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〜左目に蝶を宿した少女〜
ー 私は今どこにいるんだろう…
ー 私は一体誰なんだろうか…
ー 真っ暗な中、ふと声が聞こえた
「…君は蝶々を知っているかい?」
ー 蝶々?何それ
「…まだ知らないようだね。
それは君が目覚めてからわかる
君の人生その物だよ」
ー 人生?何を言っているのこの人…
「まぁ、君が
これからの人生を歩んでく内に
分かっていくことだから……
……ほら呼び出しが来た。君の出番さ
目覚めるんだ ××× 」
ピカっと眩い光が指した。
そして、
左目に蝶を宿した一人の少女が
産声をあげたのである。




