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……降りて来い

リアンが……

 

 俺が助けた月見里やまなし はなこと「ラナン」だが、記憶がきちんと思い出した本人曰く、気付いたら森に居て、両親の記憶は無く、何処かの村に拉致されて特別待遇だが、村長の家族以外とは、接触が無く隔離されていた。

 ある日に、領主の使者が現れてまた拉致されて、今度は領主館で隔離され、下の2つ以外を使う技術を教え込まれると、王城に連れていかれたみたいだ。

 その後は、知らないオッサン相手に教え込まれた技術を使う日々を送っていたが、ある日に地下の牢屋に閉じ込められ、人体実験の日々が始まったらしい。

 因みに、月見里 花の前世は17歳で終了したみたいで、現在の外見年齢は13歳で、容姿はショートの緑髪で碧眼だ。

 因みに、本人の証言だと15歳らしい。


 さて、助けたランジュの母親リンジュだが、人形と化した我が娘を見て、しばらくは嘆き哀しんだが、立ち直りランジュを人形から人に戻す為にマレナと頑張っている。


 ……たまに、リンジュをつまみ食いをしているが、大人な身体も悪くないな。


 翌日、朝の鍛練の後、ヘラナ「で」無理矢理に屈伏させる充足感を楽しむと、ダンジョンの様子を観察する。


「お! おとりにされた若い野郎が居るな」


 周辺のダンモンに近付かない様に指示を出してしばらく待ったが、パーティーメンバーの誰も助けに来ないな。


 ……交渉しよう。


「……と、いう訳で俺の村に来ないか?」

「……ああ。恋人や家族も居ないし、冒険者としての限界を感じていたんだ」


 仲間に見捨てられた事で絶望し、あっさりと俺の提案を承諾した。


「それじゃあ、この魔法誓約書に名前を記入してくれ」

「分かった」


 記入が終わると言った。


「ようこそ、俺の村へ!」


 こんな感じで少しずつ村人の人数を増やしている。


 そして、新しい村人を案内したついでに、教会のシスター達と楽しい時間を過ごした。


「シン様……あ、あぁあああーーー!」

「や、止めてください! お願いします。

 十字架を穢させないで!」

「お、お願いします! 後ろだけは止めて……あー!」


 今では、我がダンジョンの村は50人を超え、比率は大体男4割で女6割だ。



 シスターと楽しい時間を過ごした翌日に、冒険者としての俺に手紙が届いた。

 内容は、Aランク冒険者である俺達「星屑スターダストに討伐して欲しいモンスターが現れたらしい」


 早速、俺達は準備をして冒険者ギルドに行ってみた。


「お持ちしておりました。2階の応接室に御案内いたします」


 受付嬢の綺麗な後ろ姿を少し下から見て眼福な気持ちになりながら後を付いて行き、案内された応接室で待っていると、10分程で先程の受付嬢と渋い男性が入ってきた。


「待たせたな。私がイクスリアの冒険者ギルドのギルドマスターだ」

「Aランク冒険者パーティー『星屑スターダスト』のリーダーのシンだ。後ろに居るのはパーティーメンバーだ」


 受付嬢は、紅茶とお菓子を置いて退室した。

 冒険者ギルドに潜入したダンモンに指示して先程の受付嬢のプロフィールを調べて貰おう。


「早速だが本題だ」

「手紙には、討伐して欲しいモンスターが居るとしか書かれていない。説明して貰おうか」

「当然だ。では説明しよう。先ずモンスターだが、このイクスリアの北北西にそびえ立つ山脈にドラゴンが棲み着いた」

「竜種は?」

赤鱗竜レッドドラゴンだ」

赤鱗竜レッドドラゴンか、分かった。

 それで、討伐の期日等は?」

赤鱗竜レッドドラゴンだぞ!怖くないのか?」

「大した事じゃないな。ただ、翼を持つトカゲでしかない」

「その若さで……」


 何か言っているが、無視だ。


「で、期日等は?」

「あ、ああ。期日は3ヶ月以内だ。

 領主なら知っているだろうが、4ヶ月後に収穫祭がある。それに間に合わせたい」

「分かった」

「次に報酬だが、最低限として領地外に撃退した場合は大金貨1枚で、討伐した場合は白金貨8枚となる」


 その後、仕事に必要な話が終わった所で雑談に入った。


「しかし、若いな」

「そうだな。何故か俺の血には貴族様の青い血が混じっていたみたいで、政治的な思惑が絡み、今の地位を手に入れた」

「……なる程な。しかし、私に話して良かったのか?」

「外に漏れれば、審査せずに貴様を公開処刑にするだけだ」

「……自分の命は大事にするよ」

「賢明な判断だ。後、先程まで俺達の対応した受付嬢を俺達の担当にしてくれ」

「……それは、冒険者としてだけかい?」

「勿論、領主館への連絡係としての担当も含めてだ」

「何故、彼女に?」

「単純に気に入ったからだ」

「……分かった。君の担当として『ブラン』にやらせる」


 タイミングが悪かったのか、今日まで一度も見掛けなかったからなぁ。

 だから、でもある。


 そんな訳で早速行く事にしたのだが、相手がドラゴンという事で、リアンも一緒に連れて行く事にした。


「楽しいなぁ、シンにいとのお出掛け」

「リアン」

「はい、リンさん!」

「分かっているでしょうが、遊びに行く訳ではありません」

「はい! 分かっています!」

「それなら良いです」


 ガラガラと馬車で移動する事、3時間後に問題の山脈のふもとに到着した。

 因みに、普通の馬車なら5日は掛かる距離だ。


 さて、次は山登りだと思っていたらリアンが一言。


「……降りて来い」


 そう言った瞬間に、山頂から赤い塊が隕石さながらの落下速度で落ちてきて、地上に激突する直前で、先程までの勢いを無視して、フワッと着陸した赤鱗竜レッドドラゴンが居た。


厳しくも温かいメッセージを待っています!

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