表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生したら聖書の登場人物がいる世界だった  作者: B-pro@神話創作してます
初めてのデート
25/212

23 ヤマトに興味を持つソロモン

「女性の体の良さがわかれば、女の体も抵抗がなくなるかもしれないし」


転生前は男の体だったのに、女の体で異世界転生したことを打ち明けると、ソロモンさんはそんなことを言い出したのだ。


だからセッ⚪︎スしてみろと?


「大丈夫だよ。僕は生前は妻と側室が1000人いて女性の扱いは慣れてるから。初めての子も満足させられたしね」



うわあ……なんかすごいこと言ってるんですけどこの人……。


私はドン引きしていた。


でもなぜか、この男の言葉には不思議な説得力があったのだ。


(確かに、経験すると世界が変わるって言うし…)


いや、そうだとしても!


「けっこうです!よく知らない貴方とするくらいならダビデとする方がマシですから!!」


あれ?何言っちゃってるんだ?


ソロモンさんはツボに入ったのか笑ってるし……恥ずかしい……! 顔が熱くなるのを感じる私だった。



その後は、私が元いた世界ーー現代の世界について彼は知りたがったので話したりした。


この異世界にある魔道具に似たスマホのこととか。


ソロモンさんはすごく興味があるらしい。


そっか、古代人だった彼やダビデからしたら、未来の世界になるんだもんなぁ。


この人は好奇心旺盛というか、知識欲が強いんだなと思った。。


***


「今日は来てくれてありがとう。楽しい時間を過ごせたよ」


帰り際、ソロモンさんが笑顔で言った。


私も楽しかったのでお礼を言うと彼は嬉しそうに笑ったのだった。


そしてーーー


(んっ……?)


挿絵(By みてみん)


唇に柔らかいものが触れた。キスされたのだと理解するまでに数秒かかった。


不意打ちすぎて頭が真っ白になる。

そんな私に構わず彼は耳元で囁いた。


「……また会おうね」


妖艶な笑みに思わずドキッとする。


呆然と彼の後ろ姿を見送ることしかできなかった。




「ふーん。あの子、思ってたより面白いな。そしてあの子がいたという『現代』は我々の未来の時代か。これは使えそうだ。いいねいいね♪あの子のこと気に入った」


ソロモンは意味深な笑みを浮かべていた。



「それに…僕、気づいちゃったかも。あの子のもう1つの秘密のこと」

ソロモンは妻が700人、側室が300人いたと聖書にも記載されてます。

列王記上11章に載ってます。

古代イスラエルにおいて口づけは習慣でしたが、恋愛的意味合いでキスをすることもあります。

今回はどちらなのかはご想像にお任せします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