18話 ティータイムしてていいですか?
俺は首根っこをロダンに掴まれ、引きずられているよ。
何だろ?
既視感ありまくり?
「連れて参りました! 兄者!」
ロダンが、オッサンに向かって、兄者と言う。
兄弟いたんだ?
「コイツが、例のソラだ!」
例のソラって、どの例だろうか?
「ほう、お前がソラか、姪のメリスが世話になっているな!?」
姪のメリスときたって事は、このお方が侯爵さま…?
そんで、ロダンが兄者って…
どんな家族だよ?
「あー、俺と兄者は血が繋がってないぜ? 俺の兄弟子だ!」
「おぉー、なるほどね、よかったよ… ロダンが貴族とか… もうね、なんか、有り得ない?」
「いや、俺も一応、貴族だぞ?」
「へぇ?」
どうやら、この世界のこの国では、貴族の称号を持っている人の名は、フォン、というミドルネームがついているんだって…
ロダン・フォン・カルガナ
うん、フォンってついてるね。
あれ? まだ誰かフォンつきの人いたような気がするが?
とことこと、俺の前に来て、綺麗なお辞儀をするおじさん。
あー、この人、商業ギルドのギルマスさんの…
確か、キルヒ・フォン・ギルバートさん…?
あら、フォンついてるね?
「今日は、皆勢揃いじゃな? おぬし、やらかし過ぎじゃろ?」
その言葉に振り向くと、冒険者ギルドのギルマスの爺、名前は忘れたよ?
とりあえず、俺は、やってみる事にしたのさ。
土下座。 この世界でどこまで誠意が伝わるかは分からんが、やらないよりかはいい!
「これまでの、無礼の数々、誠に申し訳ございませんでしたーー!!!」
「ヌシは、何をやっているえ?」
「これは、我が祖国に伝わる伝説の、謝意を示す行為でござる」
考えてみてくれよ?
日本でさ、皇族の方々にタメ口きいてたりして、後でそれに気づいたら、土下座するっしょ?
「話しに聞いてる以上に、面白い奴だな?」
ご領主様でいらっしゃる、カインズ・フォン・パルマ様であらっしゃられる。
訳の分からん敬語かなんかが頭がクルクル回っているのさ。
「そんな堅苦しいのは止めてくれ! 貴族ってだけでも堅苦しいのにな… 冒険者をやってた頃が懐かしいぜ」
うん? ちょっと待てよ? この方が侯爵様なら… メリス姉さんは?
「つかぬ事をお伺いしますが… メリス様も貴族様でいらっしゃるとか?」
「そんな言い方嫌やえ? いつも通り、姉と言っておくんなまし?」
蒼炎の魔女メリス、本名、メリス・フォン・コリントス。
知ってた? 俺は全く知らなかったんだけどね?
この国、コリントス王国って言うんだって。
コリントス王国、公爵家の長女の名前もメリスなんだって。
ヤバい人だらけの中に、何故俺が…
「それにしても、コイツがそんなに凄い奴には見えないのだがな… 本当に近接戦闘でロダンより上で、遠距離戦闘でメリスより上なのか?」
「はぁ? いえ、いえ、いえ、俺なんて燃やされるし、刺されるし、チンケな見習い冒険者でやんす!!」
しっかり、否定しておこう? 何を勘違いなされておられるの? この侯爵さん?
「それに、何でも、魔剣をつくるとか? クーラーも、マジックバックも、おまえが製作者だと聞いたが?」
「へ、へい… 一応… マグレで出来ちゃった? だけで…」
「ほう? マグレね? 今は何作ってるんだ?」
侯爵様の喜ぶ様な物など… いや、あるかも?
