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死後世界触手譚  作者: 青風
プロローグ
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プロローグ

読んで頂いてありがとうございます。

初めて書くので色々手探りでつたない文章ですが、

読んだ皆様が楽しんでいただければ幸いです。


R15指定にしています。

残酷描写とかの予定があるので今は何も無いですが一応印として入れてあります。

エロは無しですが色気は入れるかもしれません。

もし、思った事や感じた事、指摘などありましたら気軽に質問等お願いします。


それでは、はじまりはじまり~(人´∀`).☆.。.:*・゜

気が付くと、そこはまっしろな空間。


「ん?」


回りを確認する。

ただただ真っ白な空間、何処が端かも判らなく何処までも続いているようにさえ思う。

上を見てもただ白いだけ何処から光が射しているのかさえもわからない。

よく見るといくつもの白い扉がそこにあった。

豪華ではあるが扉だけ。

何故それが扉だと判ったかと言うと少し影が出来ていたのと近くまで寄ったからだ。

ただその扉は一様に白い鎖で縛られている。

そして自分の体を見る。


「体が・・・無い?ふむ・・・俺死んだのか?」

さっきまで何をしてたっけ?名前とか住んでる場所とかはすぐに思い当たったが

肝心の’こうなった原因’が判らない。

昔からあまり動じないのとちょっとカッコつけてクールぶってみたのもある。


「あのー・・・」


後ろから声が聞こえた。

(カッコつけてるところ見られた!)

バッ!っと振り返る?と光る玉が浮かんでいた。


「はい?誰?というか玉?」


恥ずかしいところを見られたと言う思いを隠しつつ

光る玉に話しかけられるとかどんだけだよと思うものの他に人?が居た事に内心あせる。


「あ~やっぱりそうなんですか・・・」

「やっぱり?」

(ふむ、声からして女の子っぽいけど、判らんな。)

「自分の姿が見えないので周りを見ていたらぶつぶつと喋ってる玉が居たので

 もしかしたら自分もそんな感じになってるのかなと思って。」


どうやら俺は玉になってるらしい。

しかも、ぶつぶつと独り言を喋っていたとか恥ずかしい。

と言うか、き~か~れ~て~た~・・・


「なるほど・・・知っていたらで良いのですが、ここは何処ですか?」


よし、聞かれなかった事にしよう。これぞ必殺無かった事。である。

聞かれなかったことにして質問された事に答える。


「それはちょっと判らないですね。私も知りたいくらいで・・・」


本心である。ここが何処かも判らないし俺だって知りたい。

一応女の子?っぽいし怖がらせないように丁寧に話してみたけど長続きはしそうにない。と自分で思う。


「ですよねー?」


誰だってこんな場所にいたらどこか知りたくなるわな。


「もしかしたら、ここって天国かな?とか思ったんですが・・・」


と言い出す玉ちゃん。うん、女の子っぽいし玉ちゃんでいこう。

でもまぁ、天国か俺そんなに良い事してないんだがなぁ~

とりあえず話をあわせておくか。


「俺もそうじゃないかなぁ~と思ってた所なんだよね」

「でも、あ~俺死んだのか・・・どうしよう・・・」

「まぁいいか~・・・しゃ~ないよね~」


すぐに落ち着いた。

死んだものは仕方ないし、今更だからである。


「あのー?」


そんな落ち着いた様子を見てか隣の玉が話しかけてきた。


「ん?」

「あ、すいません・・・そうですね先に名前ですよね。私は・・・」

「ストップ!」

「え?」

「死んじゃったんだしさ名前とか別に関係なくね?」

「んだなぁ~適当にお互い渾名で呼ぶとかどうよ?」


というか、何をしていてこうなったかあまり覚えてないのでここは心機一転!

新しく始めてみるのも良いかもしれん。と思ったのだ。


「面白そうですね。判りました」


すぐに乗ってきてくれた、結構ノリのいい子なのかもしれない。


「それじゃ、なんか希望とかありますか?」

「希望?あぁ、渾名ね。ん~【セン】で。」

「センさんですね。判りました。理由って聞いてもいいですか?」

「生前?ネット一番よく使ってたニックネームなんだよね」

「なるほどー・・・私はどうしようかなー・・・」


ユラユラと揺れつつ悩む玉ちゃん。なんか可愛いな。


「では、私は【コウ】でお願いします」

「ほうほう、その心は?」

「光る玉なんでコウで」


安直だな・・・まぁ、自分の名前をいきなり考えろとかいう方が無理か。


「まぁ移動してみようか。」

「はい」

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