爺ちゃんの恋
いいか爺ちゃん、行動しないと何も始まらないんだ
婆ちゃんの居ない世界は寂しいだろうけど、次へ
進まなきゃ。
そう、もじもじすんなって、まるで男子中学生
じゃないか。まず声を掛けてキッカケづくりから
話?何でも良いんだよ、天気の話でも、趣味の
話でも何でも
ほら気になってる婆ちゃんが来たよ、ベンチに
座った。あの人だろ?すぐ分かったよ、どこか
婆ちゃんに似てるしね。爺ちゃんが好きになった
のが分かる気がするよ。
さっ、勇気を出して。そう言って爺ちゃんの背中
を押して送り出した
大丈夫だよ爺ちゃん、天国では失敗なんて起きない
んだから。
初の試みは、如何でしたか。始めからラストまでずっと一人称、一人喋り、一人オチ。どんな作品に仕上がるのか試したくて。そして大オチ。中々新ジャンルな手応えを感じました、あくまで個人的にですが。