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環奈はあまり興味がない感じ牧恵の言葉に一応耳を傾け、貴美香も一応付き合う感じで聞いてはいた。
「そんな中で、一番のお宝は四つ葉のクローバーだったわ」
「四葉のクローバーね。
まぁ、確かにそんなのを見つけようとしていたな…」
「でしょ。
何日も…何時間も…、それ夢中で探していたわ。
「それで?見つけたの?
「ええ、見つけたわ。
服も靴も汚しながらやっての思いで見つけたの。
そして、その時感じたのよ」
「何を?」
「土の感触を感じ、草花の臭いを感じ、風を身体に感じたのよ。
その時思ったのよ、四つ葉ののクローバーを差がsていたのは、これを感じる為だったって…」
「それで、それを感じた身体がいとおしいと?」
貴美香が怪訝そうな顔をしながら牧恵に詰め寄って行き何か言いかけたが、それは口にせず引き下がった。
「いいんじゃないの。
その感じた思いを何かの役に立つ感じにしていけば」
牧恵の言葉に興味はなかったが、否定するつもりもない環奈は笑顔で、彼女のやりたいようにやればいいという思いをぶつけてきた。
「うん…」
牧恵はそう言って、手のひらを高く空に突き上げ、指の間から見える夕日を眺めていた。