「こ、こちらなど、如何でやんしょ?」
俺は1つのガラス瓶を取り出した。
「ほう? なんの魔法薬だ?」
「毛生え薬のポーションでやんす!」
「・・・」
そう、侯爵閣下は少しね、少しだよ? 額が薄くなってらっしゃるのよ。
「コホン、少しだけ… 興味が沸いたな… どう使う?」
侯爵閣下のお言葉に、素直に答える。
「ただ、気になる所に振りかければ、よかろうかと…」
「少し、席を外すぞ?」
ササッといなくなる、侯爵閣下。
いなくなったと思ったら、隣りの部屋から…
「うぉーー!? いきなり、生えた!? 何、これ? すげー!!!」
よかったね。なんか少し親近感。
しばらく、歓声が響いていて、衛兵の人達とか集まって来ちゃったけど? 大丈夫?
「どうだ!? おまえら! 見ろ! この髪をーー!!」
衛兵達から、生暖かい拍手を受けている侯爵閣下。
気にしてたんだね?
もう大丈夫だからね?
それから、閣下に、効能、効力、効果期間、様々な事を根掘り葉掘り聞かれ、
「いくらだ?」
「いやー、まだ売り出していない物で… 幾らで売り出してみたらいいか、さっぱりで…」
「そうか、最低、金貨100枚はするな! いや、金貨1000枚でもいいぞ!」
マジっすか!? そんなに切実なの?
意外と結構切実な問題らしいのだ。
地球の中世ヨーロッパでも、薄いのを隠す為、誰が薄いのか、知られない為、カツラが大流行したらしいし、日本でも、明智光秀が薄くて、信長さんに馬鹿にされたなんて話しもあるくらいだ。
貴族って面子とか気にしそうだもんね?
カツラとかちゃんとしたのあまりないっぽいし、喜んでもらえるのは製作者としてやはり嬉しい。
俺は、冒険者より、魔道具士、魔法薬士、などの生産系が好きだな。
コロコロするより、ストレスないし、喜んでもらえるしね。
何故か、凄い和んでしまったが、そう! 俺達は、『マーダー・インク』討伐の為に集まっていたのだ。
領主様まで巻き込んで、やる事になってしまったが、閣下もかなり、御立腹であった。
「燃やしてしまうえ?」
我が師、蒼炎の魔女に言われ、俺は頷く。
「うん、盛大に燃やしちゃおうか!」
「「おい、おい、ちょっと待て、待て、放火魔師弟!」」
皆に止められる俺。えっ!?何で?
『マーダー・インク』のこの街での支部である、『ノストラ』商会に手下共が、ゾロゾロと集まってくる中に、1人だけ毛色の違う者がいた。
彼は、『マーダー・インク』の支部から資金回収の仕事をしている商人風の男。
この人、マルコと言う名らしいよ。
商業ギルドのギルマスのキルヒ・フォン・ギルバートさんが教えてくれた。
商人の格好をしているが、中身は裏の人。
ニコニコ顔でも、中身は裏の人。
「今日は、手下共が多いな? コーサ?」
マルコは、何があるのかと、コーサに聞く様から、序列はコーサよりマルコの方が上そうだ。
「そうですね… おい、おい、てめぇら? 今日は何かあんのか?」
コーサは、階下に集まる手下共に向かって言う。
明らかに、普段とは違うのだ。裏町中の『マーダー・インク』一味が、一挙に集まっているかのようなのだ。
何故、このような状況を俺が知りうるのか、そして、俺の後ろや横で、魔道スマホのモニターに釘付けの、この街の重鎮たち。
【ピーピング】覗き魔法で見れる動画を、魔道スマホに映す。
映像を見た事のない人に、この映像という現象を説明する難しさ。
地球の19世紀の人達も、こんな風に驚いたのかな?
リアルタイムで流れる、犯罪現場。
普通のサスペンスとかホラー映画よりドキドキするかも!?
