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第02話 「天に吠える」

 小屋を出て数歩、後ろを振り返るとさっきまでいたはずの小屋はもう無く、木々に囲まれるちょっとした広場になっていた。


 しまった! 新しい世界にテンション上がってそのままノリで出てきちゃったけど、不味いだろ。

 魔法とかまだ使ったこと無いんだから、自衛手段がないじゃん! モンスターどころか、野犬とかでも危ないよ。


 ……ここが安全かは分からないが、ちょっとここで練習していこう。

 <魔法Lv3>の説明通りなら、魔法に関しては超天才なはず。なんとかなるだろう。

 でもどうやって魔法を使えばいいのか。……まあ、魔力は感じ取れるんだ。才能を信じて適当に想像してやってみよう。


 広場の奥に生えている一本の木に向かって手をかざし、自らの想像と魔力を込めてぶつける。


 何の変化も起こらず一瞬失敗したかと思ったが、次の瞬間、木は地上1メートルあたりからやや斜めに切断され、大きな音と共に地面を揺らした。


 でたよ! でちゃったよ! 魔法すげえ! でもこんな簡単でいいのか! いや、魔法Lv3のおかげか? 


 倒れた木に近づき、切断面を見ると凹凸は一切無く、手触りはツルツルだ。


 空間の断裂を行ってみたのだが、どうやらうまくいったようだ。これがあれば攻撃面は問題ないだろう。切れないものは無いだろうからね。

 せっかくだから名前を付けようと思う。切断という意味からカットが浮かんだが、ちょっとシンプルすぎるので【スライス】とした。



 よし、次はアレを試してみようかな。


 倒れた木に向けて手をかざし、想像力を膨らませて魔法を使う。



――ズン。



 倒れた木は巨人にでも踏みつけられたかのごとく地面にめり込んだ。


 オッケー、コレも成功した。対象を空間で押しつぶすっていう魔法だ。名前はベタ……【プレス】にした。これの威力を調整すれば相手を行動不能にできるだろうから、戦いに慣れるまではこれをメインに使っていくことにしよう。いきなり真っ二つになった死体とか見れる気がしない。俺にグロ耐性は無いのだ。これから付ける必要があるかもしれないが。



 とりあえずこの2つがあればある程度自衛できるだろう。他にも色々と試してみたいが、それは別の機会にやることにする。

 あとは、<真理の眼>をちょっと試してみよう。



 情報を知りたいという思いを込めて、地面に沈んだ木を見つめる。


 すると頭の中にデジタルなウィンドウとしての情報が入ってきた。ものすごい違和感あるが、慣れるしかないのだろう。

 それと、おそらく今瞳孔は開いているのだろう。




 --------------------

 植物:スギ

 性別:♂

 固有名:

 

 人間には主に木材資源として活用されている。

 花粉には気をつけよう。

 --------------------




 意識を逸らすと、それはスッと消えた。


 なるほどね。こういう仕組みか。固有名が空なのは、植物だからだろうか。でも名前を付けて育てれば、表示されるのかな。

 解説文みたいなのは意外とシンプルだ。植生やらなんやら詳しく書いてあってもよさそうなんだが。まあ、いいか。次は自分の情報だ。もう見えるのかな。


 自らの手に視線をやり意識する。




 --------------------

 人間:人族

 性別:♂

 固有名:エルザム・ラインフォード

 職業:無職

 年齢:15

 状態:健康

 才能:体術Lv1、魔法Lv3、空属性適正、幸運

 特殊能力:真理の眼、完全健康体

 --------------------




 おお、才能とかも見えるのか。しかも、それぞれを意識すると、ボーナス取得の時のような情報も見れた。これは便利だ。

 そして職業が無職になっているが、これは何なのだろう。ただの嫌がらせではないだろうか。確かにこの世界に来たばかりで職は無いが、もうちょっとまろやかに表現してくれてもいいじゃないか。旅人とかさ。


 というか、これだけで生活していけそうだな。埋もれた才能を教えてくれる凄腕のスピリチュアルカウンセラー! みたいな。

 うん、ちょっと危ない臭いがするうえに、もし評判になったらどっかの組織に拉致られそうだ。私的に活用することにしよう。


 さて、そこそこ自分の能力も確認できたし、動きますか。

 今が何時かも分からない状態であまり長い間ここに居るわけにもいかない。まだまだ陽は沈まなそうだが、夜になる前には村や町を見つけたいしね。


 出発する決意を固め、広場を背に歩き出す。歩く先には申し訳程度に拓かれた道が続いている。



 1時間、いや30分も経っていないかもしれない。時間を確認する方法が無いので詳しくは分からないが、しばらく道なりに歩いた。いまだ森の端も見えない為不安になりながら歩いていると、5メートル程前方の茂みに小さな動物がいるという情報を認識できた。<空属性適正>が早速役に立ってくれた。

