表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生したら聖書の登場人物がいる世界だった  作者: B-pro@神話創作してます
ソロモンの指輪を巡る陰謀
67/211

65 アダムの推理

異世界転生者同士で話し合うため、私とダビデはアダム達と集まっているんだけど。


ソロモンさんだけ来るのが遅く、連絡も取れなかった。


「私ーー様子を見てきます!」


やっぱり何かおかしい。


そう思った私はソロモンさんの屋敷に様子を見に行くことにした。



***


(うーん、出ないなあ。留守なのかな?)


だけど、もしかしたら家の中で倒れてる可能性もあるかもしれない!


ソロモンさんから合鍵をもらってるし入っても良いってことだよね?

そう自己解釈して私は鍵を開けて家の中に入った。


部屋の中を探すけど、ソロモンさんは見当たらない。


彼の仕事部屋に私は入っていった。

やはり彼はそこにいないけどーー


(おかしい…机の上が散らかったまま。ソロモンさんはいつも片付けてるのに変だ!これはまるで慌てて逃げようとしたみたいじゃない!?まさか!連れ去られたんじゃ!!)


私だけじゃ判断できない。

私は慌ててダビデ達に知らせに行ったのだったーー!



***


「ヤマトの話、それにこの状況から見て・・・何者かに連れ去られた可能性が高いな」


アダムは腕を組みながらそう分析していた。


あれから、ダビデ達はすぐにソロモンさんの屋敷に移動して状況判断を行っていた。


結局、私の思い過ごしではなく、やはりソロモンさんが誘拐されてしまった可能性が高いということだった。


「ですが始祖さま。暴れた形跡はないようですが?」

アダムの言葉にイサクが疑問を呈す。


挿絵(By みてみん)


「だが、この机の書類を見ると仕事をしていたまま突然いなくなったようだ。ヤマトの話では彼は用心深く、仕事から離れる時は必ず片付けていた。本人の意思で席を外さない限り、こんな状態のままだということはまず有り得ないことだ」


さすがは始祖アダム。冷静に状況を考察しているようだった。


「そんな……!ソロモンが拐われただと……!?」


愕然としているのはソロモンさんの父親であるダビデだった。


彼も息子を奪われたことで激しく動揺しているようだ。


「待っていろ、ソロモン!必ず助け出してやる!!」


ダビデ達は、ソロモンさんを助けるために動き始めることになったのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