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……何と、成功率100%を達成した!

小銭をケチると損する場合がございます。

 

 あれからセラリア王女のアドバイスを参考にして対応策を練り準備は完了した。


 そして面会日では……


「初めまして。商業ギルドのギルドマスター『バルファル=シエリアナ』です」

「初めまして。総務の統括チーフ『スリーヴィア=ヒアーズ』です」

「初めまして。イクスリアの新領主のシンファル=メイズ=アールスバイドだ」 

「初めまして。私は第1夫人のソフィアティル=メイズ=アールスバイドです」

「初めまして。私は第2夫人のグラミシェル=メイズ=アールスバイドです」

「初めまして。執事のセバスです」


 こうして自己紹介が終わり、本題の要望書についての狐と狸の化かし合いと言う名の話し合いが始まった。


「……という理由からの要望書となります」

「分かった」

「それでは、了解を頂けたという事で用意させて頂きました書類にサインをおね……」

「誰が承諾したと言った」

「え!?」

「俺は分かった、としか言っていないが、まさか、この街の領主にして子爵位の俺をバカにしているのか?」

「め、滅相も御座いません!」

「それなら良いが。では、俺からの回答だが……」


 セラリア王女と相談して決めた内容を伝えた。


「……とする」

「お、お待ちください!」

「どうした?」

「その回答では、私共商業ギルドの経営が難しくなります!」

「だが、俺が相談した相手からは、それで充分だと答えたが?」

「誰が、そんな出鱈目な事を言ったのですか!」

「そうです!」


 統括チーフも思わず参戦して来た。


「領地経営は、子供のお遣いとは違うのですぞ!」

「そうです! あまりにも杜撰ずさんな考え無しな内容です!」

「そうか。相談相手が答えた内容は子供のお遣いで杜撰で考え無しか」

「「そうです!」」


 此処で、切り札を切る!


「そうか。相談した相手はセラリア王女殿下だが?」

「「え!?」」

「商業ギルドのギルドマスターや統括チーフとして情報収集という最重要な仕事が出来ていないな」


 おおー。

 見事に、2人の顔色が青くなっていったな。


「「……」」

「子供のお遣いに、杜撰で考え無しか」

「「……あ」」

「まあ、俺から言える事は身辺整理でもした方が良いだろうな。少しでも軽くしたいだろ?」

「「……はい」」


 良し、勝った!

 暗に、不敬罪を切っ掛けにして余罪を増やされ冤罪で重い罰を受けたくないだろう、という意味だ。


「セバス。お客様のお帰りだ」

「畏まりました。どうぞ、お客様」


 その後、商業ギルドのギルドマスターと統括チーフは引退する事になり、新しく王都の商業ギルドの次期ギルドマスター候補の1人と、同じく次期統括チーフ候補の1人が来て、我が領地の商業ギルドのギルドマスターと統括チーフに就任した。


 新任した2人にも、1ヶ月後に要望書を出させたがセラリア王女も問題無いと太鼓判を貰い要望書の内容を承認した。

 因みに、ギルドマスターと統括チーフが代わった事で、所謂いわゆる「懲戒免職」で解雇になった奴が3割居たのはビックリしたな。


 これで、内政、冒険者ギルド、神殿、商業ギルドが綺麗になった。


 そして、この新たな俺の領地に、改築した喫茶店が完成したが、勿論、居住区もこだわりにこだわり抜いた。

 因みに、喫茶店から入る2階のVIPルームは廃止した。

 何故なら、俺自身が、この街の権力者になったから、他の権力者に対して胡麻をる必要が無くなったからだ。

 それと、リゼ達にも本拠地を我が領地イクスリアに変えて貰った。


 後、教会と孤児院もリフォームした。

 当然、この街に住む人達へのアピールであり自己満足の為だ。

 それと、年齢が13歳以上を対象にした職業訓練場みたいな施設を用意した。

 指導員は、膝に矢を射たれて現役を引退した冒険者や、才能と実力は有るが、色々な理由で表舞台に立ていないお嬢さんやご婦人を雇っている。

 これには、ソフィアもグーラも褒めてくれた。

 一応、その施設の管理責任者は、ダンモン達にして、これで賄賂系と脅迫系の心配が無くなる。


 ……この調子で、ダンモンを色々な所に潜入させて、東北地方の県名を持つ会社が発行する漫画の「9」みたいに「私に知らない事は無い」みたいな情報収集が出来る様にしよう。


 思い立ったが吉日と言わんばかりに、1ヶ月後に、冒険者ギルドや商業ギルド等に、他領地の当主から貰い受けた紹介状と、俺からの保証書を持たせたダンモンに潜入を試みた。


 ……流石の冒険者ギルドや商業ギルドといえども、他領地の当主からの紹介状と俺からの保証書付きのお陰で断る事が出来ず、採用されたみたいだ。


 これに味をしめた俺は、マリアンさんのお父さんにお願いして、他の公爵以下の領主館に次々に潜入を試みた。


 ……何と、成功率100%を達成した!


 お礼に、知り合いのAランク冒険者に依頼したという建前で、ダンジョン産の中級の耐性が付与された指輪を贈った。

 付与された内容は、「毒耐性」や「麻痺耐性」に、他には「精神支配耐性」とかだな。


 贈った指輪に対してのお礼の手紙が届いた。

 内容は「耐性が付与された指輪は嬉しいが、送られた理由には素直になれない部分が有る。それでも、送られた指輪の付与の内容から、心から感謝する」という内容だった。


厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点をお願いします。

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