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……終わったー!

異世界なら、出来る可能性が高い少年誌ヒーロー達の必殺技。

 


 気を持ち直した「戦刃せんじん」や「緑風りょくふう」を先頭にレッドミノタウロス10匹に向かっていった。


「「「「「「「「「「Bumoーーー!」」」」」」」」」」

「うぉおおおーーー!」

「くたばれ! 牛共!」


 緑風りょくふうが上手く遠距離から牽制する事で、戦刃せんじんがレッドミノタウロス1匹ずつを確実に討伐している。

 まあ、俺が右腕と右足を使えなくしたからな。


「俺達も行こう」

「ええ!」

「うん!」


 ブラックミノタウロスの内、1匹は俺の魔法で拘束して、残った2匹をレイナとセレスがそれぞれ1匹ずつと対峙している。

 俺は、その2人のサポートに徹していた。


「レイナ、右! 雷撃弾ライトニングバレット

「Bumoーーー!」

「今よ!」

「Bumoーーー!」


 俺の雷撃弾ライトニングバレットが、レイナが相対しているブラックミノタウロスの左膝に撃ち込まれバランスを崩した所を、レイナが隙が出来た右脇腹を槍で突く。


「セレス、左だ! 雷撃弾ライトニングバレット

「Bumoーーー!」

「今です!」

「Bumoーーー!」


 俺の雷撃弾ライトニングバレットが、セレスと相対しているブラックミノタウロスの右眼に撃ち込まれ反射的にブラックミノタウロスは右手で右眼を覆いバランスを崩すと、その隙を突き、セレスが左側面に回り右脇腹に横薙ぎの一撃を入れる。


 普通なら、Aランクモンスター相手に今回みたいな戦い方をしないが、俺が相手にとっての最悪のタイミングで横槍を入れているお陰で攻勢を維持出来ている。


「……終わったー!」


 おー!

 レッドミノタウロス組は討伐終了みたいだな。

 やはり、普段からBランクモンスターと当たる可能性が高い場所で討伐しているお陰だよな。


「「Bumoーーー!!」」

「「今!!」」

「「Bumoーーー……」」


 示し合わせた訳でもないのに、レイナとセレスは同時に討伐完了したみたいだ。

 それじゃあ、俺も……


雷煌裂破ライオットバースト!」

「Bumoーーー……」


 ……ほい、ブラックミノタウロス討伐完了と。


「ボク、幻を見ていたのかな?」

「気持ちは分かるが、オレ達も同じ光景を見たから幻じゃないな」

「……そうよねぇ」

「そうなんだよねー」

「……おんなじなんだよなぁ」

「残念ながらね」

「シンは、傷無しのブラックミノタウロスに向かって両手を後ろで握ったまま歩いて近付き、ブラックミノタウロスの攻撃を澄ました顔のままで躱して、少なくとも第4位階以上の魔法攻撃を詠唱破棄で放ったぞ!」

「「「「「「「「「「……」」」」」」」」」」

「アレがシンよ」

「アレが私達のリーダーです」

「まあ、セレス」

「……はい」

「……頑張れ」

「……うん」


 ……何か、外野が好き勝手な事を言っているし、レイナやセレスも加わっているよ。


「牛共を回収して帰るぞ」


 ……魔力感知に反応した?


 ……まあ、テンプレだな。


「ちょっと待ってくれ」

「シン、どうしたの?」

「どうした?」

「どうしたのですか?」

「……もう1匹来るから、ちょっと待ってくれ」

「魔力が乏しいならオレ達がやろうか?」

「大丈夫だが、少々距離を開けててくれないか?」

「……分かった」


 俺の言い方に察した皆は、俺から距離を取り闘技場みたいになった。


「Bumoーーー!」


 現れたのは、ミノタウロスキングだった。

 冒険者ギルドが定めたランクは「Sランク」の中位だ。

 しかも戦斧じゃなく、本人の体型に合わせた刀身が2mは有る大剣だ。


「1人で戦う必要は無え!」

「そうだよ! 協力して戦うべきだ!」

「そうよ!」

「「シン!」」

「大丈夫だ」

「でも……」

「まあ、見てろ」

「Bumoーーー!」

「……身体限界突破フィジカルリミットブレイク


 そして、俺の足元がぜる。


「破っ!」

「Bumoーーー!」

「覇ーーー!」

「Bumoーーーーー!」


 イメージとしては、初のベジ○タとの対決で、悟○が4倍界○拳で肉弾戦をしている感じになっている。


「……死ね!」


 ……チン。


「Bum……」


 ……ズシン!


「……ぐぅ」


 最後は、瀬田宗○郎の瞬○殺で決めると、首が横にズレるとミノタウロスキングは倒れた。

 ミノタウロスキングが倒れるのと同時に俺も片膝を突き痛みを堪える演技をする。


「……小治癒ヒール……ふう」

「「シン!」」


 レイナとセレスが、俺を呼びながら抱き着く。


「大丈夫なの?」

「大丈夫ですか?」

「大丈夫だ」

「でも……」

小治癒ヒールを自身に掛けたから大丈夫だ」

「それなら良いけど、無茶しないでよね」

「悪いな。長期戦は不利だと思ったからな」

「……全く」

「レイナが殆ど言ったけど、本当に無茶しないで」

「分かったよ」


 そして、空気を読んでいたギバン達が近付いて話し掛ける。


「本当に大丈夫か?」

「大丈夫だ」

「それで、最後のアレは?」

「冒険者の手の内を探るのは……」

「分かっているわよ!」

「大丈夫だ」

「それなら、あの『身体限界突破フィジカルリミットブレイク』とは?」

「魔力暴走を意図的に発生させて、その魔力を身体強化に使い、身体能力を桁違いに向上させる……俺の切り札の1つだ」

「そんなの身体が無事な訳が無いわ!」

「……それで、無傷でダメージを受けていないのに、最後は片膝を突いたのか?」

「ああ。 まだ『身体限界突破フィジカルリミットブレイク』の稼働時間は、10秒も無いからな」



厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点とブックマークをお願いします。

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