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2人の罪を全て吐かせろ

ちょっと、小さじ1杯ぐらいのグロ描写があります。

 


 俺達は、翌日から冒険の旅の出発だ……とはならず、先ずはメグに冒険者としての知識や技術の修得させないといけないし、冒険の旅に耐えられる身体作りをして貰う必要が有るとして、冒険者ギルドに行く事にした。


「此処が、あの冒険者ギルド!」

「ああ。 やっぱり感動するだろう」

「はい!」

「メグ?」

「ごめん、レイナ。 私、そういうのとは無縁の場所で生きていたから」

「そうなの?」

「そうよ、セレス」

「さて、中に入ろう」


 そして、中に入ればまた感動するメグが居た。


「本当に広くて大きい!」

「言っておくが、この都市イクスリアの冒険者ギルドは特に広くて大きいんだ」

「……あ!? そうか! この冒険者ギルドは勇者学園と併設しているのよね」

「そういう事だ」


 勿論、冒険者登録に於いても、メグは反応が良かった。


 メグが「本物の『美人』受付嬢だ!」とか「魔法属性を調べる水晶球は無い!」とか、色々と見てる分は面白かった。


 因みに、実際にメグの冒険者登録は、身内ダンモンが担当したのだった。

 メグには教えてないけどな。

 それで、そのまま俺の「星屑スターダスト」のパーティメンバーとしてメグが加入した。


「……以上で、全ての手続きが終了しました。

 細かい所は、パーティの皆さんに教えて貰ってください」

「分かったわ」

「皆、聞いてくれ」

「何、シン」

「どうしたの、シン」

「この都市イクスリアの冒険者ギルドでは、彼女がパーティ『星屑スターダスト』の専属担当だから、よろしくな」

「分かったわ」

「分かったです」

「分かったよ」


 レイナ、セレス、メグから了解を貰った所で依頼掲示板に向かった。


「もう早朝の依頼争奪戦の時間を過ぎているから美味しい依頼は無いが、冒険者は基本的には此処から自分達に合う依頼を探して、依頼書を剥がして受付嬢の所に持っていき受けている」

「……流石にXYZは無いわね」

「そりゃあ、流石に……!?」

「両親からの布教です! それと、猫の目3姉妹との共演や、海の原のパパとの一騎打ちは凄かったわ」


 ……俺、そんな話を知らないぞ?


「……マジ!?」

「うん!」

「……2人共、何を言っているのか分からないわ」

「済まん」

「ごめんなさい」

「まあ良いわ。 シンの意味不明な言葉は何時もの事だもの」

「そうね」

「……と、依頼掲示板の説明は以上だ」


 ……遊び過ぎたな。


「それで、どうするの?」

「レイナとセレスは、メグがFランクになるまでは一緒に居てやっくれ。

 後、初心者講習を申し込むから、午前中は初心者講習で、午後からはランク上げの依頼を受けてくれ」

「分かったよ」

「分かったわ」

「分かったです」


 エルフ公国で、ちょっと火が付いたみたいだな。


「シンは?」

「貴族絡みの野暮用」

「……まあ、頑張って」

「ああ」


 こうして、俺はメグの初心者講習を受ける手続きを済ますと、メグ達に都市内での緊急避難先を教える。


「此処が薔薇園ローズガーデンだ」

「どういう場所なの?」

「代々のアールスバイド公爵がオーナー兼責任者をしている冒険者登録をした女性専用の宿屋だ。

 この中に入れば、暴力も権力も手が出せない」

「……貴族も?」

「この国で、王族以外でアールスバイド大公に逆らえる貴族が居ると思うか?」

「……納得」

「次は……」


 こんな感じで、メグ達に緊急避難先の「宿屋」とか「服屋」等を紹介していった。


「それと、身体の何処かに、この『雷赤竜』の紋章を付けている冒険者が居たら、味方だからな」

「……ねえ、シン」

「何だ、メグ」

「その雷赤竜の元ネタは三幻神の『赤』なの?」

「正解。 俺は三幻神だと赤派だ」

「実は私もよ」


 ガシッ!


 俺はメグと固く握手をした。


「……レイナ?」

「放っておきなさい。 無視するに限るわ」

「……分かったわ」


 翌日からは、メグはレイナ達2人を保護者代わりに引き連れて、冒険者ギルドに向かった。

 俺は……


「絶対に、このダンジョンの魔王は根暗だ!」


 ……カチン!


「ダンモン、Go!」

「……何か、モンスターが集まりだした~!」

「ダモンが、魔王の事を根暗なんて言うからよー」

「いいから走れ!」


 ……と、本業であるダンジョンマスターの仕事をしている。


 当然ながら300年経っても、そんなに変わる訳もなく……こうなる。


「騙したわね!」

「騙される方が悪いんだよ」

「さあて、頂くか」

「嫌よ! 離して!」

「何時もの様に抑え付けろ」

「「へい」」


 回復術士系の服を着た少女が、戦士系の野郎2人に両腕を抑えられて仰向けに寝かされている。

 そして、剣士系の野郎が腰のベルトを外してズボンを降ろした。


「……ヒィ! い、イヤ! 誰か救けて!」

「こんなダンジョンの行き止まりに都合良くヒーローが現れる訳がぇだろ」

「……い、イヤぁあああーーー!」

「頂きまーす!」

「しかし、そんなタイミングで現れるのがヒーローだ」

「へ……」


 ザシュ……ボトッ……ブシュー。


「……え!?」


 勿論、こんなタイミングで現れるヒーローは俺だ。


「2人の罪を全て吐かせろ」

「「「「「「「イエス、マイロード!」」」」」」」


 戦士系の野郎2人は、ダンモン達に連行され専用の牢屋に向かった。

 それを、剣士系野郎の赤い液体を浴びた呆然自失な少女が見ていた。


「大丈夫か?」

「……あ! だ、大丈夫です!」

洗浄クリーン

「これで綺麗になった」

「あ、ありがとうございます」

「それで、どうしてこんな事に?」

「それは……」


 ……ありふれた理由だった。





厳しくも温かいメッセージを待っています!

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