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第五十三話 忍び寄る黒い影

◆ルグニア城


直哉達が城へ到着すると、アンナが出迎えてくれた。

「直哉さん! 良く来てくれました! 奥でアシュリー様がお待ちです」

「ありがとうございます」

直哉達は仲間と一緒にアシュリーの元へ進んだ。

通されたのは中庭で、大勢の市民が屋台や出し物を堪能していた。


「勇者様だ!」

「勇者様御一行だ!」

市民達は直哉を見つけると、口々に勇者様と叫んで称賛してくれた。

直哉はアンナに促され手を振りながら奥へと進んだ。



奥には会場が見渡せる様に高くなった場所が用意してあって、アシュリーやエリザ、エバーズやダライアスキーなど、名だたる顔ぶれが並んでいた。

直哉の接近に気が付いたエバーズは、

「おぉ! 直哉伯爵! 大活躍だって聞いたぜ! まぁ、こっちに来て座ってくれ」

大きなテーブルには、奥の真ん中にアシュリーが座っており、その左右にシギノとエリザが座っていた。

後ろにはダライアスキーが待機しており、入り口付近にはエバーズ他近衛騎士達が待機していた。


「この辺で良いのかな?」

直哉は入り口に近いところに座ろうとしたが、ダライアスキーに、

「直哉伯爵様御一行はこちらへ」

と、アシュリー達の近くまで呼び寄せられた。

「本日はお招き頂きありがとうございます」

直哉が挨拶すると、アシュリーは、

「良く来てくれた。本日は心行くまで楽しまれよ」

そう言って、料理をすすめてくれた。


色とりどりの野菜や、肉料理、魚料理が並んでいた。

リリはご満悦で両手に肉を取って食べていたが、

「味が無いの。こっちはうっすいの」

そう言って、直哉の方へ食べかけを渡してきた。

「リリが肉をくれるなんて相当なんだね」


直哉は笑いながら受け取った肉を食べてみると、

「出汁を入れ忘れた水炊き鍋に肉を入れて、それ以外を入れる前に取りだした様な味だな。こっちのは一応野菜のうまみらしき味が付いているから、食べられるぞ?」

「むー。鳥の唐揚げが食べたいの!」


「それに比べて、こっちの酒の肴は味が濃いな。お陰で酒が進む」

ラリーナは美味そうに酒の肴を頬張った。

「きっと、こっちは子供用なんだよ。こっちの酒の肴を食べてみたら?」

リリはラリーナから真っ黒にコーティングされた肉を貰って口に運んでみた。

「もぐもぐ・・・・。み、水! 水!」

リリは横に置いておいた自分の水を飲み干していた。


「どうしたの?」

「ものすっごく、塩辛いの!」

「そうかな? 美味いけどな」

ラリーナは酒を飲みつつ、肉を食べていた。

「フィリアはどう?」

「素材の味が堪能できて、味付けの薄い料理でも充分です」

「だよね。普段から味の濃い料理が多いから、味が薄く感じるのだと思う。本来はこの位が一番素材の味がわかるハズなんだけどね」

直哉はそう言って、煮魚をつまんだ。

「美味いな。これにご飯と味噌汁があれば完璧だったのに」


「むー。お兄ちゃんマヨネーズ出して!」

リリは物足りなさを補うための調味料を要求してきた。

「ん? はいよ」

直哉はアイテムボックスからマヨネーズ等の調味料が収まった箱を取りだして、リリに渡した。

「わーいなの!」

リリは喜びながら、味が無いと言っていた肉にマヨネーズを付けて口に運んだ。

「お・い・し・い・のー!」

丁度良い味付けになったのか、リリの食欲が戻って来た。


「こら、リリ、他の人もいるのだから、全部食べたら駄目だぞ」

「むー。もっと食べたいの」

「俺の分もあげるから、我慢してね」

そう言って、直哉は自分の皿をリリに渡そうとした。


「直哉様、リリさんに甘すぎです。ちゃんと我慢するべき所では、我慢をさせないとリリさんの為になりませんよ」

と、フィリアが止めに入った。

「フィリアお姉ちゃんが意地悪なの!」

リリは頬を膨らませて抗議していた。

「ほら、リリ、フィリアの言う事は間違ってないぞ。基本的に直哉は優しいからな、リリの為なら、ここは叱るのが正解だよ」

と、ラリーナの援護射撃も入り、リリは半泣きになりながら我慢していた。

「ごめんよ、リリ。俺では二人を説得する事が出来ない」

