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精霊×核=災害

超絶難産の解説回。この世界の難しい話が続きます……。

「まぁ山の破壊にはもう一つやらなくてはならないことをついでに済ませる目的がある。………いや、ルナ嬢にとっては1つ追加、だな」

「………何、でしょうか」

「無論、うちの愚弟にそちらの哀れなる人魚に対し土下座なりなんなりをさせて許してもらうことだな」

「………………あぁ。シトリなら大丈夫だと思います。あの子、弟殿下のことを五月蠅い小物とか羽虫のように思ってた節がありますから」

「ウィルが羽虫………」

「うちの愚弟の小物感は確かに感じ入ることがあるの」


リストが若干引いた目で、殿下は遠い目で私のいる方を見てくる。……悪い。シトリの人格形成は確実に私とダースが影響してます。ノイシュが普段からダースに逆らえないから、ね?……………ね?



「それでもう一つとは何ですか?」


これは、口振りからして共通の方だろう。ならば私に関わることとはなんだ?心当たりは……ありすぎるが。


「そなたの使用人兼我が親友のことだ」

「え、あいつ殿下の親友になったんですか!?」

「おい、嘘付くな嘘。こいつの自称だ」


一瞬ビビるものの、リストの言葉に気を取り戻す。びっくりしたよ。


「………この話は後に置いとくとして、だ。あやつの属性は闇、じゃろ?」

「そうですね。影とかとも波長が合うらしいですけど間違い無く闇ですね」

「うむ。そして、ここの山の……いや、山に宿る精霊の核は闇だ。………ここには昔、精霊信仰が根付いておった」

「……………………媒介石、ですか」

「あぁ。精霊が息絶えておることは間違いない。この山は“死んでおる”からの。故に破壊をしなければむしろ悪影響だな。闇が広まれば後に伝わるのは闇の影響よ」

「…………あれが、日常的に世の中に流出」

「恐ろしさはそなたが一番分かってくれると思っておるのだが」

「恐怖が半端ない状況ですね。破壊しましょう。そして媒介石ゲットしましょう」


つか、それしかない。






さて、この国は魔術により発展した。その上で語らないといけないもの、それは精霊の存在だ。この世に生まれ落ちた精霊達の死んだ証……核が、私達の普段使っている宝石になる。精霊は姿こそ見えないものの、力を持つものを手伝ってくれている存在だ。


爆発魔術ガーネット言霊魔術アメジスト水魔術アクアマリン浄化魔術ダイヤモンド治癒魔術エメラルド花魔術ムーンストーン炎魔術ルビー風魔術ペリドット影魔術サファイア雷魔術オパール記憶魔術トパーズ幻惑魔術ターコイズ。そして、媒介石の存在しないと言われている光魔術と闇魔術。


一般に、光魔術と闇魔術は使える人がまずいないと言われている。強大過ぎるゆえ、本人の技量が足りずに魔力枯渇をおこすためにそれを見越して封印、なんてことも多い。魔力喰いと呼ばれる原因はそこにある。うちにはダースの他にオールマイティーの兄様もいるが、兄様のような初歩を使える人でも本当はとても少ないのである。

んで、精霊というのは本来12種類しかいない。それが私達の使う宝石だ。でも、闇の精霊の信仰が根付いていた。それはつまり、昔はそこに闇の精霊がいたということを指す。だから闇の精霊の核……闇の媒介石があるのではないのか、ということを言っているのだ。媒介石というのは力を抑える、強化する、貯めるなどは勿論他のことにも使える。私が兄様に渡した宝石はそれ用に加工したものだったりする。だからそれがあると凄く便利なのだ。特に、ダースのようにやたら強い魔力を持った魔力喰い使いなどには必要不可欠と言っても過言ではない。


この世のものには全てに精霊がいる。無論、山も。その精霊が死ねば加護は薄れ、壊れやすく、そして周囲に影響しやすくなる。それを防ぐのはいたってシンプル。「精霊の核を取り出すこと」。これをしなければ核によりその魔術は暴走し、山火事や洪水など惨事を引き起こす。………つまりは、この山が原因で闇魔術系統の災害が起こる。それは防がなくちゃならんわな。というわけなのです。

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