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だから、何が大変だ?

女性だって、本気で走る時は、男性と同じフォームになります。

 


 チンピラ3人の処理が終わると、俺達は領主館に戻った。


「レニーラお嬢様がお礼を言いたいそうで、お時間を頂けますでしょうか?」

「構わない」

「私も良いわよ」

「私もです」

「ありがとうございます」


 俺達は、案内されてレニーラ嬢の部屋の前に到着して案内した人がノックをする。


「レニーラお嬢様、冒険者の方々をお連れしましたが、よろしいでしょうか?」

「どうぞ」

「失礼します」


 部屋の中に入ると、ほんのり甘い花の香りがして、如何にも女の子な内装だった。


「この様な姿で失礼します。

 アルガンザ伯爵が三女レニーラです」

「冒険者のシンだ」

「仲間のレイナよ」

「仲間のセレスです」


 レニーラ嬢の言う通りで、まだベッドの中で羽織りを着ているが、中は寝間着で髪も櫛を通しただけだった。


「いや、先程まで猛毒に耐えていたんだから気にする事は無い」

「そうよ」

「そうですよ」

「……ありがとうございます」

「後、お礼と言っても、先程受け取ったから、これ以上は受け取れないな」

「しかし、それでは私の……」

「それなら早く体調を回復して元気な姿を見せてくれないか?」

「……分かりましたわ。 でも、元気になったら私と遊んでくださいね」

「喜んで」

「勿論よ」

「はい」

「では、改めてお礼を申し上げます。

 私を救けて頂いてありがとうございます」

「救かって良かったな」

「はい!」


 まだ領地に居るという事は、まだ12歳以下なのにしっかりしているな。

 そういえば、カーライザスの末娘が約9ヶ月後から王立学園に通う年齢だったから、手紙を送るか、本人に言っておこう。


「……私の顔に、何か付いているのですか?」

「いや。 知り合いの娘が来年から王立学園に通うんだ」

「そうですの」

「だから、もし良ければ学園で出会った時に友達になってくれないだろうか?」

「勿論です! 因みにお家とお名前は?」

「家の方は、アルガンザ伯爵と同じぐらいで、名前はリフィルシアで、鮮やかな金髪碧眼だよ」

「何だか、王立学園に通うのが楽しみです」


 まあ、この場にリン達や、ソフィア達や、マナ達が居たら、俺は、冷たいジト目で見られていただろうなぁ。


「また、お話を聞かせてくださいね」

「ああ」


 あの後、レニーラ嬢にお願いされて、俺達の冒険話に花が咲いた。


 ……因みに、アルガンザ伯爵にお願いされて、暫くの間、俺達は領主館で過ごす事になった。

 だから、昨日の内に馬車は俺が迎えに行って領主館に移動している。


 翌日からは、午前中は俺達は森に行ってモンスターを狩り、午後はレニーラ嬢の遊び相手をする事になった。


「やっと、ご挨拶が出来るわ。

 初めまして。 レニーラの母で第1夫人のアンレシルです」

「初めまして。 冒険者のシンだ」

「初めまして。 仲間のレイナよ」

「初めまして。 仲間ののセレスです」


 どうやら、色々と重なって昨日の内に俺達と挨拶が出来なかったみたいだ。


「私からも改めてお礼を言わせて貰うわ。

 娘レニーラを救けて頂いて感謝します」

「感謝は受け取りますが、正式な依頼として受けて、報酬も頂いたので、それ以上は要らないです」

「そうですか?」

「はい」


 この後、アンレシル夫人と別れて、レニーラ嬢の部屋に向かった。


「どうぞ」

「失礼します」


 部屋の扉をノックして、入室の許可を得て、部屋の中に入る。


「今日も、冒険の話を聞かせてください」

「ああ」


 言っておくが、部屋には俺達やレニーラ嬢だけじゃなく、専属侍女やメイドが2人居るし、部屋の扉は全開にしてある。


 そんな感じで数日が過ぎて、今日は冒険者ギルドに行って大量にお願いしたモンスターの買取金を受け取りに行った。


「……以上で、合計が白金貨1枚に、大金貨9枚に金貨4枚に、大銀貨6枚になります」

「分かった」

「では、手続きをしますので冒険者カードを……はい、終了しました。

 これが買取金になります」


 俺は、今回の買取金が入った小袋の中身を確認してマジックポーチに見せ掛けて「倉庫」に仕舞う。


 此処で、テンプレさんが斜に構えてニヤッと笑った。


「大変だ!」


 いきなり、1人の冒険者が冒険者ギルドに駆け込んで叫んだ。

「どうした?」

「大変なんだ!」

「だから、何が大変だ?」

「南東の森からレッドミノタウロス10匹と、ブラックミノタウロス3匹が、この都市に向かって移動している!」

「何ぃー!?」


 一気にざわめく冒険者ギルド内だが、受付嬢が叫んだ。


「静かに! 冷静になってください。

 直ちにギルドで緊急会議を開きます!

 Cランク以上は、戦闘の準備をしていてください!」


 そう言うと、受付嬢はギルドマスターが居る3階に一気に駆け上がった。

 マジ移動の為に、胸部の素晴らしい2つのメロンと、腰下の見事な桃がプルンプルンと揺れていた。


 因みに、レッドミノタウロスは冒険者ギルドの査定では、Bランクモンスターで、ブラックミノタウロスはAランクモンスターとなっている。



厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点とブックマークをお願いします。

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