羽の如く
命は、羽の如く軽く
液晶画面の向こうでは
たった1つの、コマンド入力で
”ワタシ”は生き残り
”ワタシ”は、死ぬ
画面一枚隔てた向こうの
私の気分に振り回され
”ワタシ”は地獄の底を這いまわり
光満ちる希望を見せつけられ
犬も喰わぬ人情物語を眺める
それが何度も
何度も
入力される
生と死
有と無
という、コマンド
「命なんてものは、ぞんざいに扱うものだ」
誰かが描いたマンガの
なんとかという悪者が
そんなことを言った、ような気がした
命は、羽の如く軽く
液晶画面の向こうでは
たった1つの、コマンド入力で
”ワタシ”は生き残り
”ワタシ”は、死ぬ
画面一枚隔てた向こうの
私の気分に振り回され
”ワタシ”は地獄の底を這いまわり
光満ちる希望を見せつけられ
犬も喰わぬ人情物語を眺める
それが何度も
何度も
入力される
生と死
有と無
という、コマンド
「命なんてものは、ぞんざいに扱うものだ」
誰かが描いたマンガの
なんとかという悪者が
そんなことを言った、ような気がした
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