多分、堕ちた
頭では理解しても……
シンside
予約したレストランに到着して、馬車から降りたサレナは固まった。
まあ、伯爵以上が利用するレストランだからな。
緊張で固まったままのサレナをリードして店内に入り、個室に入った辺りで、やっとサレナも話せる様になった。
「シン様、まさか、前々から予約を入れていたのですか?」
「まさか。 今日、予約した」
「……良く取れましたね」
「まあ、その辺りは、な」
「……はぁ」
「それよりも折角のデートだ。食事を楽しもう」
「はい!」
ヤンチャしていた俺でも、公爵令息として、それなりに情報が入ってくる。
だから、こういう貴族御用達の店に無理を聞いてくれる「ネタ」の1つや2つぐらいは知っている訳だ。
「……美味しい!」
「美味しいな」
美味しい料理やワインに舌鼓をしながら、サレナとの会話を楽しんだ。
その中で、サレナと都市セビリアナの受付嬢のマリアンとは指導を直接受けた先輩後輩の関係だと分かり、良いネタを仕入れる事が出来た。
勿論、サレナには、俺はマリアンにお世話になっている事を話した。
手紙のやり取りをしていたら、後が楽しみだな。
レストランでの食事も終わり、再び馬車に乗り込み移動を始めた。
サレナも、この先は予想しているのか、少し緊張しているみたいだ。
馬車は、王都の最高級の宿屋の前に停まると、馬車の中でサレナを待たせ、俺は部屋を取りに行った。
「この宿屋で1番良い部屋は空いているか?」
「空いておりますが……」
俺は白金貨10枚を置いた。
「空いているか?」
「……空いております」
「それは良かった。彼女に最高の夜を贈る事が出来る」
「……畏まりました。当宿屋が微力ながらお手伝いさせて頂きます」
俺は、馬車で待つサレナを迎えに行き、宿屋のスタッフに案内され、スィートルームの部屋に入った。
「……凄い」
「それは良かった」
スタッフは無言で静かに退室していた。
「ありがとう、シン様。とても素敵な部屋だわ」
「最高の思い出にしてやるよ、サレナ」
「……ふふ。楽しみだわ」
サレナの緊張を解す為に軽い雑談をしていると、扉からノックの音が響いた。
「どうぞ」
「失礼します。当宿屋からのサービスでございます」
そう言って、冷えたワインとグラス2個をテーブルに置くと「失礼しました」と言って退室した。
俺はサレナの隣に座り、ワインを飲んだ。
……ビンテージモノかな?
「……美味しい」
「そうだな」
ある程度、飲むと、俺はワインを口に含め、サレナとキスをしながらワインをサレナに流す。
サレナがワインを飲み干すと、サレナからグラスを取りテーブルに置き、サレナをお姫様抱っこでベッドに運ぶ。
そして……
「……私、初めてだから、優しくしてね」
「分かった」
2時間後……
「……あ、あぁあああーーー!」
水分補給代わりにワインを口移しでサレナに飲ます。
「……ありがとう。最高の思い出だわ」
「それは良かった。俺も最高だったよ」
「ふふ。……あら、また大きく……」
「いいか、サレナ」
「来て、シン」
「……あん。あぁ……」
翌日の早朝に、サレナには回復魔法と洗浄を掛けて冒険者ギルドへ出勤した。
やってみたかった「浴室で」も楽しめた。
因みに、ベッドのシーツや部屋は洗浄で綺麗にした。
俺的には、痕跡を残したくないから。
次からは、食事まではR12で、その後はR18でいこう。
流石に、毎回のデートがこれだと、金が幾ら有っても足りないからな。
まあ、セレナも分かっているだろう。
セレナを見送ると、俺はソフィアが待つ宿屋に戻った。
勿論、俺自身も洗浄を掛けてある。
当然のマナーだ。
「お帰りなさい、シン」
「ただいま、ソフィア」
「首尾は?」
「多分、堕ちた」
「それは良かったわ。私との時間を潰したのだから当然よね」
……流石に2日連続の朝帰りは、ヤバいみたいだな。
今日一日、ソフィアをお姫様にして、明日、都市セビリアナに帰ろう。
俺としては、王城の方にも現地の間者を作りたかったが次回だな。
リン達に、奴隷3人の子守りを頼み、俺とソフィアは王都での一日デートを楽しんだ。
翌日、商業ギルドから馬車2台をレンタルして、都市セビリアナに向かって出発した
……のだが、街道のゴブリンこと、盗賊共に遭遇した。
流石は王都近くの盗賊共で、それなりの実力だったが、俺から見れば、1mと1m3cm程度の誤差でしかなく、あっさり瞬殺した。
勿論、アジトを聞き出してからな。
昼食の準備をしている間に、俺はアジトに強襲して金銀財宝や、居残り組の首級も回収してアジトを破壊して、ソフィアの下に戻った。
昼食に間に合った俺は、ソフィアやリン達と楽しい食事をすると、再び馬車での移動を開始した。
因みに、1台目は俺とソフィアで、2台目の馬車には奴隷3人が乗っていて、御者席に、1台目にはキサラとサクナが、2台目の御者席にはシャナとユーリが座っていて、2台目の馬車の中にリンも乗っている。
これは、リンが我がダンジョンでの俺に次ぐ第2位の立場だからだ。
あの後は、ワイバーンの群れや黒竜やスタンピードに遭遇する事なく、都市セビリアナに到着して、領主館に向かった。
領主館に到着すると、サクナとユーリに馬車2台の返却をお願いした。
「ソフィー!」
「セリー!」
厳しくも温かいメッセージを待っています!
そして、星の加点をお願いします。




