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ゴールデンウィークは疲れる予感

今日はみんなが待ちに待ったゴールデンウィークの一日前の放課後。

私は学校で向かい合う様にして座って絵美とゴールデンウィークの予定を話をしていた。

「絵美ちゃんは何か予定ある?」

すると絵美は待ってましたといわんばかりに「ふふふ……」と笑った。

「千佳ちゃん……私はゴールデンウィークは……なんと!東京に行っちゃうんだぜええええ!」

「な、なんだって~(棒)」

ってか私たちってどこに住んでる設定なのかね?

「はっはっは~」と胸をそらして高笑いをしている絵美にテキトーに相槌をうっておいた。

「なにその反応!?東京だよ。と・う・きょ・う。日本のけんちゅうしょじゃいちだよ」

あ、ばりばりかんでるし。

「何?県庁所在地って言いたいの?」

絵美は首を縦に振り再び話し始めた。

「それでさ~宿とか池袋にいくんだぜ~」

え?新宿は略して池袋を袋って略さないの!?

「へ~そうなんだ~(棒)」

またもやてきと~に相槌。

「そういえば千佳ちゃんはどこか行かないの?」

「あ~私?私はね~……特に予定は無いかな」

すると絵美は「え~~~!」と大声を上げた。

私はありえないくらいの速さで耳を塞いだ。

いや、人間っていざとなれば凄いスピードで動けるんですね。

「なんで!?あんなにかっこいいお兄さんがいるのに?どっか出かけないの?」

「い、いやあ~……何て言うか……お兄ちゃんは苦手で……」

絵美は「もったいない」だの「私が誘っちゃおうかな~」などぶつぶつ小声で言っていた。

時計を見てみると丁度部活が始まる時間だった。

まあ、多少遅れても何の問題も無いんだけど。

「ごめん絵美ちゃんそろそろ部活の時間だから行かなきゃ」

そうして椅子から立ち上がると「じゃあ……」といってバックから携帯を取り出した。

「まだメアド交換してなかったよね。交換しようよ」

私も「うん、いいよ」といってバックの中から携帯を取り出して赤外線通信でメアドを交換した。

   ▼   ▼   ▼

1-Cに入ると宇佐美先輩と福田先輩が討論していた。

「いいや絶対にそうだから!」

「絶対にちがうだろ!」

みんなはその二人を微笑ましそうに見ていた。

適当に近くにいた石沢先輩に事情を聞いた。

「石沢先輩あの二人は何で言い争ってるんですか?」

すると笑いながら楽しそうに言った。

「いやね、宇佐美君が河童の鳴き声を聞いたんだってさ」

「それだけですか?」

「いいや、それがその鳴き声が『バキューン』だったらしいよ」

ば、バキューンって……なんでそんな鉄砲を発射した時の音みたいになってんだろう……。

私も思わず苦笑いを浮かべた。

すると宇佐美先輩が大きな声で言い放った。

「い~よ!ゴールデンウィーク中によく河童が目撃されてる水摸川へ行こうよ!そうすれば河童の声が聞こえるはずだから!」

すると福田先輩が「フフフ」と笑いメガネをかけていないがメガネを直すまねをした。

「いいだろう!その勝負乗ってやろ~じゃね~か!ただし!見つからなければファミレスで特盛りパフェおごって貰うからな!」

「い~よ!本当にいるんだからね~!いたら私に2千円頂戴ね!」

腕を組み二人でバチバチと火花を散らしていた。

あれ~?空耳かな~?みんなでって聞こえたんだけどな~……なんで勝手にOK出されてんのかな~……。

私は即座に中止させようと石沢先輩に訴えた。

「良いんですか~あの二人止めなくて~」

しかし、当の本人は「おお~!みんなでキャンプ合宿でもするか~!」とノリノリだった。

駄目だ……この人はこういうの好きだった……。

とりあえずみんながゴールデンウィークは予定が無いらしく水摸川へキャンプ合宿をすることになった。

つ~かみんななんで予定無いんだよ……ある意味奇跡だよ……。

私は疲れそうな合宿になりそうという予感で一杯だった……

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