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貴方達の相手をする者です

リンのシン様至上主義の片鱗が……

 

 マールは、護衛長のレイナ付きにしたのだが、お互いの挨拶がちょっと固かった。

 まあ、時間が解決してくれるだろう。


「よ、よろしくお願いします!」

「あ、ああ」


 挨拶がちょっと固かった理由が、マールは普通に緊張していて、レイナはマールの首のキスマークを見たからだった。


 ……やっちまった!


 その後は、勤務時間終了のマリアンさんに声を掛けて、高級レストランで食事をして、高級宿屋で、マリアンさんの極上の果実を美味しく頂いた。


「マリアンさん。宿屋の代金は払っておくから明日の仕事も頑張れよ」 

「……はい」


 翌日……

 毎朝の鍛練が終わり、我がダンジョンの司令室でモニターを視ていると、えらく見栄えの良い鎧を装備した5人組が居た。

 音声を拾ってみると……


「……情報通りだな」

「そうだな」

「さっさと、初心者用の20階層を抜けるぞ」

「ええ、そうね」

「分かっているわ」


 何処からか、情報を仕入れて来たみたいだが、あれだけ豪勢な鎧は見た事が無いな。

 もしかしたら、他国の騎士とかか?


「とりあえず、この5人組が、屑寄りだったら頂こうか」


 ……結論から言えば、隣国「エルマナス」の王国騎士団の一員だった。

 一応は、この国に許可を得ているみたいで、来た理由は、ダンジョン産の武具や魔道具が原因だ。

 まあ、騎士団が集団で来てない所を見ると確認とか偵察だろうな。 


「思っていた以上に優秀だな。もう32階層に到着した」

「シン様、どうされますか?」

「リンか。そうだな、1人も返さない事にしよう」

「畏まりました」

「都合良く、39階層にはまだ闘技場を残しているしな。

 ……リン達、行ってくれるか?」

「「「「「イエス、マイロード!」」」」」


 そういう訳で、リン達は分身体アバターを使わず、本来の姿で戦って貰う。

 言い換えれば、生きて返さないという意味でもある。


「この階層が40階層なら、まだ分かるが、そうでない以上は、少なくとも50階層までは有るな」

「そうだな」

「ダンジョンに、こんな闘技場モノが、あるなんて信じられないわ」

「でも認めないと、死ぬわよ」

「分かっているわよ」


 そして、此処でリン達が登場した。


「ようこそ」

「誰だ!」

「貴方達の相手をする者です」

「……なる程。このダンジョンマスターの眷属か」

「察しの良い方は、私個人はキライではありませんよ」

「それで、何をしに現れた?」

「勿論、貴方達には消えて貰う為です」

「そんな事にさせない!」

「そうこなくては。それでは、お互いに1人ずつ決めて戦いませんか?」

「皆と相談したいわ」

「どうぞ」



 隣国の騎士団side


「どう思う?」

「……余裕、だろうな」

「そうだな」

「そうなると、誰が誰と戦うかよね?」

「確かにそうね」

「いや、多分大丈夫だろう」

「理由は?」

「向こうには余裕というより、オレ達を見下しているからだ」

「そうね」

「それなら、その隙を突いて対戦相手を指名出来れば……」

「それで行こう」

「「「「異議なし!」」」」



 リンside


「決まりましたか?」

「ああ。どう対戦相手を決める? 此方こちらとしては、オレ達の方で決めたい」

「構いません」

「それなら……」


 ……やはり、そう来ましたか。

 人族以外は、その外見から、ある程度の戦い方を推測する事が出来ます。

 ですから、自身の得意分野に対して、私達には不得意な分野で戦わせようと考えているのでしょう。


 ……愚かな人族ですね。

 その程度しか頭が回らないのかしら?



 ……結果は、当然ながら私達の勝利で終わりました。

 ただ、殺すのだけは禁じられていましたが、追加として、私達に情報収集の命令が下されました。

 名前や家族構成から始まり、国に対して所属している組織に、貴族に関する事まであらゆる情報を聞き出しました。

 後は、男はDPダンジョンポイントに、女はシン様の娯楽に使う事になりました。



 シンside


 さて、美味しく頂くとするか。


「お、お願いです。私には婚約者が居るの……がっ……あぁあああーーー!」

「これで、お前の『最初』は、俺となった訳だ」


 2時間後


「い、嫌……ぃ嫌ぁあああーーー!」

「……中々のキツさだな」

「……あぁ……あん……ぃ、あーーー!」


 ……ご馳走さまでした!



 リン達が集めた情報に因ると、本当に確認とか偵察が目的みたいで、その為に正式なルートで許可を取り、俺のダンジョンに侵入したみたいだな。


 それから数週間後にセラリア王女殿下の婚約式が行われた。

 と、言っても、正式な婚約式は王都の王宮で行われ、俺達が参加しているのは領主館での謂わば「身内」だけの式だ。

 だから、参加者は侍女のクラインを始め領主館で働く者達が大半を占めている。

 因みに、相手は王族派のレイブライト侯爵家の3男で名前が「リーロニア=ラゲル=レイブライト」で、婿入りとなる。


「おめでとう、セリー」

「ありがとう、ソフィー」

「おめでとうございます、レイブライト侯爵様」

「ありがとう、ソフィア嬢」


 身内だけの婚約式も何事もなく無事に終わった。


 ……普通なら、何かしらのイベントが発生するかと思ったんだがなぁ。


 暗殺とか暗殺とか暗殺とか!


 だって、この婚約式の切っ掛けは、あの伝説級の万能回復薬「エリクサー」だぞ!


 何処かで情報が漏れて……とかで、領主館での婚約式の数日前から、何処かの高位貴族の刺客が来ると思っていたのにな。


 しかし、イベントは発生した……


「冒険者シン、逮捕する!」



厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点をお願いします。

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