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……殺してやる!

日頃の行い……


誤字を修正しました。

 

 翌日、俺達は冒険者ギルドに行き、ソフィアの冒険者登録をして、冒険者ギルド推奨の店に行き、ソフィアの装備品を揃えた。

 代金は、俺から出した。

 ソフィアは遠慮したが、俺以外ならソフィアの借金は大金貨数枚で、今更、金貨1枚程度は微微たるものだ。

 それを教えると、諦めて借金に加算する事になった。

 因みに借金の内訳だが、全てがビジネスなら、助けに来てダンジョン内で完全回復パーフェクトヒールを使ったから割増となり大金貨3枚となる。

 ダンジョンから都市セビリアナまでの護衛代が大銀貨8枚となる。

 都市セビリアナの入場料金が大銅貨2枚となる。

 セラリア王女殿下が、立て替えると言ったが、頑固な一面があるソフィアが固辞したから、俺への借金という事で継続となる。


 後、ソフィアにDランク冒険者の平均的な年収を教えると自分の借金の重さを知って青くなった。


「わ、わたくし、が、頑張ってお金を返します!」

「ああ、頑張ってくれ。無利子、無催促、無期限だから、気長に返してくれ」

「ソレ、借り逃げしても構わない、と聞こえますが?」

「その通りだな」

「何故です?」

「借り逃げすれば、ソフィアが手に入るからな」

「……ふふ。ありがとうございます」

「礼を言われる様な内容か?」

「そうですね。それでは、装備品も整ったので薬草採取に行きましょう」


 文武両道で、授業は真面目に受けるソフィアは、予習を事前にしていたのか、一度実物を見て、薬草採取の手本を見せた後は、教える事や注意する事が無かった。


「Gigya!」

「ゴブリン! やあ!」

「Gi……」


 敢えて、ソフィアの所に行かせたゴブリン1匹をソフィアは怯む事なく、槍の一突きで仕留めた。


「実際にすると、ゴブリンの魔石取りは臭くて気持ち悪いわね」

「まあな。でも、コレが出来ない奴は、大抵は冒険者として生きていけないからな」

わたくし、頑張るわ!」


 その後も、ソフィアは意欲的に薬草採取をしながら、俺達から流したモンスターを狩っていった。

 因みに、外のモンスターの魔石と、ダンモンの魔石では、ダンモンの魔石の方が価値が高く、外のモンスターの魔石の5割増しで売買されている。

 外の、とあるモンスターの魔石が銀貨10枚なら、ダンモンの同じモンスターの魔石は銀貨15枚で売買される。


 午後3時頃、ソフィアは汗を流しながら、腰にはゴブリンとかの魔石や討伐証明部位を入れた小袋を下げ、肩にはボアを背負って冒険者ギルドに向かっていた。

 勿論、これは低級冒険者の日常を体験して貰う為だ。


「……合計で、銀貨8枚と大銅貨2枚に銅貨7枚になります」

「はい……」


 ソフィアは、若干肩が震えているが、推測すると、初めて自分で働いて稼いだお金を受け取って喜びを感じているのだろう。


 そして、さあ帰ろうとしたらテンプレが発生した。


「待ち給え」

「俺達の事か?」

「そうだ。先程から見ていたが、美しい彼女に対して扱いが酷いぞ」

「はあ!?」

「美しい彼女だけに、重いボアを背負わせて恥ずかしく無いのか?」

「全然」

「……なんて、非道な連中だ。信じられないな。美しい貴女!」


 そう言って、男はソフィアを指差す。


わたくし?」

「そうです! 美しい貴女の名前は?」

「ソフィアです」

「……おお、なんて美しい名前なんだ!

 美しい貴女に相応しい!」

「言いたい事はそれだけですか?」

「勿論、まだ有る! 美しいソフィア!

 貴女は、この非道な連中から離れるべきだ。

 このまま居れば、美しい貴女は潰れてしまう。だから、ソフィア! 私の手を取り、私に助けを求めて欲しい。

 そうすれば、美しい貴女を助け出してあげよう」

「お断りします」


 当然だな。

 外見だけのナルシストなんざ、社交界で散々見ていたからな。

 持っている「力」が、「権力」から「武力」に変わっているだけで、大した差は無いからな。


「な、何故だ!?」

「当たり前です。何故、わたくしから進んでしている事で、わたくし自身で選んだ人達から離れて、横から来た知らない人の手を取らないといけないんですか?」

「な、な、な……」

「何よりも、先程からの貴方の言葉には重みが感じられません。わたくしは、信用出来ない人に付いて行く気はありません!」


 言い切った!


「……てやる」


 何か、小声で何か言っているな。


「……ろしてやる」


 段々と声が大きくなっているな。


「……殺してやる!」


 そして、腰の短剣を抜いてソフィアに向かっていった。


「はっ!」

「ぐふぅ……」

「ふぅ」


 何が起きたかというと、ソフィアに短剣を上段から突き刺そうとしたナルシストに対して、ソフィアは短剣を握る右手を掴み、ナルシストの体重を支える右足を払い、ナルシストのバランスが崩れた所を合気道みたいにナルシストを投げた訳だ。

 因みに、柔道的な投げ技では無いのは、ソフィアの婚約者持ちの令嬢としての矜持からだ。

 要するに、ソフィアは、「わたくしに触れて良いのは、婚約者のアルコジル様だけです!」という訳だ。

 後、何故、こんな事を咄嗟とっさに出来るかというと、俺の所為せいだったりする。

 貴族時代に散々ヤンチャした俺は、それなりの不特定多数の貴族令息や貴族令嬢に恨まれていて、その恨みは婚約者のソフィアにも向かっていった。

 だから、突然、襲われる事にも慣れてしまった。

 ……上位の貴族令嬢なのに。










 ……蛇足だが、この世界が乙女ゲームの可能性が高い理由の1つとして、下着が現代日本という事がある。

 だから、ソフィアが履いている下半身の服はズボンだが、ナルシストを投げた際に、下着のラインが浮き出て、ちょっとエ○かった。

 レース多用で眼福でした!



厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点をお願いします。

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