙を拭う。


「また来るね!」

 ワープ石を使ってシギュン国へ飛ぶ。


「ジーク様! いらっしゃいましたか!」

 戻るとゴルドーにロクサーヌにコーネリアがてんやわんやと駆け寄る。


「どうしたの? まだ開会式は先でしょ?」

「もう時間です! 早く着替えてください!」

「おっと! 時間を間違えちゃったか!」

 ロクサーヌたちの助けを借りて急いで正装に着替える。王冠なんてカッコ悪いけど、仕方がない。


「これでよろしいです。さあ! 会場へ行きましょう!」

 ゴルドーたちが満面の笑みで式場への道を開ける。


「行ってくる」

 僕は一歩ずつ、会場へ向かう。


 歓声が聞こえてきた。


「帝国万歳! 統一万歳!」

「我らが王ジーク!」

 式場に出ると、観客が盛大な拍手で迎えてくれた。


「立派になったな」

 ジル母さんたちも一足早く式場に来ていた。

「お待たせ」

 ゆっくりと、壇上へ上がる。


「おめでとう」

 ふと、父さんの声がした。でも、姿は見えない。

「全く、だから父さんは嫌なんだ」

 ため息を一つ。

 壇上に上がりきる。


「帝国万歳! ジーク様万歳!」

 紙吹雪が舞う。

 人々が奏でるラッパやバイオリン、ピアノの合唱が聞こえる。

 虫人たちの空中遊泳が始まる。


「母さん……ありがとう」

 涙を堪えて、ジル母さんたちに微笑む。

「こちらこそ、ありがとう」

 ジル母さんたちも涙を堪えて、笑ってくれた。

これにて本編解決なります。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!


いきなりですが新作の宣伝を一つ。


「スライムと仲良くなったら最強になっておまけに日本も最強になった件」

https://ncode.syosetu.com/n8246fp/

この作品は、ジークたちのように現代で魔物と仲良く成ったらどうなるか? と疑問になって書いています。

本作が少しでも面白いと思いましたら、少しだけ見てくださると嬉しいです。


以下、少しながら、書き終わった感想を少し。




途中すっ飛ばしたにしろ、自分が納得のいくラストまで書けて大変満足しています。

完結させるのはとても大変だなぁと思いました。


色々と反省点はありますが、個人的に良かったところ、反省点を。


良かった点は、完結したところ!

もう一つは、タイトル通り溺愛できたところです(読者はどう思うかな?)

あとは好き放題に書けたところでしょうか。

ストーリーそのものも大きな破綻は無く進められたのではないか? と思っています。


反省点は4つ。

1つは、キャラの多さ。私は人物表を見て書いていましたが、読者の大半は把握しきれなかったのでは? と反省しています。活かしきれていたとはいえないキャラも多いです。それどころかワンシーンだけのキャラも多いです。

展開そのものは、キャラの多さに助けられましたし、何となく国作りっぽい感じにはなったのでは? と一長一短だと思っていますが、もう少し考えておくべきでした。


2つは国作りの様子がほとんど書けていないこと。

飲み水の確保や農業の様子など地道な町作りの様子や、ポーションでどうやって網かけるのか? など細かい描写は無く、終始お母さんたちの力技でした。

他のなろう小説での国作りはとても丁寧なのに、この作品は大味な物です。

私自身そのようにしようとしたのですが、性格が大雑把なため、しっかり描写できませんでした。反省です。


3つはハーレムの描写が明らかにあっちのほうに振り切れていること!

僕が考えるハーレムってどうしてもあっちになってしまうんですよね……。

ToLove〇などハーレム漫画や小説を読み込んだほうが良いのかもしれませんね……読者が付いていけないかも。


4つは途中で力尽きてしまったこと。

僕は熱しやすく冷めやすい性格なので、少しでもモチベーションがダウンすると執筆できなくなってしまいます。帝国設立編がとてつもなく急ぎ足だったのもモチベダウンが原因でエタりそうだったからです。エタリは回避しましたが、もう少しじっくりと書きたかったです。エルフとかゴブリンとか。


そんな反省点がありますが、書けてとても満足です!

特にジーク君は好きな主人公となりました! とても書きやすいし、楽しい!

あとロキも面白かった。こいつのせいでインフレしたんだけど。

坂本狂はやられ役だけど書いてて楽しかったです! 僕が想像する悪役って実はこれなんです。でもこういう悪役キャラは陰鬱になるからあまり書けませんね。


女性キャラはロクサーヌが結構いいキャラ。突き抜けた奉仕系ですが、結構書いてて楽しかったです。あとコーネリアも良いキャラ。手綱を握れる女の子って素敵。ツンデレだと思うし。のくた~んになっちまうから書けないんだよな~! どうして僕はあっちが好きなんだろ?


以上で感想は終わります。良ければ皆さまのご感想も聞きたいです。


それでは最後に、ここまでお読みいただきありがとうございました。

またの機会がありましたら、その時はよろしくお願いいたします。

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