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夢から覚めた夢から覚めた夢から

作者: 雨雲愚歩

 とりあえず紅茶でも飲んで落ち着くことにした。まったく酷い夢だった。思い出すだけでも気持ちが悪くなる。

 浄水器を通した水をやかんに入れて火に掛ける。こんな夜中なのでティーバッグでも良いが、今はちゃんと茶葉から入れたい気分。沸かしたお湯でカップとティーポットを温めようかとも思ったが、さすがに面倒くさいので省略しよう。ポットとカップを台所に並べてから、おもむろに茶葉の入った缶の蓋を開ける。

勢い余って茶葉が舞った。舞い上った茶葉は渦を巻いて飛び続ける。

 いやこれは茶葉じゃない!コバエ、羽虫、虫、虫、虫。

 軽くパニックを起しながら缶の中を覗く。白いものが蠢いている。カビ?いや蛆か!!そう思った瞬間、蛆たちが弾け、大量の黒い何かが顔に向って溢れ出してきた。

 たすけてくれ

 叫んだところで目が覚めた。ああ、なんだ夢か。大きく溜息をついてからゆっくりと起き上がった。

 とりあえず紅茶でも飲んで落ち着くことにした。まったく酷い夢だった。思い出すだけでも気持ちが悪くなる。

 浄水器を通した水をやかんに入れて火に掛ける。こんな夜中なのでティーバッグでも良いが、今はちゃんと茶葉から入れたい気分。沸かしたお湯でカップとティーポットを温めようかとも思ったが、さすがに面倒くさいので省略しよう。ポットとカップを台所に並べてから、おもむろに茶葉の入った缶の蓋を開ける。

勢い余って茶葉が舞った。同時に大量の。大量の黒い何かが顔に向って溢れ出してきた。

 たすけてくれ。

 叫んだところで目が覚めた。ああ、なんだ夢か。大きく溜息をついてからゆっくりと起き上がった。

 とりあえず紅茶でも飲んで落ち着くことにした。まったく酷い夢だった。思い出すだけでも気持ちが悪くなる。

 浄水器を通した水をやかんに入れようとした時、大量の黒い何かが顔に向って溢れ出してきた。

 たすけてくれ。

 叫んだところで目が覚めた。ああ、なんだ夢か。大きく溜息をついてからゆっくりと起き上がった。

 とりあえず紅茶でも飲んで落ち着くことにした。まったく酷い夢だった。思い出すだけでも気持ちが悪くなる。そう丁度こんな大量の黒い何かが顔に向って…………。

 た す け て


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