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外出許可×魔物=禁書

なんか。もう。びっくりです。

こんな作品ですが引き続き楽しんでいただけると幸いです(*´▽`*)

顔文字大事(真顔)。よく分かりました。

───────♪──♪────♪


歌うのは好きだ。

この世界でこの場所だけは好きだ。

沢山の人々が捕らわれているこの建物で、牢獄の天井である空が見えるこの場所が。

そして、そこで歌うことが。

嗚呼、また1日が始まる。



──────くだらない新たな1日が。




「ノイシュ、行くぞ」



呼ばれているのなら、行かなくてはならない。ツマラナイ用事でもシなくてはならない。



「はい、主様(マスター)



全ての人間は、醜くて愚かで汚くて────堪らなく愛おしい。そんな自分は、きっと壊れている。







「がいしゅつきょか?何それ」

「簡単に言うと外に出て良いよってこと。勿論誰かを付けないといけないけどね」

「…………僕、置いていかれるの?」

「シトリが人見知り…いえ、人間不信を治さないんならそうなるわね」

「いやだ!治す!僕頑張る!美味しいご飯食べにいきたい!」

「…………そうね、じゃあ初めての私のお出かけではシトリも一緒に行けるようになりましょう」

「分かった!僕頑張るから。置いて行かないでね………?」

「はいはい。分かってるわよ。…………そういえば兄様は?」


ダースは使用人としての仕事があり抜け出せないらしく、家庭教師による授業の終わりと同時にここまで抜け出してきた私。朝方に使用人から伝言されたことをシトリに伝え、その疑問に至った。



「長い付き合いの人から手伝いを頼まれたんだって。断れなかったって言ってた」


浴槽の縁に肘を乗せ、つまらなさそうに言うシトリ。………この調子だと昨日から居ないのかな?

私は兄様に他の仕事をやるな、などとは強制していない。雇い主が見つかったことは伝えてほしいものの、別の仕事を同時進行にやっても構わないと言っている訳だ。暗殺稼業って横の繋がりが大事らしいし。ギルドとか入ってたら抜け出すのも大変らしいしねー。兄様は入っていなかったから面倒事なくて良かったよ。

………ただその仕事をやることで引き抜きされかけたら全力で相手を潰すよ、兄様はやらん。


「兄様は便利屋が主流でしょ?何やってんだろ」

「魔物退治、らしいよ?」


魔物………あぁ、魔物。そうかここはファンタジーの世界。魔物くらい普通に………いないんじゃなかったっけここ。





「ただいま」

「おかえりなさい、兄様」

「ランスおかえりー」

「おー戻ったぞー。ルナも来てたのか」


その日、私は兄様を待つことにした。聞きたいことがあったんだよね。その魔物について。

………………兄様、髪伸びたな。原作通り仕事じゃない時には下の方で結ったりしてくれないかな。見たい。あ、でも勿論オールバックの兄様も大好きですよ。






「魔物に興味あるのか、ルナ」

「授業では魔物というのは普段は森の奥に潜んでいて、滅多に人の前に姿を見せないと聞きました。それに数が少ない、とも。ましてや討伐する数なんて無いはずです」



食後。シトリは基本的に食べる、寝るを主軸に生活しているので兄様にご飯を作ってもらいそれを食べたら浴槽の中に戻っていった。………運動、しような。食べて寝たらうちの親みたいになるからな。


「まー確かにそうなんだがな。少し前から魔物が町に出始めてるんだよ」


ソファーの上で私を膝の上に乗せた兄様は私の頭を撫でながら言う。……今更ながらすごい身長差。この世界での4歳と13歳の平均的な差ってどんぐらいだろうか。後で資料で調べよう。



「活性化し始めた、ってこと?」

「いや、召還されてるっつー線が濃い。強いっちゃー強いんだが俺らみたいにある程度魔物慣れしてたら怪我はあっても死ぬことは無い。ここらの森では魔物は凶暴で異常なくらい強いってのが通説だからな。あの量となると召還しか有り得ない」


むしろ有ってたまるか、と溜息を吐きながら兄様は私を抱き締めた。………これ大分疲れてるな。


「兄様。教えてくださりありがとうございます。今日はさっさと寝てください。あと、明日はお仕事休んでください」

「え、なん───」

「調べたいことがあるんです。4人同時に転移したいんで体力を養ってください」


兄様はオッドアイの魔力過多体質と言えども4人同時となるとかなり魔力食うだろ?往復よろしく頼むぜ。







「魔物の増加。聞き覚え無いかしら、ダース」

「はい、ありますね。関わりたくない人種ですね」

「禿同だわ。激しすぎるくらいに同意したいわ」


私にはこの現象に心当たりがあった。──否、ありすぎた。これ、原作のストーリーの主軸だから。魔物の増加のため、それを退治するために足りない分の守護者を召還した。これが主人公。


「監獄長、ですよね」

「………隠しキャラとは名ばかりのトラウマキャラ、ね」


神官救出の前にやらなきゃならないことが出来たようだ。…………このままでは王都は滅びる。そんなことをさせてはならない。


「ダース。明日監獄について調べに行くから。禁書を読む手続きお願い出来るかしら」

「了解しました。4人分、ですね」

「ええ、よろしく頼むわ」



会いたくねー………何で活動し始めたのよあいつ………。

攻略制限キャラ、登場です。

この子も幼少期にかなり拗らせてる子。冒頭からしてアレです。

感想、ブクマ、評価ありがとうございます。作者ももっと楽しんでもらえるように精進しなければ……!と思いつつ乙女ゲームやら女性向けアプリやってます。某100人以上の王子が出るゲームやら某刀剣擬人化アプリやら忙しや……。

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