表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
complementary color   作者: 小鳥遊あん
2/10

red

俺、蘇芳浅緋(すおうあさひ)は順風満帆な人生を歩んでいる…はずだった。


クォーターで肌も髪も目も色素が薄く、スラッとした長い手足。


タレ目がちで笑うと幼く見える優しい顔立ち。


俺は小さい頃から自分が他人の目にどう映るのかを理解していた。


この顔で愛想の良い優等生(イイコ)を演じていれば人生なんて楽勝だー。



そう思っていた。



華の学生生活とは裏腹に就活は最低で最悪だった。

希望していた企業は全て落ちた。


それどころか『ここは無いな』と嘲笑っていた会社にさえも採用されなかった。


人生で初めて追い詰められた俺は手当たり次第に面接を受けようやくちっぽけな会社(ココ)に入った。



思い描いていた物とは全く違う生活にやる気は無く、俺は長年被ってきた優等生(イイコ)の仮面を脱ぎ捨てダラダラと無気力な日々を過ごした。


先輩の常磐(ときわ)からは毎日嫌みや小言を言われ続けたが『俺はこんな所にいるはずじゃない』と全て聞き流した。



そして入社してから1年が経った頃俺は大きなミスをした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