表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

334/361

……触らぬ神に祟りなしってか。

ちょっと、とある思考に傾倒している方々をイメージしながら書きました。

 


 レイナside


「ええ。 自慢みたいで嫌だけど、シンは強過ぎだし、彼が動く意味が無いのよ。

 だから、私達に経験させる為に、シンは動かなったのよ」

「それでは、アジトには1人で行ったのは何故ですか?」

「流石に、盗賊のアジトを壊滅させるのは、一気に難易度が変わるわ。

 私達2人だけだと、死なないだろうけど、苦戦する可能性が少し有るわ。

 それに、私達という足手まといが居ると時間が掛かるからよ」

「……」

「まあ、信じ切れない気持ちは分かるわ。

 でも、彼は『外見で、人を判断するな』を、地でいく男よ」

「……分かりました」


 一応の納得を示した彼女は、出発の準備を手伝いに行ったわ。



 シンside


 ……見付けたぞ!


 まあ、命を天秤に掛けた情報に対して、嘘は言わないよな。

 正確には、拷問の末の自白か、安楽死確定が前提の自白かの、違いだけどな。


 さて、巻きで行くか。


「止まれ!」


 気後れする事もなく、意気込む事もなく、普通に盗賊共のアジトの出入り口に向かって歩き出す。


「……殺れ」

「へい」


 良い判断だが、相手が外見通りのガキじゃないのは分からないみたいだな。


「死ね」

「お前がな」


 ……ザシュ!


 拳王の街に行くから、復習で「素手」でやるか。

 そんな訳で、盗賊共のアジト門番Bを手刀の一撃で首を斬る。


「貴様ー!」


 ……ザシュ!


 因みに約100年前に、遂に半径2m以内なら、視線だけで「倉庫」に仕舞える様になった。

 思っていた以上の高難易度な技術だったよ。


 そんな訳で、斬ると同時に首と身体は「倉庫」に仕舞われるが、事情を知らない人から見たら、地に落ちる筈の「首」や「身体」が、いきなり消えるというマジックショーな状態だ。


 そんな感じで、アジトの中に入った俺は、向こうの言葉は全無視の中、手刀や足刀で首狩りの作業に没頭した。

 アジト内の盗賊共を鏖殺おうさつした後は、溜めていた金銀財宝おたからを回収して、運良く囚われた人は居なかった。


 外に出ると、盗賊共の身体を1人ずつ出して何時のも剥ぎ取りをした後、アジトの中に放り投げる。

 それを20回程繰り返して終わると、アジトの中に向かって火属性の魔法を放ち焼却してから、土魔法の応用でアジトそのものを崩した。


「終わったー。 戻るか」


 アジトに向かってから約30分後にレイナ達の所に戻ると、すっかり出発の準備は出来ていた。


「出発の準備は出来ているわよ」

「出来ています」

「でも、向こうはシンにもお礼を言いたいそうよ」

「分かった」


 レイナに言われて、俺は向こうの馬車の前に行くと、馬車の扉は開き中から3人の女性が居て、その中で外見が1番大人な女性が降りてきた。


「初めまして。私は町ガザグルドで商いをしているネザーラッス商会の副会頭のマーリムです。

 中に居たのは娘のサーリアとミームアですが、盗賊に襲われた恐怖がまだ残っている為に、自己紹介はご容赦ください」

「分かった」

「では、危ない所を救けて頂いてありがとうございます。(貴方は、何もしていませんけどね)」


 ……顔を見ていると、副音声が聞こえてきそうだな。


「俺は冒険者シンで、レイナとセレスと同じパーティのリーダーをしている」

「……そうですか。(彼女達の弱みでも握っているのかしら?)」


 ……触らぬ神に祟りなしってか。


「それでは、俺達はこれで……」

「待ってください! きちんとお礼をしないといけません。(貴方は兎も角、彼女達には、きちんとお礼をしないと)」

「……分かった」


 渋々、仕方なく俺達はお礼をされる為に同行する事になった。


 ……約1時間後に、俺達とマーリムさん達は目的地である町「ガザグルド」に到着した。


 そのままマーリムさんの主導で、俺達が泊まる宿屋を決められた。

 一応、世間体を気にしていたのか、レイナとセレスはスゥイートルームで、俺は馬屋という事は無く、普通に俺は1人部屋で、レイナとセレスで2人部屋だった。

 それで、3時間後に迎えに来るから待ってて欲しいと言われた。


「待つしかないか」

「そうよね」

「そうですね」


 ……3時間後にマーリムさんからの迎えの馬車が来たので乗車した。


 約10分後にネザーラッス商会の本店に到着したが、先にレイナとセレスが降りる様に言われて2人が先に降りると、俺を無視して移動を開始した。


「……はあ」


 この後も、俺のオマケ扱いは続き、宴会的な事を開いたが、俺の席は上座だが隅で人の流れから外れてボッチになったし、出された料理も見習いが作ったみたいな内容だった。


「……まあ、気にしないけどな」



 レイナside


 お礼に宴会を開いてくれるのは嬉しいけど、見事にシンは1人にされているわね。

 それにしても……


「ねえ。 あんなのと冒険者なんかせずに、私の商会の私兵にならない?

 あの男が出すよりも、私の方が沢山出すわよ」


 これは、給金的な事を言っているのだろうけど正直、比較するまでも無いのよね。

 私達、武器こそ仕舞っているけど、武装は解いていない。

 そして、その武装に使った素材が問題で、少なからずSランクモンスターの素材を使っているわ。

 シンは隠しているけど、控え目に見ても戦闘力だけはSランク級の強さを持っているから、お金に困らない事を意味する。


「……それに、あの方々との太い繋がりね」





厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点とブックマークをお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