そう言って頭を撫でようとしたが、

「ほら、また、甘やかそうとする!」

と、動きも封じられた。

「ぐぬぬ」

「ひっく、ひっく」

「そうだ、リリ! 今我慢したら、帰りにお肉を買って帰ろう。俺が腕によりをかけて肉料理を作るよ!」

リリは嬉しそうにして、

「本当?」

直哉は笑顔で頷いた。

「あぁ。それなら問題ないだろう?」

「やったー! お兄ちゃん大好き!」

リリは嬉しくなって直哉に飛びついた。


フィリアとラリーナも、直哉が甘々なので苦笑していた。

「でも、フィリアやラリーナの言うことは正しいからね。公の場と俺たちの場はちゃんと区別しないとね」

「わかったの!」

そう言って、直哉の膝の上に座り込み、寝る体勢を整えた。


そんな姿を微笑ましく見ていたエリザに、アシュリーから声がかかった。

「エリザ、本当によろしいのですね?」

エリザはアシュリーを見て、

「直哉殿がわらわを認めてくれるのであれば」

「わかりました。では、発表しますよ?」

「お願いするのじゃ」


アシュリーは、エバーズとダライアスキーに合図を送った。

合図を受けた二人は、民衆にアシュリーの方を注目するように促した。

「皆のもの! アシュリー様よりお言葉がある! 全員注目せよ!」

大騒ぎしていた民衆はその言葉を聞いて、一斉にアシュリーの方を向き、平伏した。


(凄いな。俺自身、慣れないけどな)

「一同、面をあげぃ」

アシュリーの言葉に、一斉に頭を上げた。

「皆も知っての通り、多くの者の犠牲の元、今回の難局を切り抜けることが出来た。まずは、国王として礼を言う。ありがとう。そして、この最悪の事態を収拾してくれた勇者とその仲間を紹介する!」

(えっ? まずい)


「リリ! リリ起きて!」

直哉は膝の上で眠りかけたリリを起こそうとした。

「直哉さん、そのままで良いですよ。リリさんもお疲れなのですから」

それを見たアシュリーが、言葉を中断して伝えてくれた。

「なんか、申しわけないです」


「こちらが、ルグニアの救世主、バルグフルの勇者、直哉伯爵です! 抱きかかえられているのは、ピンクの魔術師リリさん! 横に控えますは、黄金の女神フィリアさん。そして、銀色の狂戦士ラリーナさん!」

紹介を受け、直哉達は民衆にお辞儀をしていった。

民衆からは賞賛の嵐だったが、アシュリーが右手を上げると静まり返った。

「勇者たち一向は、ルグニアを守っただけでなく、私やエリザ、そして母であるシギノの病をも癒してくれた。本当にルグニアにとって、救世主と呼べる存在である」

アシュリーは民衆を見回して、

「そこで、直哉伯爵に我がルグニアからも爵位を授け、新たに旅立つまでの間、我がルグニアに根付いて貰い、必要な時にその力を貸してもらおうと思う」

アシュリーは、ダライアスキーを見てから直哉を見た。


「まずは、直哉伯爵のお屋敷を、新しく造った西門の北側に広がる森林地帯に建てる事を許可します。執事やメイド等も、城で雇った者を派遣します」

直哉の土地タブにルグニアが追加された。

「直哉伯爵は申し訳無いが、元々の街並みは完成されているて、新たに建てる場所が無いので、街外れに屋敷を構えて貰う事になってしまった」

直哉は問題無いので肯いた。

「さらに、直哉伯爵に面倒を見て貰いたい者がおる」

直哉は誰だろうと思ったが、エリザが立ち上がった。


「私の妹である、エリザだ。我が妹を直哉伯爵の従者として連れだってもらいたい」

「よろしいのですか?」

「もとより、エリザの希望です。直哉伯爵がご迷惑でないのなら、お願いします」

直哉はリリ達を見た後で、

「わかりました。それでは、従者というより仲間として迎えさせてもらいます。エリザさん。よろしくお願いしますね」

「こちらこそ、迷惑をかけると思うのじゃが、よろしくなのじゃ」

エリザは直哉の傍へ行った。

「以上である! 後は各々楽しまれよ!」

アシュリーの宣言で、元の喧騒が戻ってきた。


(新しい土地が増えたし、今のうちに建物の準備をしておくか。フォーマットは新しい屋敷で、床暖房というか、床エアコンを追加すればよいかな。魔法石はリフト用や照明用、上下水道用等は造れる様になったし、材料も何とかなるかな。場所が森林と言っていたし、木材も確保できるな)