 茂みがガサガサと揺れると茶色い兎がひょっこりと顔を出す。その愛らしさに不安は和らぎ、心を癒された俺はゆっくりと近づく。

 2メートルくらいの距離まで近づくと兎はこちらに気付いたのか、じっとこちらを見つめている。その姿もとても可愛く、余裕ができたら是非飼ってみたいなと思い、兎を良く見る。




 --------------------

 魔物:クローラビット(5P)

 性別:♀

 固有名:

 年齢:2

 状態:健康

 特殊能力:

 

 兎と変わらない非常に可愛い姿をしており、

 間違って近づくと隠した爪でザックリとやられる。

 その鋭利な爪は、よく刃物として使われる。

 肉は柔らかくおいしい為、広く食されている。

 --------------------




 あっぶね! 魔物かよ! すっかり騙されてたわ。ファンタジーな世界なんだからもう少し危機感持たないとダメだろう俺。

 つーかこのPってポイントか? なんの? まあ、今はそれどころじゃないか。


 魔物だということに気付き足を止め、警戒する。5、6秒様子を伺うがクローラビットが動く気配は無い。まだその愛らしさで俺を引き付けようとしているのだろうか。


 もう騙されないと思った俺は手をクローラビットに向けて、拘束する程度にプレスを使った。


「キュッ!」


 潰れたような声を出し、地面に貼り付けにされたクローラビットは、ブーブーと大きな悲鳴をあげながら体を動かそうとモゾモゾしている。


 まだ生きていることを確認した俺は、様子を詳しく見る為に慎重に近づく。


 するとガサガサっという音と共に3匹の兎が現れた。


 突然の出現にびっくりしたが、すぐに魔法で兎たちを地面に縫い付ける。新たに現れた兎もみなクローラビットだった。


 いやー、びっくりした。集団で行動するのか? それとも仲間を呼んだのか……だとするとマズイ!


 すぐさまスライスを使い、クローラビットの喉元を切断する。悲鳴は消え、逃げ出そうと懸命に身動ぎしていたクローラビットたちは、徐々に広がる血と共に、その動きを止めた。


 再度クローラビット達の情報を確認すると、その状態は死亡となっていた。こんな大きな動物を殺したことは無かった為いくらか動揺するかと思ったが、そんなことは無く、心は至って平静だった。

 自分はもしや異常なのか、という葛藤をすることも無く、転生時になにか補正をかけられたか、<完全健康体>のおかげだろうという結論を出し、この問題はあっさりと自己完結させた。



 そういえばさっきは咄嗟に魔法を使ったけど、手を魔物たちに向けてなかったよな。もしかして必要ないのかな?


 無駄にかっこつけていたのかもしれないと思い、やや恥ずかしくなるが、気にしないことにしてちょっとだけ検証してみる。目に付いた木の小さな枝を意識してスライスを使う。


 すると、ポロッと枝は落下し切断されたようだ。一応確認するため、落ちた枝を拾い上げて見てみるが、さっきの木と同様見事な切り口だ。どうやら、手をかざす必要はないらしい。



 また進もうと思うが、このクローラビット達をどうしようか。肉が食べられてるみたいだし、持って行ったほうがいいのかな。もしかしたら換金できるかもしれないし、持って行くことにしよう。


 両手に2匹づつクローラビットをぶらさげ、また道なりに歩き出す。兎程の大きさとはいえ、4匹も持てば重く感じると思ったが、意外と負担に感じることは無かった。<体術Lv1>のおかげで筋力でも上がっているのだろうか。


 それから魔物に会うことも無く道なりにずっと進むと、遂に森の端が見え、そのまま抜けることができた。


 目の前には緑が疎らな大地が広がっている。遠くには何かを囲っているような石の壁が見える。壁からは人の手で整備されたと思われる道が伸びている為、おそらく街かなんかだろう。太陽の位置はまだ高い。どうやら暗くなる前には街に辿り着けそうだ。とりあえず、あそこに向かうことにする。



