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……残念です

国際問題は、慎重にしないと……

 


「「……」」


 2人して思索しさくに耽けていると、ノックの音が室内に響く。


「どうぞ」

「失礼します。 エルフ公国からの急使が面会の許可を希望しています」


 俺は頷く。


「許可する」

「畏まりました」


 ……約10分後に入ってきたエルフ公国の急使が、笑顔で言った。 


「久し振りですね、ファル様」

「久し振りだな、フェナエル」

「知り合いだったのですか!?」

「ああ」

「知り合いも何も……ねぇ」

「シン様。 彼女とはどの様な関係ですか?」

「俺の最初の側室」

「……は!?」

「あの当時は、まんまと騙されました」

「俺は、ウソは言ってないぞ」

「確かにそうでしたが。 まさか、ファル様がダンジョンマスターで、そのダンジョンマスターが不老不死だなんて知らなかったわ。

 お陰で……」

「でも、言っただろ? 後悔させないと」

「そうでしたね」


 因みに、あの当時にフェナエルが片想いしていたエルフは、実は違うエルフの女性と婚約の約束をしていた。


「……大体分かりました。 シン様に丸投げすれば良いのですね?」

「丸投げは無いだろ、丸投げは」

「後始末の書類仕事はやりますから、それ以外をお願いします」

「分かった」


 後で知ったが、彼女が分身体アバターを変えた俺を見て「シン」だと知っていたのは、ソフィアが前以まえもって教えていたからだった。


 俺は、久し振りに逢うフェナエルとの親交を深める為に皆から離れた部屋に移動した。


「どうだ?」

「……あん! 硬くて熱い!」


 約20分後……


「……イクぞ?」

「来て、ファル様!」

「……く」

「あ、いく……あぁあああーーー!」


 所謂いわゆるところの「賢者の時間」に入った俺は、フェナエルからも説明をして貰ったが、カーライザスと同じだった。


 ……ただ、かなり女王は怒っているみたいだ。


「ファル様、お願いね」

「頑張ってみるよ」


 合計で、3時間程経過していた。


「長かったわね」

「長いです」


 ちょっと待たせ過ぎたみたいで、2人は少し不機嫌になっていた。


「悪いな」

「それで、後ろに居るのは誰なの?」

「紹介しよう。 エルフ公国の女王の妹で……」

「初めまして。 フェナエルです」

「「……綺麗!」」


 そうなんだよな!

 初めて会った時点で、日本でいうとJC的なエルフの王道な美少女だったが、数百年経った今では、JK的な美少女の輝きと美女の色気を醸し出している。


「エルフを見るのは初めてじゃないけど、こんなに綺麗なエルフは初めてよ」

「そうなの? 私は初めてエルフを見たから、全てのエルフが同じぐらい綺麗なのだと思ったわ」

「「……って、ちょっと待って!?

 シン! 今、何て言ったの?」」

「エルフ公国の女王の妹」

「王族じゃないの!」


 レイナがそう言った後、直ぐにひざまずいて、慌ててセレスも真似て跪く。


「気にしないでください。 公式の場ではないので」

「……分かりました」

「……」


 フェナエルに言われて、渋々に立ち上がるレイナとセレスだった。


「それで、何が有ったの?」

「最悪だと、国と国での戦争」

「……はあ! 何でそうなるのよ!?」

「簡単に言えば、我が国に属するエルフ公国の王女を拉致しようとして、その王女の婚約者を斬った男が、我が国に留学予定だった隣国の王子」

「「……」」

「もしかして、そちらの方が、その王女様?」

「違うよ。 彼女は、その問題を報せ解決する為に来た急使だよ」

「そうなんだ」

「ちょっと待って。 それをシンが知っていてエルフ公国の女王の妹が一緒に居るという事は……」


 答えが頭に浮かんだレイナとセレスが、錆び付いたブリキのロボットみたいに「ギギィ!」と、首を動かして俺を見る。


「カーライザスにお願いされて、俺達で解決する事になった」

「「……やっぱり」」


 ガラガラガラガラガラ!


 ……こういう事は早い方が良いと、ノルランド国に正式な問い合わせを送り、俺達は早速だが出発して、移動は俺達の馬車と、エルフ公国の馬車の合計2台だ。

 そして、フェナエルは俺達の馬車の中に乗っている。

 最初は、俺が操縦するから御者席に座るのを見て、フェナエルも御者席に座ろうとしたが、レイナに邪魔されて御者席に座れず、大人しく馬車の中に居る。


「当たり前よ! 幾ら何でも、王女様を御者席に座らせる訳にはいかないじゃない!」

「そうだよねぇ」

「……残念です」


 そして、フェナエルのメイド達も頷いていた。


 ガラガラガラガラガラ!


 そんな感じで出発したのだが、こういう時に限って現れるゴブリン共20匹を、俺の雷撃弾ライトニングバレットで瞬殺して、風魔法を応用して巻き上げて中空で停止させて、通り過ぎる時に俺の「倉庫」にしまう。


「……到着だ」

「思っていたよりも近かったのね」

「まあな」

「それでは、王宮に向かいましょう」


 因みに、今のフェナエルの立場はエルフ公国の外務省の室長みたいな感じになっている。

 実際に現場では働かないが、部下が用意した書類等を女王に渡す前の最終確認をしている。

 何で、そんな事を知っているかというと、最初の頃に指導したのが俺だからだ。


 王宮に到着すると、俺達は応接室で待機し、その間にフェナエルが女王に報告に行っている。


 約40分程すると、応接室の扉をノックする音が部屋に響く。


「どうぞ」

「失礼します」


 部屋に入って来たのは、フェナエルと文官らしき男性エルフと、女王だった。


「久しいな、シンよ」

「久し振りだな」

「話は、此処に来るまでにフェナエルから聞いていると思うが、どうする?」




厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点とブックマークをお願いします。


ストックが!?

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