直哉が新しい屋敷の準備をしていると、エバーズがアンナを連れてやって来ていた。

「少し時間を貰えるかな?」

「何でしょうか?」

「時間がある時にでも、直哉伯爵に我がルグニアの兵を鍛えて貰いたいのだが、いかがかな?」

直哉は驚いて、

「俺たちの戦い方は、冒険者の戦い方です。近衛騎士達は近衛騎士達の戦い方があるのではないのですか」

エバーズは首を振りながら、

「バルグフルではそうだったのかもしれないが、ルグニアには、そのような戦い方はない。それに、先日の戦いで、直哉伯爵が鍛えた兵士達が活躍していたのを見て、正直末恐ろしいと思ったほどだ」

「ここの兵士に教えたのは、基本の型の鍛練ですよ? それなら、一緒に鍛練できますが、通常の戦闘鍛練はあの子達と同時には不可能ですよ。鍛練で死者が出てしまう」

「それに関しては、こちらで対策を考えるとしよう」


「わかりました。今夜は鍛練する予定はありませんが、鍛練場でもご覧になりますか?」

「どこにあるのかね?」

エバーズは不思議そうに聞くと、

「もちろん、我が屋敷です」

と、直哉は悪戯っぽく答えた。

そこにアシュリーが、


「では、エバーズとアンナは、本日直哉伯爵のお屋敷へ行ってきなさい。明日の朝に、報告を聞きますので。それと、直哉さんにこれをお渡しします」

手のひらサイズの袋に2Gもの大金が入っていた。

「これは、何のお金ですか?」

直哉は不審に思い聞いてみた。

「先日のモンスター撃破の報酬です。ゴブリンにコボルト、オークにサーベルタイガー、そして巨人と今だかつて無いほどの敵を倒した報酬ですよ。冒険者ギルドのマスターである、オプトベーガスが先日の戦いで戦死してしまったので、今回は特別に城のほうから出すことになりました」

「そうでしたか、疑って申し訳ありませんでした。そして、ありがとうございます」

直哉は謝罪し、アシュリーは去っていった。



その後は問題なく晩餐会が終わり、直哉達はエバーズ達を連れて帰路についた。

途中、食べ物屋で食材を大量に買いあさり、日用品なども大量に入手していた。

「あれほどの量の荷物が消えていくとは、やはり奇術だな」

実際は、アイテムボックスへ収納しているのだが。

収納に関して、商人の腕輪の能力で、スキル:収納の神を発動させていた、同一系統のアイテムを一つのアイテムとして収納する事が出来るスキルで、取り出す時が不便であるが、収納に関しては最上級のスキルであった。