「何かって… コーサさんが、自分で今日、ここに集まれって、言い回ってたじゃねぇですかい?」
手下共にそんな事を言われ、コーサの頭の中は、? になっているよ。
そうだろうね… それを言い回ったのは、性徒会長だからね。
「はぁ? 何で、オレがそんな事を言うんだ?」
コーサの疑問に、手下Fくらいの奴が答える。
「さあ? 俺も詳しくはしらねぇけど、皆、コーサさんに聞いたって… 今日は、月1の上納の日だろ? なんかあるんじゃねぇっすか?」
少し、考える様子の、コーサ。
「何があったんだ!? コーサ? 何でこんなに人が集まっている?」
自分より、上の立場のマルコに気を悪くさせてはいけないとでも思ったのか、
「何でもねぇっすよ… 少しだけ、行き違いがあったようで… 直ぐに帰すんで…」
「まぁ、そんな事、後でいいだろう? 先に済ませる事は、済ませてしまわないか?」
マルコも、なかなか収集がつかなくなっている人の流れは気になるが、真面目に仕事をこなす事が信条。
「そうしますか…」
上司に急かされれば、従うしかないコーサは、階下にいる手下共に怒鳴りつけた。
「てめぇら! 仕事の邪魔だけはするんじぁねぇぞ!?」
そう言い残し、商会長室へとマルコを引き入れるのであった。
コーサは、柱の中に隠されているレバーを引き、隠し壁開き、魔法の鍵で金庫を開ける。
「??????」
コーサさんの、顔!
もう一度、金庫を閉めてから、またゆっくりと開ける。
「おい、おい、おい、何じゃこりゃーー!!!」
金庫の中身はカラッポ。 そう言いたくなるよね!
「!? どうした?」
マルコの声に、返事が出来ないコーサ。
「おい、どうしたと言うのか?」
「・・・」
いやー、このコーサの顔!
見ている皆さんの、大笑い。リアルドッキリ番組だね。
ここで、看板を持って出て、ドッキリ大成功!っとかやったらウケるだろうな。
「おい… 何でだ? 今月の金は?」
マルコの声に焦るコーサ。
「い、いや… 何が起こっているのか…? 金が何故無くなっているのか…?」
マルコが、スゥっと、右手を挙げると、コーサの後ろに、いきなり人影が現れた。
黒覆面、黒装束、いかにも、暗室者。
気付くと、黒い糸の様なものに縛られていき、身動きの取れなくなったコーサの首に、刃物が添えられている。
「あれは… 確か… 『闇蜘蛛』」
一緒に動画を観ていた、『蒼銀の砦』のアブサロムさんが言う、『闇蜘蛛』と言う名前に、大笑いに包まれていた部屋は静かになる。
何だ? 『闇蜘蛛』? 誰?
どうやら、特級のアサシンで、粘着質な性格で、ターゲットを追い詰め、罠に絡め、暗殺依頼をこなすのだそうだ。
うん、俺、そういう系の敵、嫌いなり。怖いなり。
「今月分の金、どこにあるんですか? あまり、おふざけが過ぎると、コーサ? 分かっているでしょう?」
「い、いや、金が盗まれてるんですよ!? 金以外に契約書の類いも全て無くなっていやがる…」
「コーサ? 裏切りましたか?」
「そ、そんな事、する訳ないだろ!! あっ、今月分はこれで、払った事にしておいてくれねぇか?」
コーサは懐から、先程、俺と契約したばかりの契約書類を出し、マルコに渡す。
「この契約書だけでも、今月分に足りているはずだ! 来月までに、今月分を盗んだ奴も捕まえて一緒に渡すぜ!」
マルコはコーサから受け取った書類を、一読し、ワナワナ震え出す。
「てめぇ? コーサ? 舐め過ぎだろうが!?」
バンと書類を突き返されたコーサは、書類に目を通す。
『ノストラ』商会の全資産の譲渡。譲渡される相手は、ソラと言う名前。
うん、それ、俺の事だね!
さあ! そろそろ出番じゃないかな?
PTメンバーを見渡す。
皆も、準備はいいようだね。
俺達の変化に気付く、ロダン達。
「特級もいるらしいし、手伝うか?」
「いや… 冴恵先輩? あれ、コロコロできる?」
「うん!」
「大丈夫そうだよ? ロダン達に動いてもらうと、凄い大金取られそうだしさ…」
「まぁ、取るな、おまえ金持ってるカモネギさんだからな」
気をつけよう。カモがネギ背負って見えてたのね…
おかしいな、俺が背負ってるのは借金だけよ?
