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フラグ推測×幼女の真顔=恐怖

「さて、折れるフラグを考えましょう。幼少期時代が知れてるの誰だっけ」



ダースと一通りお喋りした後で本題に戻る。ちなみに目の前のこいつ前世でもハイスペックだったみたいだよ、某名門大学の合格知った直後から記憶無いんだとよ。私?しがないOLですが。ビール飲みたい。




「ルナ様が関わり合いになるのは王子……第二王子、ですかね」

「私さ、思うんだ。あの話ってルナ様と第一王子がくっついてれば万事解決ヒロイン(笑)追放で終わったと思う」

「………………それは思いますがルナ様が婚約するのは第二王子ことチョーローです。お気を確かに」

「嫌だチョロいヒーローも剣の守護者も」

「んで次はー」

「話聞けや」



メインというか主役級攻略対象、ヴィラシア・ハイド。パッケージで主人公抱き締めてたりハーレム状態の中一番良いところに陣取ってる奴。

燃えさかるような透き通った赤色の髪の毛にルビーのような灼熱の瞳。この国の第二王子にしてルビーの守護者。

………というのは説明書に書いてあるもの。実際はすぐに恋に落ちるチョロいヒーローことチョーロー。ハイスペックな兄の第一王子には嫉妬に似た感情を抱きながらも尊敬しており、嫌味を言う婚約者に嫌気が差している、らしい。………だって王子教育から逃げてるもんね、あんた。剣の守護者って言われるくらい戦い好きだもんね。ちなみに守護者は宝石による魔術の特化に優れた人物に与えられるものなのです。────つまりは(ルビー)はショボいと。分かります。




「過去が出てきたのは後──」

「人魚と神官、かな。他は平民としてだったり貴族としてだったりまぁまぁ平穏な日々を過ごしてたから」



シアン・イルテディスならびにシトリミヤ・フーラーテ。二大凄惨な過去の持ち主にして………二大悪魔とも呼ばれる。その理由は強制エンディングの多さ。何か間違った選択肢を選べば即座に追放エンディングや暗殺エンディングへご案内。ちなみにチョーローは全ての選択肢において好感度が下がるようにしないとバッドエンドに向かう選択肢が現れない。難易度の差がもはや笑えてくるよ、運営。



「神官が性的虐待で人魚が拉致監禁だよね。本当この世界腐ってると思う」

「ゲスいこと真顔で言わないでくださいますかお嬢様」

「………あ、ごめん。私幼女だった」



幼女が真顔で性的虐待とか拉致監禁とか言ってたら確かにホラーだわな。すまんすまん。

……確か神官ことシアンは孤児として孤児院に引き取られ……んで神殿に預けられその見目の良さからアレな事態に陥る。神殿入る前に引き取っちゃえば良いかもしれない。どちらにしろ全ての人間から守護者は選定されるからね、未来は変わらない。ちなみにこの子はエメラルドの守護者。癒しの呪文を得意としている。ショタっぽい見た目が可愛い。───が、言動は誰よりも大人でキツい。恐ろしいまでに攻略難易度が高く皆攻略サイト頼みとなった鬼畜ショタである。

それで問題が男人魚(マーマン)ことシトリミヤ。多分現在進行形で城に拉致監禁されている。元々一族から迫害を受けていたのもあるから人間不信兼人魚不信になってるのは想像に難くない。男人魚は力は強いけど珍しい存在だからね。ちなみに外見は男の娘っぽいくらい美人。中身はやはり鬼畜、っつかヤンデレ。でも言動はゆるふわな癒しっ子。………だがしかしシアンに次ぐ強制エンディングの多さからお察し。ちなみにアクアマリンの守護者です。



「孤児院の特定を急ぎましょう。シトリミヤは───」

「………あの、ルナ様。お伝えしたいことがあります」



そして私は驚愕の事実を知ることとなる。

………………だってダースって転生者だもんね、原作と違う人生辿ってきただろうしね、うん。

王子、そしてシアンとシトリミヤは早めにフラグを折りに接触しなければいけない人物達。そしてそのために次回ある人物に接触します。

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