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第96話 雨野アヤメと 6月4日

「誉先輩今日は遅かったですね」

「ちょっと外を歩こうぜ」


 俺はアヤメの部屋を訪れるなりそう言って彼女を外に連れ出した。


 最初は嬉しそうな顔で俺の隣を歩きながらキモキモと連呼したり、どこに連れ込む気だーなどとありがちなことを言っていたアヤメだったが、俺が人気のない道に進んだところで何かを察したのか急に言葉少なくなる。


 アヤメが無言になったところで今度は俺の方が口を開いた。


「全部解決したよ」


 アヤメはハッと顔をあげる。

そしてまず口から出た言葉は――。


「ママはどうなりますか?」


 そうだろうと思った。

俺はアヤメの頭を撫で回す。


「どうもならないよ。別の男と今度は不倫とかじゃない真っ当な付き合いをする。そしてお前と母親との関係は切れることになる」


 具体的には親権うんぬんの話もあるがそんなものは後でいいだろう。

重要なのはアヤメと桔梗さんが離れるということだ。


「そうですか」


 アヤメは軽い口調で応える。

もちろん感情とは同調していない。大泣きしそうなのを堪えるとこんな声になるんだ。


 アヤメと桔梗さんの親子関係は既に破綻していた。

破綻の一因でもあった清水は取り除いたが、桔梗さんと話して修復も不可能だとわかった。

『親子の絆を取り戻せ!』なんて綺麗ごとを言ってもお互い不幸になるだけだ。


 手招きするとアヤメはその小さな体を俺の腕に委ねる。

すすり泣くアヤメの目元を軽く指で拭いながら続ける。


「ただ永遠の別れとも限らないぞ」


 母親からアヤメを引き離す手段はいくらでもあった。

彼女がやられていたことを考えれば警察や児童相談所、そちらの動きが悪ければSNSや動画配信サイトでも使って桔梗さんと清水をまとめて破滅させることなど簡単だった。


 だがそれでは本当に永遠の別れになってしまう。

だから今回のように回りに回った方法を取った。


「いつか全てが昔話になったら。また会えるかもしれない。お互い気まずさMAXの顔で『お久しぶりです……お母様?』とか『あ、アヤメ……ちゃん? えーと元気してたかな?』って感じで」

「ぷっ」


 想像したのかアヤメが少しだけ笑う。


 もちろんだめかもしれない。

桔梗さんが死ぬまでアヤメの顔を見たくないと思うかもしれないし、新しい男や家族を作ってアヤメのことなんて忘れてしまうかもしれない。


 それでも可能性だけは残したかった。

5年か10年か後に、気まずく再会できる可能性だけは。

婆さんの条件うんぬんもあったが本当の理由はやはりそこだ。


 清水は知らん。

もし自分の家族にも伝わったのなら5年10年後に再会できるよう自分で頑張ってほしい。


「誉先輩」


 アヤメが俺から少し距離を取る。


「なんだ?」


 さりげなく車道側に重心を移す俺にアヤメは大きく頭を下げた。


「ありがとうございました。助けてくれて、ママも……酷い目に遭わないようにしてくれて」


「おう」

 

 俺は重心を戻しつつ、安堵の息を吐きながらアヤメの頭を撫でたのだった。


「ところでお前を引き受けてくれる家の話なんだけど。そこのババア……いや婆さんがまた癖が強くてな。最初は面食らうかもしれないけど悪い婆さんじゃないから、明日にでも一緒に――」


 続けようとする俺に向かってアヤメが首を振る。


「いえ1人でいきます。何もかも誉先輩に頼り続けるわけにはいきませんし、お世話になる人にはちゃんと1人で挨拶しないと」


 アヤメの自立心は大したものだ。 

奈津美にも見習ってほしい。


「ただなぁ……本当にかーなり癖あるから最初は絶対やっつけられるぞ」 

「メスガキ化して受けて立ちます!」


 脳内に尻を叩かれて号泣するアヤメの絵が浮かんだ。

まあ、あの婆さん口も態度も悪いが悪人じゃないのはわかっている。

最初に大騒ぎした方が後々の関係も上手くいくかもしれないな。



「ところで今日これから先輩の家に行ってもいいですか?」

「おう。おいで」

 

