第82話 新の秘密 5月30日
5月30日(日)『表』
午前 田和デンタルクリニック
俺は紬がお世話になった歯医者に来ていた。
虫歯ではなく歯のチェックの為だ。
「では歯垢を取っていきますねー。口を大きく開けて下さいねー」
「はぁーい」
俺は歯科助手に促されるまま口を開く。
「素直でいい子だねー。痛かったら手をあげてね」
「ふぁーい♪」
高校生への言葉としてはどうかと思うが腹なんて立つ訳がない。
何故なら仰向けになって口を開く俺の視界いっぱいに魅惑のスイカが広がっているのだから。
受付の人も相当な巨乳だったがそれよりまだ大きい。
女性の魅力は胸だけではない――しばしば語られるこの言葉に俺も全面的に同意する。
だがモノには限度と言うものがある。
所詮男は一定以上のデカすぎる乳を前にしては屈服するほかない。
「あら、この後の予約2人ともキャンセル? じゃあ今日の患者さんはその子が最後ね。検査がてら私がやるわよ」
魅惑の時間を邪魔されるかと焦ったが、数秒後にそれが杞憂であったとわかる。
歯科助手と声の主が入れ替わった途端、顔に落ちる影が倍増したのだ。
「なんてことだ……」
「あら痛かったかしら?」
俺は慌てて否定する。
声の主はこのクリニックの女医先生……受付の女性よりも大きな歯科助手より更に大きい。
このサイズはもう大きいだの巨乳だので表現して良い次元ではない。
晴香と奈津美の巨乳を見慣れている俺でさえ絶句するしかない。
先生が僅かに動くだけでも風を切って揺れる音が聞こえてきそうだ。
そこで頭に温かく柔らかい感触が当たった。
俺は思わず叫ぼうとする声帯を理性を総動員してなんとか押さえる。
「あたっちゃったね。ごめんなさい大きいからどうしてもね」
「全然かまいませんよぉ」
俺は表情から声、上半身と下半身全てを使ってまったく気にしてない、むしろもっと当てて良いと表現する。
「ふふ、気にしてないみたいで良かった」
女医先生はニコニコ笑いながら諸々の検査を全て終える。
その間、至福の時間は20分ほど続いた。
「はいお終い。虫歯は一本もないけれど半年に一度は歯垢を取って置いた方が良いですね。また秋の終わり頃に――」
検査後の助言をしながら立ち上がった先生の手を俺は軽く取る。
「あの。もし宜しければこの後お食事とかどうでしょう?」
「へ?」
素っ頓狂な声を出して固まる先生。
他の患者がいないからかゆったり器具の整理をしていた歯科助手が思わず噴き出す。
「……君ねぇ。高校生でしょう?」
「あまりに先生が魅力的だったのでつい。不愉快なら放り出して貰って良いです」
先生は軽く溜息を吐きながら肩を竦める。
「まさか高校生にまで言い寄られるとは」
「患者さんからは今月3人目ですね」
茶化すように笑いながら言う歯科助手を睨みながら先生はふうと溜息をついた。
「日曜日は午前で終わり。飛び込みの予約も入ってないわよね?」
「はい。ですからもう片付けの準備してます」
先生は横目で俺の顔をじっと見てから笑った。
「色々準備があるから1時間はかかるわよ。遅めのランチでいいなら待合室で待ってて」
俺は反射的にガッツポーズしてしまう。
これだけの爆……美人だから絶対に誘いはかけるつもりだったが軽くあしらわれるか下手をすれば放り出される覚悟もしていたのに、まさかのOKとは。
「でも勘違いしちゃダメよ。君はまだ高校生なんだからランチついでに歯のことを助言してあげるだけだからね」
俺はこれでもかと頷く。
変な下心を出すのは次の約束を取り付けてからだ。
今日は楽しくランチができれば満点だ。
――2時間後。
「じゃあここまでにしましょうか。楽しかったわ」
「こちらこそ誘っておいて奢ってもらうなんて申し訳ないです」
お洒落な喫茶店で頂いた遅めのランチは決して安い値段ではなかった。
もちろん先生の分も俺が出すつもりだったのだが、笑ってカードで払われてしまったのだ。
「ふふ、ナンパ君は良くいるけれど君ほど面白い話をしてくれる子はいないからね。ご褒美」
