罪を償いたいのだろう。
訳ありな、人達。
誤字指定ありがとうございます。
修正しました。
話が決まった所で、移住の準備開始だ。
この村から持っていく全ての物品のリストを用意する。
出来上がったら、俺が異世界転生系ラノベでお馴染みのアイテムボックスとかで有名な亜空間で、通称「倉庫」に全て仕舞う。
そして、夜になったら予め準備していた馬車にエルフ達を乗せる。
馬車の馬は、ユーリが出すモンスターを引き寄せ操る匂いで、引き寄せたモンスターを馬車の馬にする。
たまにラノベとかに出ないか?
この草を焼くとモンスターが寄って来るってやつ?
もしくは、その逆な。
アレ系をユーリは作り出せる訳だ。
夜の移動は危険?
問題無いな。
我が眷属には、猫系のリンと鬼系のキサラと吸血鬼系のサクナが居る。
3人共、夜目が効くからな。
それに、夜に活動が活発になるモンスターも俺達には雑魚でしかない。
そして、本来なら毒に侵された者や体調不良にはキツい馬車の旅だが、俺がエリクサーを振る舞う事で解消した。
3日目の夜明けと同時に、セラリア王女の領地セビリアナに入る事に成功した。
後は、のんびりと移動する。
既に、セラリア王女がレイフィナの指示で道を作り、信用出来る冒険者達に因って森のモンスターを間引き、木々を伐採している。
そして、その森の入口でセラリア王女が待っていた。
「信じていたけど、本当に村のエルフ達全員を連れてくるなんてね」
「引き受けた仕事は、完遂する主義なんでね」
「初めまして。私は、この領地を任せられているセラリア=トエナ=シャイニングランドよ」
「初めまして。村長のレイフィルです」
「私達、セビリアナの全ての住民は貴方達を歓迎します」
「ありがとうございます」
この後、必要な書類を取り交わして、エルフ達は、村となる場所を開拓した。
元々、エルフ族は、可能な限り自然を残した状態で家とかを建築するから、その日の内に最低限の居住を完成させた。
俺も、預かっていた物品を全て返却した。
さて、このエルフ族の大移動の政治的な解釈は、単純に「エルフ族が勝手にやった事で、セラリア王女には一切責任はございません」になっている。
それに、当時、マレージョ伯爵家と交わした約定には、移住に関する制限は一切掛けられていないから問題無い。
更に言えば、マレージョ伯爵は、アンチ王族派閥の貴族だから、尚更だ。
これで、セビリアナに新たな産業が生まれた訳だ。
……次は俺の領地だ。
そして、セラリア王女に貸し出して1ヶ月間の出張を終わらせたレイフィナは……
「いい! イイの! これが欲しかったの!」
すっかり、4ヶ月前から使っている特製媚薬で楽しめる様になったレイフィナが居た。
因みに、麻薬的な意味での中毒性は無い。
「あん……あ、っあぁあああーーー!」
次は俺の領地に誘致するドワーフについて、冒険者ギルドに聞いてみたが……
「申し訳ありませんが、近隣の領地も合わせて聞いた事がございません」
「……分かった」
……マジですか!?
考えていると、1つ確認する事が出来た為に単身王都に行き、王都1位の武器屋に飾っていたドワーフ製の剣を買った。
帰ってダンジョン産の剣と比べると、現在のダンジョン産の最高品質の剣には劣るが、3流のダンジョン産の剣よりかは遥かに良い。
このドワーフ製の剣が誰が打ったかでも変わるが、ほぼ互角だと認識にした方が良いだろう。
因みに、王都で売っていたドワーフ製の剣は、白金貨50枚だったが必要経費だ。
……俺は、ドワーフが好むと言われる「火酒」と同等以上の酒精が有る「迷宮酒」が出る様にした。
しかも、樽で!
そして、冒険者ギルドから「ダンジョンから聖銀鉱石が採掘されました」と報告を受けると、冒険者ギルドの笑えない程の高額通信機を使い、ドワーフ国の冒険者ギルドに一報を入れた。
内容は「ダンジョンから、聖銀鉱石が採掘された。魔鋼真鉱石も採掘される可能性がある。
更に、火酒と同等の酒精が有る迷宮酒が宝箱から出た」と。
とりあえず、ドワーフ達がそこそこ来た場合の土地は領主権限で押さえたし、高級酒に関する税金関係を少し低くした。
……気長に待とう。
あれから3日経ち、ダンジョンに不自然なパーティーが居た。
冒険者風の野郎が3人に、貴族的なドレスを着た女性が1人に、男装の麗人な女性が1人という組み合わせだ。
とりあえず、音声を拾ってみた。
「此処が、噂になっているダンジョンか」
「ああ。そのダンジョンだ」
「それじゃあ、予定通りに」
「分かった」
「これで、恨みが晴らせるな」
「……」
「お願いだ。せめてお嬢さ……」
「黙れ!」
「がぁ……」
「痛め付けるのは構わんが、殺すなよ?」
「分かっている」
とりあえず、様子を見る為に音声を入れたまま監視をしていると、周りに他の冒険者達が居ない状態で、オーク3匹に遭遇した。
「……ちょうど良い! オーク共! このゴミの処理頼むわ。犯そうが、嬲り殺すも好きにすれば良い」
「それは面白い案だな」
「だろ?」
「あ、あぁ……」
「お、お嬢さ……」
「罪を償いたいのだろう。だったら、あのオーク共に犯されるか、嬲り殺される所を見せろよ」
俺は、野郎共の憎悪に好奇心が湧き、介入する事にした。
転移で野郎共の背後を取り、一気に首トンで眠らせ、女2人には魔法で眠らせた。
「此処から出せ!」
「おい、ガキ! 死にたくなかったら此処から出せ!」
「今なら、半殺しで我慢してやる!」
……うむ。
「バカか。そんな事を言う奴を出すかよ」
「死にてぇらしいな」
「はっ! 牢屋の中で凄んでも怖くないね」
「こんのガキぃ!」
現段階では、会話の内容から憎しみの余り暴走した、とは見えないな。
次は、女の方だな。
「……」
「何故、こうなったか話してくれたら、助けてやっても良いよ」
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