 俺がアヤメの肩を抱くと彼女はそれっきり何も言わずに大人しくついてくるのだった。





「ただいま」

「おじゃま……します」


 俺は鍵をあけて家に入る。

誰もいないのがわかっていても小さく挨拶するのが習慣だ。


 俺とアヤメは手を繋いだまま階段を登って俺の部屋に入る。


 そして部屋に入るなり俺はカバンを床に放り投げ、雰囲気が変わる間も無くアヤメの肩を抱いて唇を奪う。いや肩を抱いて家に来る途中から雰囲気はソレ一色だったか。


「にゅむ」


 アヤメはキモと言う間もなく口を塞がれたが、覚悟はしていたようで俺の背中に手を回して突然で乱暴なキスに応えてくれた。


 まずは軽く唇を合わせて互いの体温を感じ、次に唇周りをなぞって求めていることを伝える。

そして薄く開いた唇の隙間に舌をねじ込んで押し広げて小さな口内に侵入を果たす。

 

 抱いた肩を引き寄せながら深く舌を差し入れ、奥の方で縮こまっていたアヤメの舌を『こっちにおいで』とばかりにつつく。


 アヤメは緊張に強張りながらも俺の肩を強く抱き、舌をゆっくりを前に差し出した。


 俺はその舌をまず優しく撫でてからゆっくりと絡めとっていく。


 互いの湿っぽい息が顔にあたり、舌が口内で動く度に小さな声が漏れ、あふれ出る互いの唾液が喉を落ちるたびに嚥下の音が鳴る。


 数分続いたキスが終わって舌が抜けた途端、アヤメは床にへたり込んだ。

そして肩で息をしながら上目遣いで一言。


「キモすぎです! アヤ初めてなのになんてキスするんですか!」


「すまん。拒まれたらマイルドなのに変えようと思ってたんだけどそのまま行けたから」


 言うと同時に綺麗なローキックを入れられたが体重が軽すぎるのでまるでダメージはない。

そして反対側の足にもローが入ったところで俺達はどちらからともなく抱き合う。


 アヤメの体から桔梗さんと同じ女の香りがし始める。

だがそれは非常に薄く、未熟な体が頑張って精一杯のフェロモンを出しているようで微笑ましい。


「誉先輩お願いがあるんです。ベッドにその……投げてくれませんか? アヤそういう感じで始まるみたいな妄想してて」


「別にいいけど変わった趣味だな……」


 俺が首を傾げながらアヤメの腕を取って足をかけたところで頭突きを食らう。


「なに背負い投げしようとしてるんですか! どんなエッチ始める気なんですかアホですか!!」 

「冗談だって」


 俺はポカポカ殴られながらムードのある音楽をかけ、アヤメをお姫様だっこで抱え上げてベッドに放る。上手く緊張もとれたようだ。


「サイズ差があるから心配だな」

「大丈夫ですよ。誉先輩への好き、溢れてますから」


 アヤメは俺に手を伸ばし、俺は小さな彼女に覆いかぶさっていった。








――しばらく後。


「ひっく……グスン……お股痛い……先輩の鬼畜……スケベの誉……ふぇぇん」

「大丈夫じゃなかった」


 泣きながら俺を罵り、かつ俺にしがみ付いて離れないアヤメ。


「なんでこんなに痛いんですかぁ!」

「サイズ差はどうにもならないんだよ」


 言い訳する俺をアヤメは涙目で睨む。

これはキモキモ罵倒が来るぞ。


「誉先輩は本当にキモい♪です!」

「うん?」


 なんかお馴染みのキモが変になってなかったか?


「あ、あれ? 誉先輩は本当にキモすぎ♪ウザイ♪ですしエロエロ♪でしかもロリコン♪……なんですかこれーー!!」


 言いたい放題に罵られているのに何故か罵倒が全て甘い声になっている。

更に激昂して立ち上がったはずのアヤメの体がまるで磁石のように引き戻されて俺に抱きついた。


「罵倒の語尾がおかしくなるんですけど! しかも体が勝手に先輩にひっついていくんですけど! 体がわからされちゃってるんですけど!!」 


 なんだそりゃとアヤメの頭をポンと叩く。


「キモッ♪」


 今度は二回ポポンと。


「キモキモッ♪」


 面白いなこれ。


「遊ばないで下さいよ! あとなんかママの香りがしたような」

「それは気のせいだ」


 バカなことをしているとアヤメの腹が鳴った。


「そろそろ夕飯の時間か、おっと」


 そこで俺はスマホが光っていることに気付く。

家族のトークだ。


『昨日伝えた通り 今日はお父さんの出張先から一緒に帰りますので少し遅くなります 夕飯は出前かお弁当を買って食べて下さい 紬に料理はさせないように 母より』


『大学帰りにケーキバイキング行ってるので帰り遅くなりまーす! あとお母さんひどい……』


 母親と紬は遅くなるようだ。


「一緒に何か作って食べようぜ」


 俺はアヤメを抱き上げる。


「ふ、ふえっ? それは嬉しいですけど服、服ー!」


「誰もいないから大丈夫だって。帰りも遅くなるみたいだからそのままでいいって、開放的だろ。なんなら台所にエプロンおいてあるからそれつければ完璧だ」 


「誉先輩の趣味じゃないですか! 割とガチキモ♪なんですけど!」

 