先生とは歯の治療のこと、変な患者のこと、紬の奇行のこと、そして俺が今日の為に調べた妙齢の女性受けする諸々の話をしたのだが、どうやら気に入ってくれたらしい。
「ありがとうございます。というか先生ナンパについていくことあるんですね」
「ええ。独身だから誰に気兼ねすることもないもの。好みの子だと結構ついていくわよ」
想像すると異様に興奮する。
だが変態と思われたらせっかく与えた好印象が台無しなので耐えないと。
「先生は魅力的だからナンパしまくられるのは当然でしょうけど、危ない奴もいるかもしれないし気を付けた方が良いですよ」
俺みたいな高校生に言われたくはないかなと思いつつも一応言っておくと先生がニヤリと笑う。
「そうだねー。男の子はみんーなここばっかり見るもんね。君みたいに」
先生はそう言って少しだけ前屈みになった。
それだけでマリアナ海溝のような谷間が見えてしまう。
大きい大きすぎる。
「ばれてました?」
「当たり前じゃない。お姉さんの付き添いで来た時から目を血走らせて見てたじゃない。受付さんと助手さんとみんなで笑ってたんだから」
他の2人にもバレバレだったようだ。
先生は悪戯で色っぽい流し目をしながら俺に顔を寄せ、声を潜めてつぶやく。
「どれぐらいだと思う?」
俺は匂い立つような大人のフェロモンに身震いしながら目を閉じる。
脳内で比較するのは晴香だ。
どんな服を着てもはっきり分かるあの胸はHカップ……改めてとんでもないサイズだ。
仲良くする時もどんな体勢になっても暴れ回り――いやこれ以上想像すると収拾がつかなくなるからやめておこう。
そんな晴香の巨乳と比べても先生はまだ大きいだろう。
白衣もシックな私服も、胸元から破れてしまいそうな程膨らんでいるとなれば……。
「アイ……」
先生は溜息をついて首を振る。
間違えてしまった。だが下はあり得ない。
「そんな……まさかジェイだとでも」
先生はニヤリと笑い、一瞬正解かと思ったが俺を見下すような目のままゆっくり首を振った。
俺は自分の手が震え始めたことに気付いた。
あまりの衝撃に舌も回らなくなっていく。
「でもこれ以上は……そんな、いやあり得ない……伝説のケ」
あり得ないアルファベットを口にするより早く唇に先生の指があてられる。
そして話にならないとばかりにフンと鼻が鳴らされる。
足がガク付き呼吸さえままならない。
狼を前にした仔馬のように立ちすくむ俺に先生は顔を寄せ、長く熱い吐息が鼻から首まで通り抜ける。
「――」
俺に投げつけられたのはただ一単語、いや一文字を表す言葉。
そのたった一文字の衝撃に俺は打ちのめされて足をふらつかせる。
先生が俺の手を取る。
俺が覚えているのは自分の手が禁断のアルファベットを冠するその場所に引き寄せられたところまでだった。
「はっ!?」
気が付くと俺はマッスルメンジムで機械を使った筋トレをしていた。
先生の胸に引き寄せられてから記憶が曖昧なので理由は良くわからないが、多分悶々とした感情を健全に発散しようと寄ったんだな。そう思っておこう。
「じゃあ次はこの重さを10回いってみようか! 君ならきっとできるから!」
深く考えないことにした俺は横についてくれたタイコさんの鼓舞を素直に受け止めて力を込める。
「ぐ――!」
俺は力を込めて呻きながら心の中で感心する。
この重さは普段の俺が持ち上げられるほぼ限界に近い。
つまり俺の筋力を正確に把握しているということ、ジムトレーナーとして素晴らしい能力だ。
「筋肉量から考えると過剰な重さではあるんだけれど前の重量が簡単にできちゃったからね。余裕で出来ちゃう重さだと筋肉を大きくする効果が弱くなっちゃうから、改めて双見君用にメニューを考え直してみたんだ。でも少しでも痛みや違和感があったらすぐに中止して言ってね」
「はい。ここがほぼ限界っぽいです」
「うんうん、それでいいよ。頑張れば双見君もすぐにガチガチのマッチョだね!」
ガチガチは嫌だと苦笑しながらタイコさんに言われるまま次々とトレーニングをこなしていく。