まぁ、いいや、とりあえず、山賊討伐のお仕事頑張りますか!
【ゲート】
俺は、『ノストラ』商会にある、商会長室にマーキングしてあった場所へと空間を繋げる魔法を使う。
後ろの方から、驚きの声が上がるが、今は放置。
空間が、開き、俺達『スレイヤーズ』はなだれ込む。
一番槍は、冴恵先輩。
一気に、『闇蜘蛛』へと向かってくれた。
いきなり、部屋に現れた俺達への対処が1手遅れる『闇蜘蛛』。
その1手が達人同士の戦いにおいて致命的!なはず?
そっちは、先手を取った冴恵先輩に任せて、俺はマルコへ向かおうとしたんだけどね…
瑛太が、サクッと矢を連続して射る。
マルコさん、可哀想に両手足に1本づつの矢に串刺しにされ、床に這いつくばっていた。
仕事が早い男ってカッコイイよね。
あれ? あれ? 俺まだ何もやっていないね? まぁ、楽ちんでいいけど。
持つべきものは、仕事の出来るちゃんとしたPTメンバー。
さて、さて、でも、一応、俺も仕事しないとね。
「ボンちゃんと、性徒会長、下の階行ってお掃除しますか?」
「えー、ソラくん! 私の分も残しておいてよ〜〜?」
冴恵先輩が、『闇蜘蛛』と、やり合いながら、俺に注文してくる。
冴恵先輩、器用だな? それとも余裕? 相手、特級のアサシンよ? よそ見しないでおくれ〜!?
見てられんし、見えんし、もう放置。
戦いの音に気づいたのか、手下共が商会長室の扉を叩いて来る。
「コーサさん! 何の音ですか!? 大丈夫っすか?」
「賊だーー!! 野郎共! であえであえ!」
おっ!? なんだ? 時代劇かな?
扉が押し開けられ、ゾロゾロと手下共が入って来ちゃった。
こっそり入ったアドバンテージが無くなっちゃったね…
「てめぇ!? オレらが誰だか、分かってんのか!? コラ!?」
部屋に入って来た、手下に怒鳴られる。
「えーと、なんだっけ? コイツら? ソラくん?」
特級アサシン相手にしているはずの冴恵先輩に聞かれたので、後ろから答える。
俺、ボンちゃんの後ろから、出ない。
「『マーダー・インク』でしょ?」
「そうだったね! ゴブの巣! コロコロしちゃっていいんだよね??」
いや、『マーダー・インク』だって… まぁ、ゴブの巣でいいや。
どうせコロコロだしね。
って、あれ? 『闇蜘蛛』さんとか言うアサシンは? 冴恵先輩?
あっ、なんか、倒れている黒ずくめの人いる…
うん、分からない事はとりあえず放置。
俺は、コワイ人達とは目を合わせず、そして、大きな俺の盾、ボンちゃんの後ろに隠れながら…
心の中で想う。
いでよ! 召喚!
【ヘキサグラム・ナイト】
六芒星の魔法騎士。
召喚獣のあまりの弱さから、俺が考えたのは、自分で強い従者を作っちゃえば?と、いう思想から、生み出された、6体のゴーレム騎士。
3m程の身長に1体づつに魔法を刻まれた特殊ゴーレムで、全身魔鉄製の鎧で出来ており、なかなか趣向の凝らした物だと、自負する。
【炎】【水】【土】【風】【雷】【氷】
この属性を、それぞれ刻まれた6体の魔剣士ゴーレム。
【ヘキサグラム・ナイト】には、基本、【アクセル】が、常時発動出来る使用だ。
大きくて、硬くて、強くて、早い、そして、ゴーレムなので、主人の俺の命令には絶対服従。
今の所は、反抗とかされた事ないし、たぶん服従してくれているはず。
カッコつけて、召喚!とか言っちゃったけど、【ヘキサグラム・ナイト】は、俺が作ったので、召喚獣ではない。
俺の【ストレージ】から出したとかは、皆には内緒なのだ。
ボンちゃんとか瑛太も驚きの顔で見ているし、冴恵先輩も嬉しそうだ。
性徒会長は何故か、そんなの当たり前みたいな顔で、全く驚いていない。
ふん、クールなフリしやがって…
【ヘキサグラム・ナイト】の強さを目にしたら、口あんぐりだよ?
