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【最初の魔法使い】  作者: コトワリ
第2章 再来の魔法使い
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第三十一話 雷神

 私のこのゼウスは雷を体中に巡らせると同時に体外から放出し続け全身雷状態。さらにインドラの何倍もの速度で雷を巡らせていることでできる最大の強化形態。ここにステージ3も合わせている。能力は基本的に使っていても体力は減らないがステージ3などのブーストのようなものやゼウスのような体に負担がかかるものは体力的につらいものがある…。さっさと終わらせなければ!


N「…辛ソウダナ」


ライ「心配してくれているの?」


N「機械ニソノヨウナ感情ハナイ」


ライ「そうかなぁ…君意外と感情あると思うけどな…。私の中では機械ってもっと冷たい感じだけど」


N「楽シク話ス気ハナイ」


Nは高く飛び、襲い掛かってきた。…なんか怒ってる風だしやっぱ感情あるよなぁ…

そう考えつつ軽く攻撃を避ける。


N「ナニ!?」


ライ「ゼウスなんだよ?舐めないでもらいたいな。」


Nの攻撃をかわし、カウンターをくらわした。

Nに回復能力がある可能性もある。ここで攻撃を緩めてはいけない。ゼウスもそう長くは続かないし。


ライ「【雷破】イナダマ」


雷を球状にしたものを放つ。…そういえばメクルに技のレパートリーが少ないって言われたっけな

雷破と雷撃くらいしかないもんなぁ…。もう一個あるにはあるけど…


ライ「おっと」


よろけてしまった。ゼウスのつかいすぎかも…


N「ギ…ガガガ…油断シタ…」


ライ「そろっと終わりにしないかい?疲れるんだよこれ」


Nの右腕がなくなっている。雷破なんか通常で撃ったらせいぜい吹き飛ばすくらいしか威力ないのに…

あとちょっとびりびりさせるくらい。


N「ワタシダッテオワラセタイ…」


Nはそういうと左手を穴のあいたおなかに近づける

なんだ…?なにをしようとしている? 


N「起動:ニガルパム」


そのとたん、Nは光だした。


ライ「こ…これは?」


光がやんだ。Nの姿が見えてきた


ライ「…おなかふさがるんだね」


現れたNはお腹がふさがり、さっきと雰囲気が

違う


N「コレヲヤルト一時間後ニハ機能停止スル」


ライ「え…じゃあ逃げようかな…」


N「サセルトデモ?」


気づくまもなく私は攻撃されていた。


ライ「!?」


見えなかった…。ゼウスの速度と同等かそれ以上…!


ライ「こ、これは…」


N「気ヅイタカ?自分ガマケソウナコトニ」


ライ「ははは…かもね」


はっきりいってまずい。私はこれ以上は…


N「起動:ポッカケルト」


ライ「う…!」


隙がなくなっている…危ない…


ライ「…チャージいらなくなったんだね」


N「ソリャナ」


なんか話し方もちょっと流暢になってるし…


N「サッサトオワラセル」


Nは近づいてくる。…私も覚悟しなきゃいけない

場面だ…!


ライ「神速!」


N「ン!?」


ためて…できるかぎり至近距離で…!神速はゼウスの時間を一気に縮めてしまう!


ライ「【雷殺】ママラガン」


大きな雷がNを包む

ゼウスが最大の強化だとしたらママラガンは最大の攻撃だ。

…ゼウス状態のママラガンをやるの初めてだから後がどうなるか…


N「グ…!!」


大きな雷鳴が鳴り響き、Nがいた場所が跡形もなくなる。

Nもろとも。


ライ「ぎり…ぎりか」


ゼウスが強制的に解除された

無茶しすぎた…。あいつは昔の能力者…「初期」の能力者を参考にしてできたっていってたっけ。

じゃあ私は…なれたのかな。「初期」…伝説たちに………それでもユラくんには勝てる気しないなぁ

そう考えて最後、私はつかれはて眠りについた。


ーーーーーーーーーー


メクル「勝った…!のか?」


吹き飛ばされてから数十分後。目が覚めるとライが機械のようなものと戦っているのが遠くから見えた。

加勢にいこうかと思ったが、無理だと悟った。レベルが違う。元の能力を使えれば…マグマが使えれば

まだ…いや、本もないのに加勢しても意味ないか。属性能力者がもらえた本…最初は記念のようなものだと思っていたがこうやって実際みると限りなくあの本が能力者にとって重要か思い知らされる。


マゴ「隊長…終わりましたね」


声がしたほうを見るとマゴが悔しそうな顔を浮かべていた


マゴ「…私自分が強いと…昔思っていましたが…ここまで現実を突きつけられると…」


その気持ちがよくわかる…何が隊長だ…


ケルト「おい、ライの元に行くぞ。多分ゼウスを使ったんだ」


そうだ、ライはもう満身創痍なはず、早くいってやらなければ。


マゴ「ケルト先輩と隊長で行ってください。私はユラ先輩を見ておきます。」


ケルト「わかった」


…ユラがいれば…いや甘えか


ライのもとに駆け付けると、ライは寝ていた。


ケルト「ライがいなければあぶなかったな…」


メクル「そうだな…だがライはうちの最高戦力だ。あまり無理させたくない」


ライを抱え、移動しようとした瞬間…最悪なものが見えてしまった。


ケルト「…どうする」


メクル「…なんとかユラ起こすぞ」


ケルト「それだな」


俺らは一目散にマゴのところへといった。

さっきユラに頼るのは甘えとか言ったがこれは話が違う。


メクル「なんでもう2体いるんだよ!?」


破壊された岩の中からさっきの機械が2体新しく出てきていた。

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