周囲に汗をかき息を荒らげる女性が居てタイコさん自身も魅力的な女性だがガッツリしたトレーニングに精一杯でスケベを感じる暇もない。
まあ終わってから一気に来るんだろうけど。
「それにしても今日は全身をガッツリ鍛えるんだね。前までは下半身だけ軽めにって感じだったのに」
「ええ。せっかくですから」
今まで『表』ではまともに体を鍛えてこなかった。
ガチガチのマッチョになりたいと思ったことはないが運動は嫌いじゃないしある程度筋肉がついた体は女性受けの意味でも魅力的だと思う。
それでも俺があえてやらなかったのは『裏』との兼ね合いだ。
表と裏で体型や筋力が違っていたらどうなるか。
人は老化や運動不足で筋力が減ったり体重が増えただけでも『昔のつもりでやって失敗した』なんてことになる。
寝る度に行き来する俺の体が表裏で違えば、それどころの騒ぎじゃない大混乱になる。
『裏』の体のつもりで『表』で失敗する。
これはいい、せいぜい鈍臭い奴だとバカにされるだけだ。
だが『表』の体のつもりで『裏』で失敗する。
これをやったら一発ゲームオーバーの可能性がある。
『表』と『裏』の体はなるべく同じ体重、同じ筋力に持って行かないといけないのだ。
そして筋肉をつけるのに必要なのはしっかりしたトレーニングと適切な食事……どちらも『裏』では非常に困難だ。食い物のえり好みなんてあり得ないし体が疲れきるようなトレーニングも論外だ。
だから『表』でもそれに準じる筋肉量にしておく必要があったのだ。
「でも状況は変わった」
「?」
俺は首を傾げるタイコさんへ曖昧に微笑みかける。
一瞬彼女が二重に見えたのは目に入った汗のせいだ。
俺はアラモタワーに入り居住者となった。
ドカ食いできるわけではないが食糧事情は改善するはずだし調達に出る時以外は安全な拠点内で過ごすことができる。生存者や放浪者のように常に拠点が襲われるリスクに備え続ける必要はもう無いのだ。
「状況が許すなら無いよりあった方が良いに決まってる」
もし俺の腕がタイゾウのようだったら取りこぼさずに済んだはずなのだから。
タイコさんは隣の女性に指導中だ。
俺は重りを積み増す。
限界を超えているのでもちろん力を込めても上がらない。
一つ息を吐く。
熱心に指導しているタイコさんが足を引きずっている姿と被った。
脳内で彼女に手を伸ばして鍛えられたその体を支え引き上げていく。
汗ばんだ体に追加で熱が入り、重りがギリギリとあがる。
更に積み増す。
タイコさんを引きあげながらアオイも支えて持ち上げる。
体内の熱があがっていく。
更に重りを増す。
軋む両手にシズリとソフィアも乗せる。
決して離す訳にはいかない。
タイコさんが用意した2倍以上の重量に筋肉が軋むが呼吸を整えれば問題ない。
体内が燃え上がるように熱くなり、自分の鼓動が徐々にゆっくりと――。
「双見君!!」
我に返ると同時に腕に感じていた負荷がなくなった。
「なにをしてるの!?」
見れば青くなったタイコさんと筋肉山脈――チーフマッチョの森盛蔵が傍に立っていた。
毎度のことだがチーフマッチョってなんだよ。
「最初のが限界だって言ったでしょ! 積み増すにしても少しずつ確認しながら――って、ひゃくっ!? ムチャクチャだよ! 怪我してない!?」
タイコさんに叱られてしまった。
「鍛え抜いた末のチャレンジなら全力で補佐するのだけれどね。今の君は放心状態に見えた――言い換えるならば筋肉と会話せず感情だけで重りをあげていたのじゃないかい?」
普通の状態で無かったことは確かだ。
どうして意味不明な筋肉表現に言い換えたのかは問うまい。
「ビリビリ来てますけど筋肉も関節も大丈夫です。心配させてごめんなさい」
安堵の息をつくタイコさんと盛蔵に頭を下げて俺はトレーニングを終えた。
「心と体が揃ってこそ筋肉になるんだよ。無茶はしちゃいけない。さあ特製ドリンクを飲むといい」
筋肉は体が100%じゃないか? 心の要素あるか?