 

 散々に抵抗したアヤメだったが、いざ料理を作り始めるとそちらに集中し始め、俺がエプロン姿に反応すると面白そうに悪ガキぶりを発揮する。


「誉先輩こんなのがいいんだー。ちっちゃいアヤにこんな恰好させて喜ぶとか変態♪」


「こいつさっきまで死ぬだの壊れるだの言ってたくせに」


「アレは先輩が上手すぎなんですよ! 特にうつ伏せにされてバンザイさせられるやつ意識飛ぶかと思いました。どこであんなの覚えて来るんですか」


 あれ桔梗さんが凄い反応したやつなんだよな。

『これアヤメが出来たやつーー!』とか叫んでいた気もするが忘れた方が良いだろう。


 そうこうしているうちにパスタが出来上がる。


 『裏』で常食化しているパスタだが新鮮な野菜や肉を使って作れば全くの別物だ。


「それにしてもアヤメ結構料理できるんだな」


 料理自体は簡単だったが手際を見ればやり慣れているかどうかはわかる。


「お父さんが居なくなる前は良くママとしてましたから」

「地雷踏んだ」


 口に出して言うと本当ですよと言いながら鼻にトマトソースをつけられる。

もうダメージは少なさそうだな。


「それじゃ食べようか」


 俺達は最初こそ普通に食べていたが、やがて互いに食べさせ合うようになり、最後は口移しに近くなっていく。


「先輩……」

「アヤメ」


 そして食べ終えるなり立ち上がって抱き合い、アヤメの手をテーブルにつかせた時だった。



「ご、ごめんね。うち何もなくてファミレスでご飯になっちゃって。せめて紬が冷蔵庫に隠してる高いアイスをデザートに食べよう」


「ふふ、でも双見君のおすすめメニュー美味しかったよ。ところで双見君のお兄さんって今日は何時頃に帰って来るの?」


 玄関が開く音と2組の足音、そして緊張を隠せない新の声と聞き覚えのある女性の声が近づき、当然ながらノックなど無しに台所の扉を開け放つ。


「え?」


 鳩が豆鉄砲を食らったような顔をする川遊びで知り合った新の同級生ヒナ。


「は?」


 クラスの人気女子が家に来るので張り切っていたら兄と後輩女子が全裸で台所にいたのを見たような顔をする新。

 

