……うん。我ながら卑劣な策略だ。
ソフィアさえ、立てれば自由な主人公は自重しない。
接待用の20階層まででも、Cランク冒険者までなら喜ぶ武具が低確率だが出る様にした。
まあ、ぶっちゃけ「聖銀鉱石」の武具が出る様にした。
勿論、低確率といえども簡単にやるつもりは無い!
先ずは……
一定以上、要するにBランク冒険者以上の魔力量を持つ者の前には出現しない様にし、軽くではあるが、頭脳系ゲームに勝つ必要がある。
中1の勉強をしている小6なら解ける四則計算で、正解しないと宝箱が出ない様にした。
俺としては「力が全て」な奴らには、与える気は無い。
24階層からは、普通に宝箱の中身に聖銀鉱石製の武具が低確率のランダムで入れてある。
30階層からは、付与付きの武具だ。
例えば「鋭利向上」とか「火属性付与(小)」とかをな。
次に、30階層からを、より複雑な迷宮にしたのだが、改良点は普通のマッピングだと30階層から39階層までの全体の7割ぐらいしか出来ない様にしてある。
要するに、ワザとや偶然が無いと、残り3割のマッピングが出来ない。
例えばバレバレのモンスターハウス開始のトラップとか、な。
つまり「敢えて罠に掛かる」が必要になってくる。
勿論、そういう「やってられるか」や「面倒臭い」方に良い武具を設置している。
更に、ダンマスが日本人転生者である利点も活かしている。
ダンジョン・コアのデータベースには、魔力を流すと崩れる性質を持つ不思議な鉱物が載っていた。
この鉱物を利用したゲーム「宝物集め」をダンジョン内に7箇所設置した。
……そう、7つ!
流石に、そのまま使うのは、俺如きでは身の程知らずで不敬なので、大きさはテニスボールより少し小さいぐらいで、半透明の球体に、この世界の数字を「1」から「7」を刻んだ。
この7つのボールを、とある場所に持っていき正しく設置すると、このダンジョンで現時点で出せる第5位の武具を人数分手に入る様にした。
このゲームの罠は、この7つのボールに魔力を流すと崩れて砂になる事だ。
要するに、やり直しだな。
この情報が流れれば妨害が続出する様になる。
つまり、必要以上の魔力の放出と、必要以上の仲間割れが発生する。
……うん。我ながら卑劣な策略だ。
後、エルフや獣人族とかの超感覚持ちでないと、感知出来ない音を流す罠を仕掛けている。
全てを読んだ訳じゃないが、前世で読んだダンジョンマスター系のラノベには「音」を使う罠がほぼ無かった筈と、うろ覚えしている。
この音の罠は、人族では感知出来ない重低音を流していて、近付いて一定ラインを越えたらモンスターハウスの罠が発動する。
最初の1回目は、まあ普通の宝箱が出るが、この罠は、魔力波長を登録するから、違う場所での同じ罠に、その時のメンバーの1人以上が居れば2度目のモンスターハウスの罠が発動する。
違うのは、出現する宝箱で、中身が現金化すれば白金貨1枚以上が確定の品揃えだ。
Cランク冒険者までにとっては「白金貨1枚」は超大金だ。
この情報が流れれば、良くも悪くもエルフや獣人族の需要が高まるだろう。
そうすれば……楽しみだなぁ。
見捨てられたエルフや、特に獣人族の中で良いのが居れば拾おう。
何故なら、獣人族の耳や尻尾のモフモフは格別だからな!
特に尻尾な!
噂では、獣人族の雌の尻尾に触れるのは、家族の母親や姉妹と、恋人以上の異性だけらしく、父親や兄弟でさえ触れないらしい。
だから、「私の尻尾に触って良いよ」は、貴方のプロポーズを受けます、という意味になる。
つまり、言い換えれば、対象外が触ろうとする行為は、自殺希望者となる。
そして、奴隷化すれば対象外も触り放題になるという事だ。
ソフィアに良いペットを提供出来る。
他には、ネズミとかの小動物系の特別なダンモンが27階層から出現する様にした。
このレアなダンモンを倒すと、魔石とレアアイテムをドロップする様にしてある。
かなり敏捷性を高く設定してあるから、倒すには苦労する筈だ。
そして、その苦労は、次第に周りが見えなくなるだろうな。
つまり……八つ当たりだ。
「見失う」や「逃げられた」等が頻繁に起きて苛つくだろう。
そして、誰かに責任転嫁する様になれば、メンバー内の弱者が八つ当たりで追放とかになるだろうな。
此方も、良いのが居れば拾って奴隷化を考えている。
補足すると、今、我がダンジョンは62階層になっている。
それで、41階層を、竈門の女神様が出る作品みたいに、1階層丸ごと安全地帯にした。
まあ、食料を出すダンモンが居るけどな。
生で飲める川や、糖度たっぷりな果実に、潰して患部に当てれば治癒効果が有る薬草等を設置しているし、精錬すれば鋼鉄になる鉱脈も用意した。
まあ、将来への投資だな。
……裏の狙いは、高ランク冒険者の美少女や美女の横取りだ。
行きたい階層に行ける転移装置は設置しないから、例外無く全員が1階層から出発する事になる。
そうなれば疲労も溜まるが欲望も溜まっている事だろう。
それは、男女間のトラブルの原因となるから、利用しない訳にはいかない。
オークションが開催されれば噂は広がるだろうから充分に見込みがある。
我がダンジョンの改良を、色々とした3日後に、モニターを視ていると……
「バネッサ、右!」
「分かったわ、ヘレン」
「ミリンダ、前!」
「OK、レッティ」
もの凄く連携の取れた、女だけの強い冒険者チームが居た。
厳しくも温かいメッセージを待っています!
そして、星の加点をお願いします。




