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【最初の魔法使い】  作者: コトワリ
第2章 再来の魔法使い
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第三十九話 みんながみんな

俺ことユラは今医療チームのリーダー神崎さんと歩いている。向かっている先は木崎コンという女性のところ。魔警の回復能力だったら右に出るものはいないという神崎さんでも治せない問題を抱えている


神崎「さてと…コンはどこかな…」


ユラ「え、今まで場所もわからず歩いていたんですか」


隊長の部屋から出て数分、なかなかつかないしさっきから同じところをあるいているなぁと思ったがまさか場所知らなかったとは


神崎「ユラ殿。コンの場所を知らないか?なんか行きそうなところとか」


ユラ「あったことないんだからわかるわけないですよね?!…てか前々から思っていたんですけどなんでユラ「殿」なんですか」


神崎「ン?ダメか?」


ユラ「いや別になんてよんでもらっても結構ですけど…」


神崎「私は今回ユラ殿に頼む側だからな。ちゃんと礼儀というものを考えているのだよ」


ユラ「はぁ…なんでもいいですけど」


不思議な人というか変な人だな


神崎「そういえば聖花チームなんだから聖花のところに行けば会えるじゃないか」


ユラ「それ最初からわかりましたよね…」


そうして俺たちは聖花チームの部屋に行った。


神崎「さーせーん。コンいます~?」


ユラ「礼儀は!?」


神崎「そんなもの食っちまったよ」


すこしたつと中から声が聞こえてきた。


レイパー「はい、どうぞ」


中に入るとレイさんと知らない女性がいた。この人がコン?


レイパー「ん?神崎さんじゃないですか。珍しい。どうしました?今リーダーは学校に行っていますが」


聖花は魔法学校に行っている。間木ちゃんにきいたな 


神崎「コンに会いに来たんだが」


???「コンはいねぇぞ。マゴとちょっとした事務仕事だ。多分そろそろ帰ってくるからここで待ってたほうが早い」


あれ、この人がコンなんじゃないのか。じゃあ誰だ?


ジャク「ってかユラじゃん。有名人じゃん。よろ。あたし菊池ジャク。」


菊池ジャク…。すんごいだらけきった人だ。なんかオフの聖花みたい。逆に優等生聖花はレイさんみたいだな


神崎「そうか。じゃあ待たせてもらうかな」


そういって神崎さんは胸元のポケットに手を入れた


神崎「あれ、ない」


レイパー「神崎さん今年は禁煙だって最近言ってたじゃないですか」


今年もう終わるが


神崎「そうだったそうだった。そんなときのために予備たばこを持ってたんだった」


そうしてズボンのポケットからたばこを出した


レイパー「はぁ…吸ってもいいですけどちゃんと外行ってください」


神崎「はいよ。じゃ私外行ってるからユラ殿コン来たら教えて」


ユラ「自由人ですね。すこし敬意がなくなってきましたよ」


神崎「じゃあもうすぐ親友だな」


意味の分からないことを言って神崎さんはどこか行った。あの人がすごい人ってのは聞いてはいるんだが…目で見た情報と矛盾しきっていて混乱する


レイパー「あんな人でも魔警創設メンバーの一人だ。敬ってくれ。魔警の2割くらいはあの人にあるといっても過言じゃないからな。…そういえばコンに何の用だ?」


ユラ「それが…」


そうして俺はここに来た経緯を話した


ジャク「マジヤバー」


ユラ「そう、マジヤバなんだよ」


ジャク「おぉ…ノリいいね。」


ユラ「だろ」


ジャク「おう」


そうして拳をぶつけ合う。気が合うな。こいつ


レイパー「その話なら少し前リーダーから聞いたな。その時は私も詳しくは聞かなかったのだがまさか損事になっていたとは…。コンは自己犠牲気味だからあまり自分を大切にしないやつだからな…。ユラ。あの子はあまりユラに助けてもらおうとはしないかもしれない」


ユラ「なんでですか?」


ジャク「コンは伝説さんを信じてないからねぇ」


ゲームをしながら寝ころんでるジャクが言った。伝説?


レイパー「気を悪くするなよ。ただ今まで伝説や幻とまで言われた初期のころの魔法使いが突然現れて全員が全員信じるわけではないんだ。うれしがるやつもいるだろうが逆に不安をもつやつもいる」


ユラ「そう…ですか…」


確かに最近自分の身分を考えていなかったかもしれない。一応は世間一般からは隠れている。ただ魔警内では割と隠していないからそういう人が増えるのも仕方ないのか


レイパー「だがな、ユラ。私は元々どちらかといえば信じていなかったんだ。最初にあったのはレベル10の試練の時だったか」


ジャク「レベル10!?…伝説かっけぇ…」


そういえばそのときか。かなり強くて驚いたような


レイパー「あの後ギャラルからユラが初期の生き残りと聞いてな。全く信じれなかった。だが私が負けたのは事実。私は認めたくないのに認めなきゃいけない状況だった。」


ユラ「なんかすいません」


レイパー「いや謝る必要はない。認められなかったのは私がまだまだだったからさ。まぁとにかくそのせいであまり仕事に身が入らなくてな。そんなうつつ抜かしていたらリーダーに心配されてしまってな」


ユラ「聖花が?」


毎回思うが聖花って面倒見がいいよな…。隊長の世話とかしてるし


レイパー「それで話したんだ。あのユラとかいうやつ信用ならないですって」


ジャク「単刀直入すぎ」


レイパー「そしたらリーダーは「どう思うかは人の勝手。私はあの人嫌いじゃない」って」


ジャク「そんなこと言われたらなんもいえねー」


ユラ「…確かに。聖花は子供っぽくてたまに大人みたいなこというよな…」


ジャク「わかる」


レイパー「ははは…そうだな。それで私は思ったんだ。リーダーは先を考えない人だから私がちゃんと向き合ってみるかなって。で、ちゃんと調べて話したらそこらへんの学生と何ら変わらない精神ブレブレなやつだった」


ユラ「ひどい!!」


レイパー「悪い悪い。まぁ…つまりみんな肩書に目を取られてユラ自身を見てないんだ。コンは助けられる事を反対するだろうが賢い子だ。きっとユラを信じてくれる。頼んだぞ、ユラ」


ユラ「…わかりました」


外からどすどすと足音が聞こえてくる


???「…!…!」


なんか叫んでる?

次の瞬間扉が勢いよく開いた


コン「副隊長!この人病人にたばこ近づけてくるんですけど!?」


神崎「わーったわーった…。すまんすまん」


ユラ「…神崎さん…。」


神崎「そんなゴミを見る目で見ないでくれよ…」


…肩書きの話ならこの人も負けてない気がする







急いで書いたら変な話になっちゃった…

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