と思いながら盛蔵が差し出すドリンクに口をつけて盛大に顔をしかめる。
青汁並みに苦い上に濃厚でクリーミーかつ油っぽい他の食材では例えられない味がする。
そんな俺の様子を見て隣でトレーニングしていた中年女性が笑う。
「盛蔵さんの特製ドリンク信じられないほどまずいわよねぇ。でもその分効果は抜群! うちの旦那なんて毎年健康診断でメタボだって言われていたのに、ここで鍛えてドリンク飲み始めるとたちまちムキムキよ。今じゃ採血の針が刺さりにくいぐらいなの。ちょっと知能が下がっちゃったような気もするけれど」
「余計飲みたくなくなってきたんですけど……」
まさかゾンビ発生の原因これじゃないだろうな。
俺は盛蔵、タイコさん、中年女性の3人に笑われながら目を閉じて一気にドリンクを飲み干す。
その圧倒的なまずさの助けを借りて頭の中からアオイや向こうのタイコさん、シズリやソフィアを追い出していく。
彼女達は絶対に守りたいがそれは向こうの話だ。
こっちと向こうを混同してはいけない。
ジムを出た俺は軽く熱をもった腕を撫でながらゆっくりとした足取りで家路につく。
もうすぐ夕刻だが長くなってきた日が落ちるにはまだ余裕があるし特に急ぐ理由もない。
ふとスマホがポコンと音を立てた。
人通りも車通りも少ない場所なので歩きスマホも問題ないだろう。
『こんにちわヒナです 今大丈夫ですか~?』
前の川遊びで知り合った中学生グループ、その中で一人だけ連絡先の交換ができたのがヒナだったのだ。
ヒナからのメッセージに疲労がスルスルと抜け、忘れかけていた性欲がズルズルと戻ってくる。
『外だけど大丈夫だよ』
『えーお買い物とかですか?』
何の意味もない会話だが向こうから送って来たことに意味がある。
ヒナは中学生だけあって少し幼い顔立ちだったが結構な美少女だった。
上手く対応して楽しませれば次はデートにこぎつけられる。
そこでもしっかり楽しませればその先も十分狙える。
『知り合いのジムでトレーニングしてた ちょっとやりすぎて体が痛い……』
相手は中学生だしヒナも賢そうではなかったからな。
最後にちょっとバカっぽい顔文字を添えて……と
『えー恰好いいー! 知り合いのジムって大人って感じですごいですね!』
「うんうん恰好良く聞こえるよな。それを狙って打ったんだ」
実際はその知り合いは筋肉の怪物だが。
すごくいい人だけどな。
さてここから『ヒナちゃんも体動かしてみない?』と続けてデートの約束を取り付けようと思っていたのだが。
『ところで双見さん 双見さんってもしかして弟さんとかいます?』
はてと首を傾げる。
もちろん新がいるし隠す必要もない。
『いるよ 1つ下の中学3年生』
送ってから質問の意味に見当がついてしまった。
『やっぱり! もしかして新君のお兄さんですよね? わたしクラスメイトなんですよ』
「……新の同級生かよ」
別に問題はないのにデートの誘いを切り出しにくくなってしまった。
兄弟の知り合いって口説きにくいよな。
紬の知り合いとかどんな美人でも躊躇する……デートやキス、ましてセックスに誘っているのを知られていると思うと萎えてしまう。
ヒナを口説く気がなくなった俺は楽しい会話をする方向に舵を切ろうとしたのだが、次のトークを見て足を止めた。
『ところで新君 大丈夫です?』
『大丈夫とは?』
歩きスマホをやめて路肩の石に腰をかける。
『えーと言いにくいんですけど……てか言って良いのかわからないんですけど』
