表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

39/361

……そういう事ね

さて、どうなる事やら……



 

「先ずは神崎君達だけど、ラノベとかの創作物では、あまり良い内容じゃないからだね」

「どういう事?」

「簡単に言えば、僕ら高校生は、まだ子供だという事だよ」

「た、確かに大人とは言えないけど、子供と言う程、幼くないと思うわ」

「まあ、確かにね。でも、数年前まではランドセルを背負っていたんだよ

 それに、漫画やドラマみたいな人生経験も無い。そんな僕らが、家族の保護と監視が無くなって、好き勝手に暮らせるんだよ」

「それは、そうかもしれないけど……」

「しかも、世界を救う勇者様~と言われ続けられる。それでも、日本の学生としてのモラルを保ち続けられると思う?」

「実際に、過去にも犯罪に手を染めた人達が居るみたいでござる」

「「……」」

「だから、如何にもな『選ばれし者』になっている神崎君達に同情したんだ」

「これから神崎殿達は、きっと特別待遇になる可能性が高いでござる」

「そうなると、何時まで、日本の学生のモラルを維持出来るか分からないからね」

「……そういう事ね」

「それなら、上原先生は?」

「……あ~」


 何か、急に挙動不審になったわね。


「はっきり言いなさいよ!」

「……上原先生の職業が『花細工師』、つまり花を咲かせるとか、咲いている状態を長く維持出来る状態で、飾り花とかが出来る能力と思ってないか?」

「違うの?」

「違わない」

「それなら……」

「職業の『花細工師』が僕らの予想通りなら、勇者よりも規格外のチートだから」

「どういう事よ!」

「花、つまり植物に関する能力という事になるでござる」

「それが?」

「確かに、最初は花を咲かせる程度かもしれないけど、その能力が高まれば植物そのものを、操れる能力に変わる可能性があるでござる」

「……あ!」

「そうなれば、操る植物の蜜や花粉や樹液を薬にも毒にも変化出来るだろうし、戦闘向けの植物を作りだせば、大地が有る所全てが上原先生の独壇場になる」

「「……!?」」

「空気中に漂うカビも植物でござる」

「「あー!」」

「そういう訳だよ、細木さん。華泉さん」


 ……そうよね。


「……ありがとう」

「まあ、国王以下、まともな精神を持ち合わせているみたいだから、今の所は大丈夫だと思うよ」

「そうでござるな」

「参考になったわ」

「助かったわ」


 この後、私達は解散して、個室に移動したのだけど、奈津美はまだ私の部屋に居る。

 理由は勿論、今後の対応を相談する必要が有るから。


「どうする、奈津美?」

「とりあえず、この世界の常識を学びつつ、場合に因っては私達2人で生きていける様にするしかないわね」

「それしかないか」

「そうよ。もう此処は安全な日本じゃないから、のんびりしていられないわ」

「明日からの勉強を頑張ろうね」

「勿論よ、陽奈」


 この後、奈津美は自身に与えられた部屋に戻り、明日に備えて就寝したわ。


 そして、日が経つにつれて、オタク君達の危惧が現実になっていったわ。


「勇者である僕の命令が聞けないのか!」

「何故、神崎の命令に従わないといけないんだよ!」

「それは、僕が世界を救う偉大な勇者様だからだ!」

「何が、偉大な勇者様だ! ほんの数週間前までは、学生だったくせに!」

「なんだとー!」


 既に、神崎君達「勇者組」は、学生の頃の謙虚さとかが薄れ、傲慢になっていたわ。

 それでも、王国側が何もしないのは、神崎君達「勇者組」の戦闘力が桁違いだから。

 その所為せいで王国側は、ある程度は黙認している状態よ。

 それに、神崎君達男子は、何人かのメイドさん達と、そういう関係になっているらしいわ。

 女子の真地倉さんと結弦さんは、まだみたいだけど、自由時間は、日替わりでイケメンな貴族を周りに囲っているみたいだし。


 ……王家は、過去の失敗を学んでいないのかしら?


 真面目にやっているのは、オタク君達と、そのオタク君達と交流がある人達だけ。

 確かに、ダンジョンから数千数万を超えるモンスターがダンジョンから出て、暴れられたら国が滅ぶ可能性は高いわ。

 だけど、神崎君達のあんな状態を見たら、とてもじゃないけど、ダンジョン攻略が出来る気がしないわね。

 そんな訳で、私と奈津美にオタク君達で、とある女性と密会した。


「夜分遅く申し訳ありません、マリアネラ王女殿下」

「構いません。重要な話があると言われれば無視する訳にはいきませんから」

「ありがとうございます。早速、本題に入りたいと思います」

「それで、話とは?」

「神崎君達です」

「……やはり、そうですか」

「気付いているのなら……」

「私達王家も監視していたのですが、その監視をくぐり接触した者達が居たみたいで、気付いた時には手遅れでした」

「それなら……」

「既に、カンザキ様達は、私達王家の言葉に耳を傾けてくれません」

「それは、かなり危険では?」

「……」

「派閥でござるな?」

「……はい」

「この国も一枚岩じゃないのね」

「申し訳ありません!」

「マリアネラ王女殿下が謝る事じゃないわ」

「そうよ」

「そうだよ」

「ござるな」

「マリアネラ王女殿下」

「はい、何でしょうか?」

「問題のダンジョンについてです」

「答えられる事なら」

「今の所、異常は?」

「そう言った報告は受けていないわ」

「突破した階層は?」

「未だ、40階層にも届いていません」

「「「「……」」」」

「……不気味ね。時間が有るのか無いのかも分からないわ」


 この後も、マリアネラ王女殿下と話し合いを続けたけど、有効な手段が出る事なく解散となったわ。


 そして……






厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