京隅
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千人蝟集路我拘
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欲出衆遊慵未徂
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可惜不宏我所踏
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致知難業洛陽隅
【句形】
七言絶句、平起式、上平7虞(拘、徂、隅)
【訓読】
千人蝟集し路に我を拘ふ
衆を出て遊ばんと欲すれど慵ければ未だ徂かず
惜しむべし 宏からず 我が踏む所
知を致すも難業なり 洛陽の隅
【大意】
無数の人間がいるために道路でいつも足止めを食う。
群衆をぬけ出かけようとするが、気が進まないせいでまだやってない。
ごく一部しか足を踏んでないとは、実に残念。
知りつくそうとするのも難しいと思いつつ、都の片隅に。