『構わないから言って』
俺は次の返信が来るまで画面を睨み続ける。
『新君 先週ちょっとクラスで他の子とトラブルと言うか ちょっとしたイジメみたいな? そんなに大げさなものじゃないんですけど――』
俺はヒナに返信することなくスマホをポケットに仕舞う。
そして先程の数倍の速度で家に向かって駆けた。
「なんてこった。気づかなかった」
俺がキョウコやユウカとワチャワチャやっていた間にも新は苦しんでいたのだ。
それに気づかず昨日は晴香と川遊び、今日は女医先生とデートだの筋トレだのとなにをやっているんだ。
思えば手掛かりはあった。
夕食の席で妙にテンションが落ちている時があったし、普段はさっくりこなしていたテスト勉強で苦戦しているのも妙だった。
兄ならばそこで気づくべきだったのだ。
「誰にやられていようと絶対に助けてやるからな」
手段はいくらでもある。
証拠を集めて教師に……なんて時間のかかることをする必要はない。
行動パターンを調べて襲撃し腕の1、2本でもへし折ってしまえば大人しくなるだろう。
あるいは顔の形が変わるまでボコボコにしてしまうか。
同じクラスなら受験生……予備校に通っているなら夜は遅くなるはずだ。
イジメをやるような不良なら夜遊びしている可能性も高いからこれも夜に狙えるな。
俺が犯人だとばれるのは新にとっても良くないか。
顔は隠してシークレットブーツで身長も誤魔化す……監視カメラの無い道を選び車載レコーダーにも注意する必要がある。下調べに2日程度見ておくか。
証拠を残さないようにするにはここいらに落ちている石でも使うのが良いな。
結局処分時に足のつく可能性がある手袋を使うよりも石を直接握って使った後に水へ放り込んでしまえば特定は不可能だ。
「ともあれ、まずは事情を聞かないと始まらない」
俺は湧きあがりつつあった性欲も筋肉の痛みも全て忘れて全力疾走で家へと戻る。
ただいまも言わずに玄関へ駆けこみ、手も洗わずに階段を駆け上る。
「紬っ! ただいまぐらい言いなさいっていつも言っているでしょう!」
母親の怒声が聞こえるが今は新が優先だ。
俺は微塵の躊躇もなく新の部屋に飛び込む。
「うわっ!? ノックぐらいしろよ!」
着替えていたのか新は上半身裸だった。
その背中に小さいながら明らかに何かで叩かれたと思われるミミズ腫れを見つけてしまう。
「新……新ぁ!!」
俺は感極まって新に飛びついてしまった。
「兄ちゃん!?」
小柄な新はバランスを崩してそのままベッドへと倒れ込む。
俺は新に覆いかぶさるようにして顔に手を添えた。
「やめろ兄ちゃん! 俺達は兄弟……それ以前に男同士ー!!」
「んあーホマ君帰ったの? ピキュッ!?」
廊下の方から奇声と何かが倒れる音がしたがそれどころではない。
「お前いじめられているのか?」
俺は煮えたぎる感情を押さえ、なるべく新が話しやすいようトーンを落として静かに聞いた。
主人公 双見誉 市立両河高校一年生 激昂
人間関係
家族 父母 紬「卒倒」新「はかない抵抗」
友人 那瀬川 晴香#26「女友達」三藤 奈津美#5「庇護対象」風里 苺子「友人」江崎陽助「友人」高野 陽花里#1「クラスメイト浮」上月 秋那#14「エッチなお姉さん」キョウコ#2 ユウカ#2「クラスメイト」
中立 ヨシオ「暇」ヒナ「困惑」
経験値138
また唐突に間が空いてしまいました。ごめんなさい。
次回更新は明日19時頃になります。