「ひっ」


 アヤメは咄嗟に後ろを向くが、裸エプロン姿なのでその方がむしろ見えてしまうことに気付き、俺にしがみ付いて盾にする。


「ふむ」


 新が今日家に女子を呼ぶと言っていたことを思い出した。

家に鍵がかかっていたからどこかに出かけたと思っていたんだが外食してただけだったんだな。


「さてどうしよう」


 俺はどうしてくれるとばかりにアヤメに首を絞められながら思案するのだった。




「というわけなんだ」


 俺は服を着て新の部屋で2人に全てを説明する。

もちろんアヤメが話されたくないことと母親と親密になったことは避けてだが。 


 すると新は何度か頷いた後、ギュッと目を閉じてアヤメに向かって頭を下げる。


「気付けなくてゴメン!」


 アヤメは驚いたような顔をした後、穏やかに微笑む。


「あと本当に良かった。お前がこれ以上不幸にならなくて……本当に良かった」


 新は微笑み、アヤメも小さく『ハイ』と言って笑う。


「それから脳が壊れる音がするんだけど」


 新の表情が突然虚無になったぞ。

ヒナもアチャーとばかりに額を押さえている。


「今更だけど雨野ってもしかして俺のこと……その」

「ええまあ、割と分かりやすく懐いてたと思うんですけど」     


 なんだか流れがおかしくなってきたぞ。


「最後に教室で会った時ってもしかして」

「はい、助けてくれないかなって藁にもすがる思いで」


 これはもしかしてやってしまったのか。


「もし俺がそっと見守るとかじゃなくて強引に助けに入ってたら……」

「きっと新先輩に全部あげちゃってたかと。普通に好きでしたし」


 なんてこった。

これは大変なことだぞ。


「俺も雨野のこと気になってたんだけど……ちなみに今から挽回とかは」

「さすがに無理ですね。アヤもう誉先輩に女にされてベタ惚れですから」


 ふらつく新を抱きとめる。

知らなかったとはいえ弟に懐いていた後輩を寝取ってしまった。


 そこでヒナが小さく手をあげる。


「えっと話が衝撃的すぎてもう隠さなくていいかと思って言うんですけど、実は私もお兄さん……先輩に会えたらなって思って新君の誘いを受けたというか……エヘ」


「がふっ!!」


 新が俺の腕の中でビクンビクン痙攣し始める。


「お前らこれ以上、新の脳を破壊しようとするなっ!! 気をしっかり持てよ新! お兄ちゃんはずっとお前の味方だからな!」


 俺は新を殺そうとするヒナとアヤメから庇うように新を抱き締める。


「えー……というか初体験直後なんですよ。抱き締めるならアヤにして下さいよ」

「私もせっかくお兄さんに会いに来たんだから、もう少し近くでお話を……」


 にじり寄るヒナとアヤメ。

放心状態のままガクガクと震える新。


「ええい寄るな女共! 俺の新をどうするつもりだ!」

 

 女達を近づけまいと新を抱いて逃げる俺、どんな状況だよ。


「気をしっかりもてよ新。どうすればお前を助けられる!」

「彼女……欲しい」


 いつもはザ反抗期みたいな態度なのに今日は余裕がないせいかとても素直だ。


 するとアヤメがすいと手をあげる。


「誉先輩がそうしろって命令するならアヤ、新先輩と付き合いますけど」

「それ一番脳が破壊されるやつ……」


 真っ白になる新を見てアヤメが笑う。

からかうアヤメと振り回される新はこんな関係だったんだな。


 そして今度はヒナが手をあげる。


「じゃあ私と付き合いますか?」

「えっ?」


 死にかけていた新の痙攣が止まって跳ね起きる。

致命傷と思っていたのに案外頑丈だ。


「はい。双見君のこと嫌いじゃないですし……この家に来る機会も増えます……よね」


 ヒナと俺の視線が絡まった。


 再び倒れかける新を支えて強引に起こす。


「受けろ新、大チャンスだぞ」

「嫌だよ! どう考えてもちょっと仲良くなった頃に兄ちゃんに寝取られるやつじゃんこれ!」


 俺はわかってないなと首を振る。


「ヒナは最高に可愛いじゃないか。クラスでもトップだろきっと」

「う、うん。ぶっきぎりだと思う。告白とかもされまくってるし」


 ヒナは照れてアヤメはローキックを連打してくる。


「そんな高嶺の花が形だけでもお前の彼女になるんだぞ。ただ闇雲にアタックするよりモノにするチャンスは確実に増える。若い男女が近くに居れば何が起きるかわからないんだ。なんとなく雰囲気が高まって食えてしまう可能性だって0じゃない」


「な、なるほど」


 新もその気になってきたな。


「本人の前で何言ってるんですかね、この人達」 


「あはは……でも狙ってくれるのは悪い気分じゃないよ。怖い男の子だったら嫌だけど新ちゃ……双見君可愛いし。男としてはやっぱりお兄さんの方が断然好みだけど」


 こうして俺とアヤメは特別な仲となりヒナと新は交際することになったのだった。


「ちなみにヒナちゃんってキスとか……その経験ある?」

「あぁこの前お兄さんと、って新ちゃん倒れないで! こんなことで倒れてたらこの先大変だよ!」


『表』

主人公 双見誉 市立両河高校一年生 

人間関係

家族 父母 紬「姉」新「弟」

友人 那瀬川 晴香#26「女友達」高野 陽花里#2「同級生」三藤 奈津美#5「被保護者」風里 苺子「友人」江崎陽助「友人」上月 秋那#22「お姉さん」雨野アヤメ#2「救済完了」キョウコ#2 ユウカ#2「クラスメイト」

中立 ヨシオ「同級生」ヒナ「新の彼女」スエ「アヤメ保護者」

敵対 雨野母#3「別離」不倫男「社内で噂の不倫男」

経験値176

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― 新着の感想 ―
[良い点] なんてこったぁぁぁーー! 新! 強く、強く生きてくれぇぇーー!
[気になる点] >さりげなく車道側に重心を移す俺 これって身投げしないようにですか? [一言] ええー、誉って新とアヤメの関係に気づいてなかったんですか? 分かっていながら手を出してるんだとばかり思…
[良い点] 私敵対欄の名前に#付くの好き! [気になる点] 性癖壊れる!壊れる! [一言] 男として格で負けてると自覚したら終わりだぞ新くん!お兄さんから寝取り返す気概を持とう新くん!
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