 街を目指し歩き続け、門と思われるところに近づくと、ちょっとした列ができていた。元日本人としては、やはり並ばなくてはいけないだろうと思い、そのまま最後尾に並ぶ。

 すると前にいた商人風の若い男がこちらを見てギョッとした表情になる。どうしたのかと思っていると、声を掛けてきた。


「やあ、少年。その血だらけの兎を持って街に入るつもりか?」


 少年? ……あ、今の俺は15歳だった。危ない、年下のつもりで対応するところだった。


「あ、そのつもりでしたけど……」


「ちょっとその姿は不気味すぎるなぁ。せめて袋にくらい入れたらどうなんだ?」


 確かに、血だらけの兎を両手にぶら下げた子供が街を歩いていたら不気味すぎる。そんな奴が歩いてきたら、すぐさま道を空けるだろう。


「あいにく、袋とかがなかったもので」


 すると若い男は何かを思いついたのか、背負っていた大きな鞄をゴソゴソと漁り、古びた布の袋を取り出した。


「じゃあ、この袋をあげよう。ボロボロで捨てようと思っていたやつだが、無いよりはマシだろう」


「いいんですか?」


「ああ、その代わり、何か入用になったら是非ウチの店に来てくれたまえ。つまり宣伝だな。大通りからちょっと入ったところにある道具屋【アンデテネス】ってところだ。日用品から冒険者用の品まで広く扱ってるつもりだ」


 冒険者!! やはりあるのか。冒険者ギルドとかもあるのか? ちょっと興奮するな。


「わかりました。その際は是非伺いたいと思います。ありがとうございます」


「いやぁ、子供のくせに随分と畏まった奴だな。僕の名前はボリッシュ・ゴーネン、ボリッシュでいい。よろしく」


「私はエルザム・ラインフォードと申します。よろしくお願いします」


 クローラビットをもらった袋にしまい、しばらく世間話をしていて幾つか分かったことがある。

 ここは【シルバリバ帝国】の【ランドベック】という街で、帝国内の流通の中継地として賑わっているらしい。

 この列は検問待ちの列で、街に入るのにお金は必要無いが、身分証は必要らしい。そんなものはないと焦ったが、どうやら冒険者として登録した際に貰える冒険者カードが身分証となるそうだ。なので門番にその事を伝えれば大丈夫とのこと。

 ちなみに、俺のことは冒険者になる為どっかの村から飛び出してきた子供だと思っているらしく、色々と丁寧に教えてくれた。都合がいいのでその設定を頂戴することにした。ボリッシュさん凄くいい人!

 ということで、とりあえず冒険者として生活を安定させることを目標としよう。


 しばらく話していると、列の先頭に来ていたらしく、ボリッシュさんが別れの挨拶を告げて検問へと向かっていった。

 その後姿に、申し訳ないと思いつつこっそりボリッシュさんを見てみた。




 --------------------

 人間:人族

 性別:♂

 固有名:ボリッシュ・ゴーネン

 職業:商人

 年齢:26

 状態:健康

 才能:

 特殊能力:先見の明

 --------------------




 ボリッシュさんは特殊能力があるようだ。みんな何かしら持っているものなのだろうか。これは調査対象を増やさないと分からないな。

 もしかしてこの<先見の明>で俺に何かを感じて袋をくれたのかな。


 気のいい商人からの好意を勘違いして自惚れていると、自分の番が来た。

 少々緊張しつつ街壁の前にいる門番のところへ向かう。頭から足まで、鉛色の金属の鎧を着込み大きな槍をもつ門番からは威圧感を感じた。



「ようこそランドベックへ。身分証をお願いしますね」


「あの、田舎の村から冒険者になるために来たので持っていません」


「そうですか。ちょっと待ってください。おーい、ルッチ。冒険者志望だ」


 門番が街壁の扉に向かって声をかけると、門番よりは軽装の腰に剣を帯びた男が出てきた。

 茶色がかった金髪は7対3に自然に分けられ、清潔感を感じさせる。くっきりとした眉に意志の強そうな青い目からは逞しさを。背も高く、スラッとしてる。そんな一昔前のイケメンが、おそらくルッチという男だろう。


「彼が冒険者ギルドまで案内しますので、そこで登録して彼に冒険者カードを提示して下さい」


「わかりました」


 ルッチと呼ばれた男に、着いて来いと目で促されたので、素直に着いて行く。



 門の中に入ると、石造りの町並みが見え、沢山の人が右へ左へと行き交っている。中世の世界と聞き、貴族の圧政に苦しんでいたりするのかと想像していたが、なんと活気のあることか。シャッター商店街の方々が見たら羨ましがるに違いない。領主が優れているのだろうか。この国の政治の仕組みなど分からないが。


