……虎の子の一張羅ぐらいは、な。
説明文が多い為、次話に続きます。
いやぁ、大変美味しかった!
さて、アマリアが昔の思い出に決別した日から3ヶ月が過ぎ、アリアとリアンもBランク冒険者になった。
そんなある日に、絶望としか言えない凶報が冒険者ギルドから領主館に届けられた。
内容は、ワイバーンが30匹以上に、黒鱗竜5匹に、漆黒鱗鎧竜1匹が、イクスリアに向かっているとの情報が来た。
直ぐに領主としての指示を出して、避難先として、セラリア王女の領地セビリアナを指定した。
セラリア王女も快諾の手紙が届いた。
そして、最悪の一報が届いた。
後3日で漆黒鱗鎧竜共が、イクスリアを到着する可能性が高い、と。
領地の指示を執事達に任せ、戦闘型ダンモンを出せる全てを同行させ、迎え撃つ事にした。
まあ、リアンの一言で大丈夫だろうと思っていた。
しかし……
「シン様、来ました」
「流石に壮観だな。……リアン」
「うん。跪け……アレ!?」
「飛ぶのを止めないな」
「うん。シン兄」
「我が主。魔力と血の乱れを感じるのじゃ。
どうやら、何らかの恐怖に因って気が狂っているみたいなのじゃ」
「漆黒鱗鎧竜まで?」
「そうなのじゃ」
「……なら、平和的な解決は無理だな。
これより、冒険者としての討伐を開始する」
「分かったわ!」
「皆も頼む」
「「「「「「「イエス、マイロード!」」」」」」」
ダンモン達にはワイバーンの対応を、リン達には黒鱗竜の対応を、そして、俺は漆黒鱗鎧竜と相対している。
「GisyaAAAーーー!」
漆黒鱗鎧竜とは、先ず、黒鱗竜が進化すると、漆黒鱗竜になる。
その漆黒鱗竜が特殊進化したのが漆黒鱗鎧竜だ。
外見の特徴は、黒い竜鱗鎧を癒着装備した黒角付きの黒鱗竜だな。
身も蓋もないが、そんな感じだ。
しかし、外見のデザインは残念かもしれないが、戦闘力は別だ。
先ず、防御力が別格になっているし、攻撃力も元々「黒鱗竜」は他の竜族の中では高い。
だから、この漆黒鱗鎧竜を「人」に例えると、中身が初期の覚醒した超サ○ヤ人「ブ○リー」が、黒い大剣と黒い全身鎧を装備している……って感じだ。
……笑えねぇ。
自分で言っておいて軽く絶望したわ。
……と、そんな事を考えながら、俺は漆黒鱗鎧竜の攻撃を避けながら戦闘力を測っている。
「GisyaAAAーーー!」
流石に、表の立場がある以上は、「行くぞー!」と特攻する訳にはいかない。
その為に、ダンモン達まで連れ出したんだしな。
そんな訳で、俺は攻撃を避けながら周りを見ると、ダンモン達はワイバーンの討伐は終わりそうだし、黒鱗竜の方もアリアがフォローに廻る事で、此方も終わりそうだ。
……それなら次は、実際の防御力だ。
「第6位階魔法の烈光槍!」
元々、黒鱗竜は、外見のイメージのまま、「闇属性」に対して「耐性(強)」が有るから「闇属性」の攻撃はあまり効かない。
「GisyaAAAーーー!」
……効いてはいるが、大したダメージは無しで、この分だと物理攻撃も……だな。
……分身体の「解放」に因る消耗は使用期限を短くなるし、作製する時に消耗するDPが結構お高いから使いたくなかったが仕方ないか。
「封印解除!」
「GisyaAAAーーー!」
行くか……
「烈光轟雷!」
「GisyaAAAーーー……」
流石に、それなりのダメージになるか。
それなら……
「烈光轟雷10連!」
「GisyaAAA……」
……良し!
飛行に力を割けなくなって地に降りたな。
幾らなんでも、飛行中のドラゴン相手に剣を構えて跳躍して「オラァー!」って馬鹿な事をする訳にはいかなかったからな。
そして俺は「倉庫」から、一報が来てから用意した外見が日本刀の「龍滅刀」と「龍鱗闘衣」を取り出し装備する。
この「龍滅刀」は、ダンジョンマスターである俺が現在造れる最強の「武器」だ。
当然、この「龍滅刀」には「鋭利(大)」や「強固(大)」に「腕力(大)」に「敏捷(大)」を付与してある。
勿論、「竜族特効(大)」も付与した。
装備した「龍鱗闘衣」は、真紅鱗竜王を吸収させた事で、DPが馬鹿高いが、素材としても出せる様にもなった。
勿論、赤鱗竜も1匹吸収させたから、ダンモンとして出せる。
話は戻して、この「素材」を使って防具を造った。
それが「龍鱗闘衣」だ。
行った付与は、身体・腕・足の全てに「敏捷(大)」と「回避(大)」の付与をして、残った枠に「防御(小)」を付与した。
要するに「当たらなければ……」ってやつだな。
因みに、外見のデザインは「花の慶○」の主人公「前田慶○」が好む派手なデザインにしてある。
……虎の子の一張羅ぐらいは、な。
「さて、男の子なら憧れるドラゴン退治を始めるか」
「GisyaAAAーーー!」
「行くぜ!」
飛行を一時的に諦めた漆黒鱗鎧竜は、向かって来る俺に対して、先ずは左前足の爪撃を放った。
そして、この爪撃の余波だけで、第3位階の風属性魔法に相当していた。
「疾っ!」
俺は目に見えぬ爪撃の余波を勘で避け、速度を維持したまま距離を詰める。
「破!」
「……GisyaAAAーーー!」
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