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#2『地獄は貴方と共に』

第2話

 よし、鑑定を取得できたぞ。何を鑑定するかな。

 

 やっぱまずは自分かな。

 

 

 

「いくぞ、【鑑定】」

 

 

 

 ==========================================

 

 Lv:10〈第二階位〉

 

 個体名:高峰(タカミネ)(ショウ)

 

 性別:男

 

 種族:ヒューマン〔進化可能〕

 

 職業:〔未設定〕

 

 ステータス:

 

 STR():110

 

 AGI(俊敏性):110

 

 VIT(硬さ):100

 

 INT(知性):120

 

 DEX(器用):110

 

 通常(Normal)スキル:【鑑定Lv:1】

 

 特殊(Unique)スキル:【先駆者(サキヲイクモノ)

 

 原初(Origin)スキル:【希望(The hope)

 

 欠陥(Useless)スキル:【超不運(bad luck)

 

 称号(Title):〘剣〙

 

 sp(スキルポイント):0

 

 ランキング〔測定中〕

 

 ==========================================

 

 うぉっ?!!めっちゃ出てきた!てか気づいたけど鑑定さんレベル1でこれ?明らかにヤバいくらい情報出てきたんだけど…。

 

 もしかして100のスキルポイントって結構デカい?これ使って良かったかな……。

 

 でも情報が何より必要だし気にする必要はないか。

 

 では改めてステータスは、と言うより俺についての情報はこんな感じだ。

 まずはレベル。第ニ階位はまだわからないがおそらく区切りみたいなものだろう。Lv:50を超えたら第三階位になるみたいな。どんな意味があるかは不明だが。

 

 そして性別…よしっ!

 ちゃんと男だ!

 

 

 次は種族だ。

 進化可能というのはラノベにあるハイヒューマンみたいなのがあってそれに進化出来るのだろう。

 

 だが種族と職業は進化条件がある進化先がある可能性があるから職業と種族はまだ決めないでおこう。後で見てはみるが。

 

 次は職業だ。まぁこれも定番だね。

 剣士とかシーフとか色々あるのだろうが今は置いておく。

 

 ステータスは…よく分からん。情報が足りないね。後で二重鑑定できるか試してみるか。先に一通り見てしまおう。

 

 って、待て待て待て。

 称号どうした。

 剣ってなに剣って。

 さっき拾ったヤツ?

 称号なの?それ……。

 

 アイテムボックスの予想は外れたか…。

 

 まぁいい

 

 スキルは能力だね。【鑑定】は何かを調べる能力だろう。【先駆者(サキヲイクモノ)】は…気になるから鑑定してみるか。

 

 ===============================================

 【先駆者(サキヲイクモノ)

 

 Lv:1(MAX)

 

 タイプ:特殊

 

 レアリティ:唯一(Only)

 

 効果:ステータスを全て十倍する。

 スキルレベルを上げるために必要な熟練度が1/10になる

 Lvアップした時に成長するステータスに上方補正が入る

 

 取得条件:全生物の中で最初にLv.1の状態でユニークモンスターを倒す

 ===============================================

 

 

 

 え?

 

 

 

 はああああぁ!?!?

 

 

 

 ちょーーーーーーーーと待て。

 

 

 

 強すぎだろ。

 

 あっれれ〜?パワーバランスどこいった〜?

 

 ていうか情報量多すぎ。鑑定するか。

 

 

 

 ===============================================

 

 《ユニークスキル》

 

 世界に一人しか持っていないスキル

 その効果とても強力だがとても高難易度な取得条件が存在する

 またユニークスキルにも階位が存在し高くなるほど

 もっと強力で取得条件がさらに高難易度になる

 

 ===============================================

 

 

 二重鑑定はできるみたいだ。

 

 今の鑑定のレベルだと階位までは見れないっぽいな。ちなみに鑑定はもちろんLv.1である。さす鑑。超優秀。

 

 ===============================================

 

 《ユニークモンスター》

 

 一種に一匹しか存在しないモンスター。

 とても希少なので意図的に見つけることは

ほぼ不可能である。


 生まれたばかりだと弱いが成長するに連れ強くなり、最終的に他のユニークモンスター以外には負けないほど強くなる。

 またユニークモンスターはお互い引き合うため

 ユニークモンスターは一匹いれば高確率で他のユニークモンスターがいる。

 しかしユニークモンスターは魔素が希薄な場所に

 存在できないため

S級ダンジョンにユニークモンスターは集まる。

 ===============================================

 

 

 

 へー俺、簡単にユニークスキル取得できてラッキーだな(棒)。

 

 やっと俺にも運が回って来たか(棒)。

 

 

 

 ……現実逃避はやめるか。

 

 

 

 つまりここはS級ダンジョンでユニークモンスターがいっぱいいる魔窟って言うことでしょ。いろんな種族の最強格が集まってるんでしょ、地獄かよ、いや地獄だね(確信)

 

 いや希望を持て俺。

 

 あのスライムははぐれユニークモンスターだったかも知れないだろ。

 

 ……この字面スゲぇ癖強いな、はぐれユニークモンスターって何だよ。

 

 

 

 俺は決心して扉の方へ向かう。そしてチョットだけあける。

 

 

 

 

 

 そこは地獄があった。

 

 

 

 見えない位離れてるのに爆発音が聞こえて地面が揺れる。

 

 地面と呼べないほどボコボコだが。

 

 光線が飛び交い、神聖なオーラを纏った100メートル以上ありそうな木が軽々吹っ飛んでいく。

 

 某怪獣大戦の規模を大きくしたやつを100個用意したような光景が、俺の目の前に広がっていた。

 

 てかあの木雰囲気的に世界樹だよな

 なんか神々しいし。

 

 あんな硬くて太くて大きくて重そうな木が軽々吹っ飛んでいくんだよ、マジでヤバい。

 

 そして世界樹が落ちてきても傷すら付かなくて世界樹の方が壊れるこの地面はなんなの?

 

 しかもそれがボコボコとかマジでありえん。何なの?今のレーザー何!?

 

 俺は急いで扉を閉める。俺にはまだ早かったようだ。

 

 ふう、マジでどうしようかどうやったら出れるか。もう種族と職業決めちゃうか?いや、でも決めないのも賭けだが弱い職業だったら普通に死ぬ。

 

 これは慎重に選ばなければ。

 

 あれ?待てよ、俺はさっき塔の上に居たよな?なのに何故俺は部屋の中に居る?

 さっきは無かったドアもあるし塔が出来てから大して経ってないのにどうしてこんな地獄絵図がドアの外にあるんだ???

 

 しかもあんなに暴れてんのになんで部屋には影響がないんだ?

 

 

 あっれれーおっかしーなー

無双出来たら楽だろうね。させないよ!?



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