 まさにファンタジーな街を満喫するためキョロキョロしていると、ルッチと呼ばれた男に声をかけられた。


「人の多さに吃驚したか? 帝都はもっと凄いぞ。俺も2回しか行った事は無いがな。お前は冒険者になるんだろ。1度は行ってみるといい」


 意外とフランクに接してきたことに驚いたが、この人からもいい人臭がする。<幸運>の巡り会わせだろうか。


「あ、はい。凄いですね。田舎から出てきたので、こんなに沢山の人を見るのは初めてです」


「……その割には言葉遣いが丁寧だな。手は綺麗だし髪もサラサラだ。それに……荷物が少ない」


 俺は早くも捏造設定がばれた事にギョッとして立ち止まり、表情が固まってしまった。心臓の鼓動も早い。どうしたらいいかと戸惑っていると、ルッチと呼ばれた男はその大振りな口を開いて笑い出した。


「はっはっはっ! 悪い、悪い。この仕事を長いことやってると、目が肥えちゃってね。驚かせたかっただけだよ。君の素性とかは正直どうでもいいのさ。只の悪戯だ」


「あー、吃驚した。ホント勘弁してくれよー……」


「いやいや、いい顔が見れたよ。んで、そっちが素かな?」


「あ! す、すいません。えっと、ルッチさんでいいんですよね?」


「ああ、ダルネリアン・ルッチだ。好きに呼んでくれ。あと、素でいいよ。堅苦しいのは苦手でね」


「じゃあ、遠慮なく。俺はエルザム・ラインフォードです。よろしくお願いします。とりあえず、進みますか?」


 俺は口調を繕うことなく名を名乗り、再び歩き出した。


「そうだな。行くか。冒険者ギルドは今歩いているこの南北大通りを真直ぐ行った先にある」


「だったら、わざわざ案内なんて要らないんじゃ?」


「いや、これは案内というよりは監視なんだよ。犯罪者として登録された者は冒険者登録ができない仕組みになっているからな。登録できなかったら何か問題のある奴として引っ張っていくのさ。だから、エル、君の素性とかはどうでもいいって訳だ」


「なるほどねー。ってエルって。……まあいいですけど」


 あだ名で呼ばれたことに恥ずかしくなったが、ちょっと嬉しくもあった。おかげで気分も高揚し、歩きながらの話は良い宿やおいしい飯屋、果ては可愛いおねーちゃんがいる店までいろんな話で盛り上がった。

 やはりルッチさんはいい人のようだ。それなりに打ち解けたところでやっぱり見ておく。




 --------------------

 人間:人族

 性別:♂

 固有名:ダルネリアン・ルッチ

 職業:衛兵

 年齢:30

 状態:健康

 才能:剣術Lv1、魔法Lv1、水属性適正

 特殊能力:藤眼

 --------------------




 お! ルッチさん多才。剣に魔法も使えるのか。凄いな。

 しかも厨二臭い特殊能力持ち! なんだこの<藤眼>って。




 <藤眼>

 分類:特殊能力

 興奮すると目が藤色の彩りを帯びる。




 特に意味無しかよ。こんな能力もあるのか。つーかどっかで見た設定だな……。


「おい、なんか瞳孔開いてて気持ち悪いぞ」


「!! ……そこに気付くとは……やはり天才か。つーか、ストレートすぎですよ。……たまになるんです。気にしないでよ」


「なんだそれ。まあ、そんな奴もいるか」


「そうそう。……そういえば、冒険者登録にはお金が必要だったりするの?」


「ああ、10,000円必要だぞ」


 え! 無いよ。というか円って。ファンタジー感が崩れるじゃないか。誰だよ円にした奴。出て来いよ。

 ……じゃなくて、10,000円の価値は分からないが、お金なんか持っていない。この兎達も売れるか分からないし。


「あのー、お金無いっすよ。どうしよう? クローラビットならこの袋に入ってるけど」


「無い場合は冒険者ギルドが貸してくれるから安心しろ。ただ、1ヶ月以内に2割増しで返す必要があるけどな。それと魔物の買取も冒険者ギルドでやってる」


 助かった。まあ、2割増しくらいだったら問題ないだろう。買取もやってるなら少しは足しになりそうだし。


 ホッと安堵して顔の表情が一瞬緩むが、ルッチさんはそれを見逃さずニヤニヤしていた。


「またやってくれたな。こんな子供を虐めるとはひどい人だ。謝罪と賠償を要求する」


「まあまあ。金に困って腹減ったら来い。なんか食わせてやるよ」


「マジか! ルッチさんいい人。マジイケメン!」


「マジ? イケメン? どういう意味だ? お、あそこが冒険者ギルドだ」


 ルッチさんが指した先には、木造3階建ての大きな建物があった。建物を構成する古びた木は歴史を感じさせ、いかにも冒険者ギルドですといった雰囲気が漂う。

 入り口の上には冒険者ギルドのマークだろうか、大きな盾が飾ってある。盾の中にはアルファベットのLに鐘が2つ。


 誰だ、これ考えた奴。こいつも出て来いよ。



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