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それは可能なのですか?

私的な諸事情により、次話から基本的な投稿時間を20時50分になります。

数年間に渡り、基本的な投稿時間を21時だったのを変更となり、申し訳ありません。

今後もよろしくお願いいたします。

 

「さて、素直に吐く事をお勧めする」

「……」

「分かった。サフナ、ターニャを馬車の中へ」

「……分かりました」

「え? どういう事?」


 ターニャは、疑問に思いながらもサフナに従い馬車の中に入った。


「これで、話し易くなったか?」

「……」

「そうか……よ!」


 例の短剣を足に刺す。


「ぎぃ……ぎゃあーーー!」

「どうだ? 痛覚を5倍にする薬付きの味は?」

「ぐぅ……」

「雇い主は誰だ?」

「……殺せ」

「そうか」


 俺は、違う奴に刺す。


「ぎゃあぁああーーー!」

「な!?」

「雇い主は誰だ?」

「そいつは知らないんだ!」


 ……良い事を聞いた。


「俺には関係無い……な!」

「ぎぃやぁあああーーー!」

「雇い主は誰だ?」

「……」

「まだ足りない様だな」

「帰りましたであります、シン殿!」

「お帰り、シャナ」


 俺は、シャナが回収したから、書類系を確かめるが、特に何も無かった。

 それなら……


 35分後に、ちょっと手間取ったが吐かす事に成功した。

 こいつ等は、想定通りでターニャ達を追っていた連中の仲間で、追跡者はこれで全員の様だ。

 俺は、この場の処理をリン達に任せて連絡係が居た奥で、周りの景色に偽装していた馬車2台を見付け、馬車の馬さんを連れ出した。

 俺は、とある提案をする為に2台の馬車は放置する事にした。


「簡単な報告だが、分かった事を話すな」

「……お願いします」


 俺がリン達の所に戻り、ターニャ達が居る馬車の中に入った。

 リン達は見張りだ。


「奴らの雇い主は、『フェルナンド』で、ターニャの知る王族の1人に間違いないか?」

「……はい」

「先回り出来た理由は、ターニャの仲間の『マディ』だ」

「まさか、彼女が!」

「真実は分からんが、奴らの知る情報だとそうだ」

「……そうですか」

「どうする?」

「どうするとは?」

「予定通りに行くのか、別の未来を考えるか、だな」

「別の未来とは?」

「簡単だ。ターニャ達2人の『死』を偽装すれば良い」

「「え!?」」

「勿論、そうなれば完全に王族では無くなるがな」

「それは可能なのですか?」

「まだイクスリアの領地なら可能だ」

「どういう意味です?」


 サフナが鋭い目になり、殺意が漏れ出した。


「このイクスリアの領主とは知り合いだからな。ある程度は融通する事が出来る」

「本当ですか!」

「ああ」


 ……スラム街のクズ野郎共を偽装用に使えばリアリティが出るだろう。

 それに、領主からの公式発表と冒険者ギルドへの問い合わせで騙せる筈だ。

 それに、俺は「正義の英雄ヒーロー」でも「善人なお人好し」でも無いからな、他国のお家騒動に興味が無いし、此処まで手を回す奴を相手にする気にはなれないからな。

 更に言うと、ターニャの母親が嫁いだという事は、軍事力的な力関係は、ターニャの母親の実家の国の方が弱い可能性が高い。

 政治的判断で、ターニャは差し出される可能性が有る。


 ……と、色々と「屁理屈」を言っているが、短い時間だがターニャが気に入ったから手放したくないのが本音だ。


「どうする?」

「……私達の死を偽装します」

「分かった」


 ターニャ達の馬車を出して、適当に馬車の車輪や出入り口を破壊して、この辺り一帯のモンスターを誘き寄せる香を焚き、ターニャとサフナを魔法で眠らせると、急いでターニャ達が泊まった宿屋に戻り、リン達にターニャとサフナが着ている服を脱がして別の服を着せた。

 俺は宿屋から転移して、ダンモン達に指示を出す。


 ……結果だけは言えば偽装は上手くいった。


 スラム街から適当にクズ野郎共を5人拉致し安価な武装させ、更に運良くターニャとサフナに似た外見を持つ死にたての女も居たからこれも運んでターニャとサフナの服を着せる。

 こいつ等を、例の場所に連れて行くと都合良くモンスターの食事が済んでいた。

 俺は、拉致したこいつ等を麻痺の魔法を掛けて、またモンスターを誘き寄せる香を焚く。

 運良く、またモンスターが来て食事を始めた。

 全員がモンスターの食事で息絶えた所で、俺達はモンスターを討伐し、リンに冒険者ギルドに通報に行って貰い、待っている間に俺達は洗浄クリーンを掛けて香の匂いを消した。

 俺達が関係するという事でブランも加わっていたが、調査隊の中に、ダンモンの間者スパイが居た事で、俺の希望通りの完結となった。

 因みに、俺達が第一発見者にした表向きな理由は「気になったからで、街や冒険者ギルドで一緒に居て話を聞いたが断ったから」で通した。

 その為のアリバイ作りとして第1発見者となったのだ。


 ……これで、2つの公的な記録が残り、ターニャとサフナの「死亡」は公式記録となった。

 因みに、公式記録では、追跡者達がモンスターの群れに襲われ全滅し、その後、ターニャ達が通るのだが、護衛を受けたチンピラが追跡者達に罪を擦り付ける事を思い付き、ターニャを襲い、その抵抗する音で再びモンスターが集まり襲われた……となっている。


 そして、ターニャとサフナは美味しく頂きました……とはならず、魔法誓約書にサインした後、ダンジョン村での生活をしている。


 ……公式で死亡した筈の人間が表で生活出来る訳ないじゃん!


 美味しく頂けなかった理由だが、ターニャの実年齢が12才だと判明して、泣く泣く数年後までのお預けとなった。

 流石の俺も、「お巡りさん、この人です」とは、言われたくない!

 そして、サフナはサフナで、御年3○歳(後半)な為、ご遠慮させて貰った。



厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点とブックマークをお願いします。

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