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最後の攻略対象×戦争=殿下の暗躍

更新頻度低下中。本当にすみません……。

「殿下、鍛錬のお時間で───っと、失礼しました」


わぁ。攻略対象と全員会っちゃった☆

…………じゃねーよ、本編開始数年前に全員と絡んでるじゃねーか。あ、第二王子はかなり幼少期に豚により参加させられた内輪のパーティーで会っております。今は引きこもりを強制されているようですがな。無事かなー馬鹿王子。



そうじゃない、そうじゃないんだ。私、頑張れ。もう少し変なとこに気をやらないようにしよう、私!




「殿下、この方は?」


知ってるけど聞く。リストみたいな場合もあるしね。名字変わってるの何故か調べないと。と、それもまぁいい。


「セージ・アインホース。私が目をかけておる騎士だ」

「ありがたきお言葉にございます」

「ついでに言うとこの作戦の要でもある。………最後の、な」

「最後の?」

「……………対チュートン戦だよ」

「なっ!?」

「正解だ。起こるやも知れぬからの」


チュートン国。我が国と双璧を成す大国である。この国は魔法で発達したのに対し、かの国は軍事で発展した。全部で6つあると言われる騎士団、そしてそれらを纏める教団騎士団。魔術を使う者は少ないが、かなり強力な使い手が現れることもある、だとか。


「戦争……ですか?」

「いや、無いな、今は。騎士団の連中は話せるが、教団の奴らはな……。一応対話の予定は立てておる。のぉ、セージ」

「はっ。第四騎士団隊長、マステマ・ブルートゥ並びに第六騎士団隊長アリオーシュ・ナハトゥとの対話は早ければ数年後に実現しそうであります」

「と、まぁセージはひねくれた性格の奴に妙に好かれやすいのだよ」

「………否定は、しません」


後から聞いた話によるとこの二人の団長は孤児育ちで凄くひねくれているらしい。一人はいつもにこにこしながら割と腹黒い(シトリか?)らしい。それでいて、もう一人はクソ生意気なガキだそうだ。弄り役として好かれたようだね。

と、分かるだろう。このセージこと未来の騎士団長はくっそ真面目。あと、割と平和な思考だ。


「まぁ今日はこの程度かの。私は鍛錬がある故、この場を去る。ルナ嬢の部屋は最初に通された客間じゃ。それと、何かがあればリストに言いつけよ。では行くぞ、セージ」

「はっ」


そうして殿下は爆弾を大量に投下してから帰って行った。







「チュートン国との戦争か。確かに可能性はあるね。……すっかり忘れてたよ」


ここは異世界。人は皆生きている。例え私の知るそれと似通っている世界でも異なる所は多い。………そう、私とダースがねじまげた攻略対象達の運命のように。


「まー戦いになったらこっちが負けるだろうな。主に指揮者の器の影響で」

「……なるほど、納得」


王が指揮を取れば負ける。それを言わしめてしまう程、今の王は阿呆だ。稀に見る愚王とも言ってやろう。



テーブルの上に残されたのは殿下からの手紙。それは私宛の………ルナではなく“私”宛の手紙だった。私はそれを読みながらリストと会話する。………そうしないと、抑えられる気がしなかった。



ねぇ、ダース。気付いてるんでしょ?貴方の──────について。














「ふぁーぅあぁ。こんな遅くに誰ー?僕、眠いんだけどー」

「すまんシトリ。これをどうすればいいか俺には分からなかった。宛先はお前だからな……どうにかしてくれ。いや本気で」


その頃、郊外にあるルナの部屋から繋がる家………ランスとシトリの住居にはある事件が訪れていた。


「…………………………え、なにこれ」

「俺が聞きたい」


シトリは少し子供っぽさが薄れたその美貌を困惑の形に歪ませた。普段楽しげに浮かべられる笑顔は完全に失せていた。そしてその横にいるランスもまた然り。精悍さが増した男っぽさが溢れるその綺麗な顔を横に反らし、それを見ないようにかオッドアイの目を完全に瞑っていた。


「………えっと、とりあえず……シアン、呼ぼっか」

「………あぁ、それがいいな」


長年暮らしているだけあって2人の心の中はお互いに想定出来ていた。即ち………………殿下、何やらかした?、と。

改めて自分が体調関係はスライムだなーと感じました。皆さんも体調にはお気をつけください。……特に沢山歩いた後に大音量でカラオケをするバスとかには!特にお気を付けください!

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