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幼女×世間知らず=追撃

ようやく……ようやく平穏……。

「………はい。今日の祈りも終わりました。」


私は生温い視線でシアン先生を見上げた。兄様から大体の事情は聞いた。………いわく、シアン先生のアタックに気付くことなくスルーし続けてる幼馴染さんがいるらしく。シアン先生はそろそろキレる寸前で押し倒すまでカウントダウン的状況らしいのだ。それを聞いてダースが小さい声で「マジすみませんでしたシアン様……」と言っていたのは仕方の無いことであろう。………まぁ、あれはもう諦めよう。妹さんがいつ狼(誰かは察して欲しい)に襲われても(隠語)いいように覚悟はしておいてくれよ、兄貴。



「お姉ちゃんお姉ちゃん」

「なぁに?ルナちゃん」


ちなみにノイシュ撃退作戦については目処がついた。後はちょっくらノイシュと会うだけである。協力してくれた兄様に感謝。


そしてアリスさん、笑顔である。私がちゃん付けで呼ぶことを許したからだろうか。それともお姉ちゃんと呼ばれているだからだろうか。ダース、睨まない睨まない。



「お姉ちゃんは、シアン先生をどう思ってるの?」


こらーそこー。目を剥いてこちらを見なーい。

知ってるか?幼女って怖ぇんだぞ。これも姪っ子に教わったことな。あいつら恋バナ大好きだからな。「お姉ちゃんは好きな人いないの?結婚しないの?」ってうるさかったわ。私は好きでしてねーんだよほっといてくれ幼女共。………つまりは超積極的。今回は私の裏の性格をよく知るダースしか違和感を感じていないようです。他は「あー、子供だからなー、それに女の子だしね」という視線。幼女強い。ダース、「ルナ様は何を企んでいるんでしょう」って遠い目で言ってるの聞こえてるから。お前私のこと看病してるから接近してるの忘れてないか。聞こえてるからな。



「んー、大事な友達かな?」


出た、友達。シアン先生溜息付いてるじゃない。兄様遠い目にならないでください。この場はまともな思考回路を持つ貴方が必要です。

 

「でも、2人って仲良いよね!」


シトリの追撃入りました。シトリは姉御と初対面だったけどいきなり抱きつかれて好意全面に押し出されたからね。警戒は無くなったよう。シアン先生は昨日会ったのと兄様と仲が良いことで警戒心は無いご様子です。良いこと良いこと。



「それはずっとルームメイトしてる幼馴染だからかな?」


ダース、諦めたように現実逃避しない。あの人は貴方の妹さんだろ。責任とりなさい。


「…………本当に?」

「……ルナちゃん?あの……なんか怖いよ?」

「先生は違う気がするんだけどなぁ」


ポイントは聞こえるけど聞こえないレベルで呟くこと。これで少しは意識してもらえないとシアン先生が報われない。








結局、アリスさんという心強い味方が増えたし神官のフラグも折れていることを確認した。何故シアン先生が年齢が変わっているのかは分からないが。


私は家に帰り、自室でネグリジェに着替えベッドの中に潜り込む。前より背も高くなり、自力でベッドに上がれるようになっている。



「ルナ様」

「ん?」

「………それ、ですか?」

「そ。体調崩してまで頑張った成果。全ての核を封印して祝詞で重ねたアメジストよ」


私は手にある紫水晶の入った袋を見せる。これを四六時中胸から下げておけばいつノイシュに会っても大丈夫だ。

………予感が、する。ノイシュはもうすぐ私達の前に姿を現す。



「ルナ様。何かあれば俺を頼ってくださいね」

「もちろんだよ、相棒。なんたってこの世界で一番秘密を共有してるのがあんただもん。頼りにしてまっせ?」

「はい、頼りにしててくださいよ。予想以上の結果を出してやります」


心強い言葉を聞き、私は瞳を閉じる。





そして予感通り、ノイシュは現れたのだった。

ノイシュ編は後数話ですかね?

終了しましたら新章突入となります。多分皆少し成長した後からかなと一応警告しておきます。

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