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ようこそ、異世界コンツェルンへ♪   作者: 三芳(Miyoshi)
※ Prologue ※
1/84

※ prologue(プロローグ) ※

既に投稿している2作品に登場する『案内人』…

本当にいたらどんな人だろう…

そんな思いつきで書いてみました。

前作と重複している部分もありますが、そこはご容赦下さい。



『ようこそ、異世界コンツェルンへ!』


デカイ声が頭の中に鳴り響いた。



大きな…東京ドーム何個分かはわからないが、本当に大きな…というか、会場の端が見えない広大な会場に俺はいた。



(((とーきょーどーむ?なんだ、そりゃ?)))



周りには人、人、人…

広大な会場を埋め尽くす程の人がいる。

皆、水色の服を着ている。上から見たら、湖のように見えるかもしれない。



(((人じゃぁないんだけどな…)))



一体ここはどこなのだろう?

……というか…俺は…誰なのだろう?



思い出せる事といえば、街をフラフラしている時に、拉致?された…大きな掃除機のような物に吸い込まれた事位だ。



(((あぁ、吸魂機に吸われたのか…)))



『皆様は大変幸運であります。昨今の状況を鑑みましても、今、此処にある事自体、大変稀有な事でありますから…』



(((稀有な事ねぇ…ぷふっ…)))



相変わらず大声で頭に響く誰かの声…もう少しマイクの音量を、落としてもいいのではないか?



そんな事を思っていると、隣のヤツが話しかけてきた。



「マイクじゃねぇよ。直接頭の中に響いてるんだよ。」



((直接頭の中に響く?…))



「そうだよ…さてはお前、初めてだな。」



((初めて…?…何が?))



「ここに来るのが、だよ。」



…………って、



「お前!俺の考えている事、わかるのか!?」



「当たり前だろ?お互いに魂なんだからさ。」



「魂いィィっ!!!???」



つい、大声を出してしまった。



『はい、そこ!……系統oblivion(忘却)、区分コードO、識別コード9793519307、静かにしてください!』



「はい!!!」



何やら、謎の数字とアルファベットを並べられたが、瞬時に自分の事だ、と理解が出来た。



(((あらら、早速目立っちゃってるな…)))



隣のヤツがニヤニヤしながら、言っている…ではなく思っている。



最初から変な合いの手が入ると思っていたが、ヤツのツッコミだったらしい。



((なんなんだよ…お前のせいだろうが!))



(((ぷっ、ふふふ…)))



ヤツの笑い声が聞こえるようだ。



『わが社の歴史は非常に古く長く、初代はベンチャー企業として発足致しましたが、その長い歴史の中では形態を様々に変え…』



((この欠伸が出るような挨拶…前にも同じような話を聞いた事がある…ひょっとして入社式か?…って、ニュウシャシキってなんだっけ?))



(((まぁ、入社式みたいなもんだな。)))



また、ヤツが俺の考えている事に答える。



(((俺は、系統ReincarnationーⅠ(転生ーⅠ)、区分コードR、識別コード9793519309、だ。

識別コード近いから、同じチームになるかもな。

よろしく!)))



((同じチーム…ってなんだ?))



(((まっ、そのうちわかるよ!)))



ヤツはそれきり黙ってしまった。



なので、俺も考える事を止め、とりあえず頭にガンガン響く熱弁を、欠伸を堪えて聞き流していた。




【あとがき雑学】


『東京ドーム何個分』

よく耳にする表現です。


『凄く広い、デカい』

漠然と思っていましたが、実際どれ位なのか、実はイメージ出来ない。


グラウンド面積≒約13,000㎡

(建築面積+グランド面積≒46,755㎡)


単純にグラウンドの広さだけ考えれば


一坪がほぼ3.306㎡なので(13000÷3.306≒3932)3,932坪


30坪の土地に家1軒なら、131軒位の広さ


畳1畳はほぼ1.62㎡なので

(13000÷1.62≒8025)8,025枚


…なんとなくはイメージ出来たけど……


結論

『やっぱり凄く広いぜ!』

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