直哉達が、屋敷予定地へ到着すると、辺りは鬱蒼と生い茂った森林の中であった。

「ちょっと、周辺を確認してきます。問題がなければ整地して、建物を建ててしまいますので、少々お待ちを。フィリアはリリを頼む。ラリーナは一緒に来てくれ」

「承知いたしましたわ」

「了解した」

フィリアはリリを受け取り、ラリーナは長巻を装備して直哉の前に立ち周囲の警戒をはじめた。


数分後、

「問題無さそうなので、始めたいと思います。俺より後ろにいて下さい」

直哉は全員が後ろに下がった事を確認した後で、土地タブを起動して建物の大きさを確定させた。

そして、地下部分の穴を掘り下げ、生えていた木々は木材として、土や石はそのまま収納された。

「おぉ! 一瞬で木々が消えた後、深い穴が出来た!」

エバーズ達は驚きの声を上げていた。

直哉はさらに操作を進めて、建物を建てた。

「・・・まさに、魔法だな」

エバーズは驚き過ぎて口数が少なくなった。

「やっぱりお兄ちゃんの力はいつ見ても凄いの!」

目を覚ましたリリが直哉の力を絶賛していた。直哉は魔畜棺やMP回復薬を多用して、館の細かい部分まで造り上げた。

十数分後、

「出来た!」

直哉の言葉通り、今まで森林だった場所に大きな屋敷がそびえ立っていた。


ルグニアの屋敷

地上7 風呂

地上6 風呂

地上5 直哉の部屋

地上4 リリ・フィリア・ラリーナ・エリザの部屋

地上3 空き4つ

地上2 空き4つ

地上1 食堂

地下1 訓練場

地下2 訓練場


「リリ達の部屋は四階で、俺の部屋はその上、そして大浴場。鍛練場や食堂は今まで通りです」

「リリは下を見てくるの!」

「では、私はお風呂の方を確認してまいります」

「じゃぁ、私は自分の部屋を見てくる」

リリ達は直哉が割り振る前に、作業に入った。


「では、エバーズさん、入りましょうか?」

「う、うむ。お邪魔するよ」

エバーズとアンナ、そしてエリザは絶句した。

「何ですかこの屋敷は! 下手するとお城より良いのでは?」

アンナとエリザは、一階奥のキッチンに釘付けになった。

「凄い! 酒場の台所より広いし、見た事のない設備がたくさん置いてある」

「エリザさんには自分の部屋を確認した後で、ここの手伝いをして貰います」

「わかったのじゃ」

エバーズとアンナを地下の鍛練場へ案内して、リリに引き渡した後、エリザと共に上の階へ向かった。


四階へ付くと、トイレのチェックや部屋のチェックをしていたラリーナと出会った。

「そうだ、直哉。セキュリティとやらは、この建物にはかかってないのか?」

「ん? かかってないよ。その魔法石はまだ造れなかった。造れるようになったら、装着するよ」

そういって、エリザを部屋へ案内した。

「ここが、エリザさんの部屋です。何か困った事があったら言って下さい。俺は一階でリリのご飯を造って居ますので」

そう言ってラリーナの元へ行き、

「これ、日用品ね、フィリアにも渡しておいて、それと、下の三階にエバーズさんとアンナさんの部屋を整えておいて貰えるかな?」

と、買っておいた日用品を取りだした。

ラリーナに日用品を渡した後で、一階に戻り、鶏の唐揚げの下準備に入った。



「肉の臭みを処理して、濃いめのタレに漬けて、二種類のブレンドした粉を付けて、高温の油で二度揚げしたらできあがり!」

直哉は、鶏の唐揚げを、どんどん造っていった。

大きなお皿に山盛りになった鶏の唐揚げ。

「コレだけ作れば、リリも納得するだろう」

直哉はさらに、材料を取りだした。


「ブーブー大王の肉とタマネギ、卵にパンに小麦粉、塩・胡椒と調味料を用意して、肉と玉葱をみじん切りにして、卵と胡椒と調味料を混ぜてこねる。こねる。こねる。小麦粉と卵とパンを別々に用意しておく。この時パンは細かくしておき、こねた肉を手の平サイズの小判型にして小麦粉をまぶし、卵を絡ませパンをつけて、油で揚げたらできあがり!」

メンチも大量に積み上げていった。


「やばい、作りすぎたかな? まぁ、リリが居るから大丈夫か」

そう言って、リリ達を呼びに行った。


鍛練場では、アンナが崩れ落ちていて、エバーズとリリが互角の戦いを演じていた。

とはいっても、リリは拳しか使っておらず、手加減をしているようであった。

「熱が入っているところ悪いけど、肉料理出来たよ!」

直哉の言葉に、リリは大喜びで鍛練を中断して、直哉の元へ走ってきた。


エバーズは呆れながら、

「ま、まだ食べるのかね」

「お兄ちゃんの作った料理は美味しいの!」

リリは汗を拭いてから、一階の食堂へやって来た。


「良い匂いだな!」

エバーズも一緒に上がってくると、唐揚げとメンチの油の匂いを嗅ぎ付けた。

「これが唐揚げ、こっちがメンチという料理か」

直哉はエバーズに料理を取り分けた。

「あー、リリの唐揚げ! 丸いのは始めて見た!」

「リリのぶんも分けてあるから」

リリの前に大量の唐揚げとメンチをおいた。


「わーい!なの」

そこへ、上からフィリアたちが降りてきた。

「なかなか良い匂いがするな」

ラリーナは買いだめしてある酒を持ってきていた。

「すごい、油の匂いですね」

フィリアは顔をしかめながら、サラダを作り始めた。

「お・い・し・い・のー」

みんなで直哉の作った料理と、フィリアがさくっと作ったサラダをつまみとして、お互いの事を話していた。


「さて、夜も更けてきたし、そろそろ寝ますか」

直哉はエバーズを風呂に誘い、リリ達もエリザとアンナを誘って風呂へ入った。

エバーズは、始めは湯船に驚き、最後には虜になっていた。

「城にも風呂が欲しいな!」

直哉は、エバーズの心からの声を、子守歌代わりに聞きながら湯船に浸かって、一日の疲れを取っていた。


「そういえば、明日は何時頃帰ってしまうのですか?」

直哉のいきなりの質問に、エバーズは真顔になりながら、

「早朝、アンナと共にアシュリー様に報告をするようになっているので、日の出前には出ようと思う」

「そうですか。予想以上に早いのですね」

「まだまだ、やる事が山積みなので。直哉伯爵にはこれからどんどん手伝って貰いますね」

エバーズは悪戯っ子のような悪い笑みを浮かべながら言った。

「どこまでご期待にそえるかわかりませんが、やってみます」

「まぁ、そんな訳だから、今日は寝る事にするか」

直哉達は、風呂を後にした。

「それでは、おやすみなさい」

直哉達は自室へ戻り、眠りについた。




◆ルグニアより北の森の中


(とと)様。みんな!」

真っ黒な忍び装束を着た少女が、涙を流しながら闇の森を走っていた。

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