「【ヘキサグラム・ナイト】よ! 全員やれ!」
俺の命令に、6体同時に消え去った。
【アクセル】ってさ…
第三者視点で見ると、見えないのな…
あら? 【ヘキサグラム・ナイト】に対抗するように冴恵先輩も消えた?
どこだ?
人がゴミのようだ…
誰のセリフだっけ?
どうでもいいけどさ…
人ってさ… あんなに簡単に真っ二つになる?
誰が切ったのか、全く見えなかったけどね…
一気に皆さん揃ってバラバラになって、舞い散っていくのさ。
あれ? 何かがおかしいな?
【ヘキサグラム・ナイト】が停止しているよ?
そして、その自重に耐えきれないかの様に、膝を着き動かない。
【アクセル】って、魔力燃費が悪いからか?
6体の木偶の坊と化した【ヘキサグラム・ナイト】可哀想に、『マーダー・インク』の一味に切り刻まれているが、その装甲は硬く、誰もゴーレムの核まで刃を通せていなかったのが救いかな…
はぁ… せっかく、作ったのにな…
うーん、ゴーレムの核である魔石を、もっと大きく純度の高い物に精製するしかないかな?
【アクセル】を何回使えるかも、要実験だ。
属性魔法を付与した魔剣を持たせていたのに、今や、粗大ゴミだ。
俺は、そう考えに耽っている、【ストレージ】からテーブルと椅子と、紅茶セットを出し寛ぎながらね。
だってさ…
何にも、やる事無くなっちゃたのよ。
俺のパーティーメンバーってみんなちゃんとしてるのさ。
賊のアジトに来ているのに、メンバー達の方が賊っぽい…
回復役で1番、攻撃力の無いと思ってた性徒会長がこれまた、カッコよく【杖術】なる武術で殴り倒すのが、魔法杖をビュンビュン振り回し、カンフー映画でも観ているようで楽しい。
神殿ギルドの掟で、プリーストは刃物持ったらいけないんだってさ〜
料理する時はどうするんだろ?
そして、瑛太は逃げ出す賊共を射貫く。どこまで見えてるんだろ?
何で矢がカーブとかして曲がって、横に並んでた人達を一遍に串刺しにしてるの??
瑛太のお陰で、逃げ出した者は、全員コロコロしてるね。
そうそう、ボンちゃんを忘れたらいけない。
俺を守りながら、【チャージ・パイルバンカー】の連撃よ!
笑っちゃうくらいの威力。そして、この3ヶ月で改造した、ボンちゃんの盾には、杭が次々に装填される仕組み。
【チャージ】し過ぎると、威力が高くなり過ぎて、真鉄製の盾が吹っ飛ぶ。
これ以上硬い盾を作るのは、大変なので、ボンちゃんの戦い方は、守りは放つを繰り返すのだ。しかも両手から発せられるそれは、圧倒的な威圧感と安心感。
我がパーティー『スレイヤーズ』の縁の下の力持ち。
うん、みんな、ちゃんとしていて素晴らしいパーティーではないかな?
あっ! そろそろ終わったかな?
紅茶を1杯も飲んでないよ?
虐殺するの早すぎないかい?
そして、裏町に衛兵達や、雇われた冒険者パーティー達を引き連れて、ご領主のパルマ侯爵様がご到着なされました。
「・・・おまえ… 何で? こんな所でティータイムしてるんだ…?」
「えっ!? だって… ほら、暇だったから??」
本当に俺… 何やってるんだろ?




